(マルオ)うん?どした?甲斐崎!?
(銃声)
(由岐)甲斐崎が来た。
(銃声)
(マルオ)先生!
(奏)やられた。
(マルオ)由岐ちゃん!
(由岐)バイバイ。
あっ。
由岐!
(銃声)神野はホントに死んでいるんでしょうか?甲斐崎は神野を裏切り明らかにあいつを追って日本に来ている。
(銃声)
(甲斐崎)死ね。
(銃声)
(由岐)マルオ。
(銃声)危ない!
(由岐)思い出した。
神野との約束。
もしもし。
(神野)高倉の息子か?誰だ?
(神野)立派なデカになったなぁ。
よく由岐を助けてくれた。
礼を言うよ。
神野!
(神野)由岐に代わってくれないか。
ふざけるな。
(神野)それじゃあ由岐に伝えてくれ。
約束は覚えていると。
約束だと?
(神野)お前はただ由岐を解放してくれたらそれでいい。
できるわけないだろ!
(神野)ハッ。
親子で勇ましいことだ。
お前も死ぬことになるぞ。
(通話の切れる音)ううっ!
(マルオ)おい。
神野だ。
やはりあいつは生きていた。
マジかよ!?何言ったんだ?やつは。
「由岐に伝えたいことがある」「約束は覚えている」と。
何の約束か覚えているか?どんな約束?クリスマスにまた会おうって。
どこでだ!?分からない。
やつは必ずそこに現れる。
頼む由岐。
何とか思い出してくれ。
神野はそこまで由岐ちゃんにこだわってんのかよ?由岐を解放しなければ俺を殺すと。
しかしこっちの携帯番号まで知ってるなんてな。
マジで神野って何者なんだよ?いいか?由岐。
今から神野の声を聞かせる。
いつの間に録音したんだよ!?抜け目ないねぇ。
心の準備はいいか?うん。
でもやっぱりこういうのってさゆり先生がいる所でやった方がよくねえ?だって声なんか聞いたら由岐ちゃんさ…。
いいの。
マルオ。
わたしが聞きたいって言ったの。
大丈夫?うん。
平気。
(神野)「由岐に代わってくれないか」「ふざけるな」
(神野)「それじゃあ由岐に伝えてくれ。
約束は覚えていると」
(由岐)《こんなすてきなクリスマス初めて》
(神野)《来年のクリスマスイブにもまた一緒にこの鐘を聞こう》
(由岐)《ホントに!?》《約束だよ》
(神野)《ああ》
(由岐)あっ…。
神野さん。
思い出したんだな?はっきり。
見えた。
彼の顔が。
えっ!?
(由岐)うーん。
目はもう少し細いかな。
しょうゆね。
ややしょうゆ系ね。
(男性)はい。
(由岐)ああそんな感じ。
鼻はもう少し通ってる。
イケメンだよ。
どんどんイケメンになってくよ。
(男性)できました。
似てると思う。
マジで!?神野ってこんなイケメンなの!?俺全然違うの想像してたわ。
マフィアのボスってさはげてて下唇飛び出してて葉巻吸っててドクロベーの声のイメージじゃね?「由岐は誰にも渡さんぞ」っつってる感じ?何だよ!?このイケメン。
余計にいらっとくるよー!マルオ。
これを印刷だ。
はいよ!
(男性)では失礼します。
ありがとうございました。
わたしに会いに来るのかな?神野はその気だろう。
だがあいつは犯罪者だ。
俺たちにはお前を守る義務がある。
大丈夫だ。
必ず守る。
うん。
名前は神野京介。
年齢は40歳。
身長は185cm前後。
これが似顔絵です。
(舞島)イケメンじゃん!でしょ?
(舞島)松永由岐とは一回り以上も年離れてんだ。
ふーん!
(堀川)「ふーん」って何すか?一回り以上離れた彼氏ができる想像しちゃいましたー?
(舞島)お前マジ殺すぞ。
どうやら由岐ちゃんは神野とクリスマスイブに会う約束をしたらしいです。
まだ場所は思い出してません。
(大友)なるほど。
よく思い出してくれたなぁ。
(益子)神野の声解析しました。
なまりイントネーションに特筆する特徴はなく出身地などは特定することはできませんでした。
(堀川)チッ。
(益子)何で舌打ちなんだよ!?お前俺が悪いみたいじゃないかよ。
顔が分かっただけでも大きな前進だよ。
やつはもう目の前だ。
奏。
もう少しだ。
やつを逮捕してでかい面してニューヨーク帰ってやれよ。
はい。
(大友)うん。
すいません。
家まで来てもらっちゃって。
(ゆり)ううん。
あんなことがあった後で外出は危ないものね。
でどう?その後は。
顔思い出して何か変わった?
(由岐)あれから次々思い出すんです。
彼とのこと。
年も離れてたし無口な人だったから誤解されることも多くて。
付き合いも反対されてたけどいつもわたしのこと励ましてくれた。
彼をどう思ってた?好きでした。
大好きでした。
暗かったわたしの人生が彼と出会ったことによって楽しくて楽しくて仕方なくなって。
思い出したくなかった?分からない。
でも彼との思い出を1つ思い出すたびわたしの中で彼の存在がどんどん大きくなっていって。
仕方ないわ。
ほんの少し前まで大好きだった人のことを急には嫌いになれない。
でも一つ考えてみてほしいの。
あなたが考えるべきことはもう過去のことじゃない。
自分の現在と未来に対してどう向き合っていくかなの。
今の自分の気持ちに正直になってみて。
(男性)死ねこらー!
(銃声)
(怒号)
(銃声)暴力団の抗争事件が起こった。
しかも連続でだ。
六本木で大澤組と戸倉組。
西池袋で瀧山組と山田組。
山田組は先に組長を狙撃されたことで抗争に発展してる。
(鈴江)どうしたことでしょうね?突然。
神野が動きだした矢先の出来事だけににおうな。
におうわ。
(益子)麻薬がらみでしょうか?
(堀川)にしても同時に抗争が起こるなんて。
さらに起こる可能性がある。
まずいね。
一般市民が巻き添え食うぜ。
一斉捜査だ。
まずは原因を究明して再発を阻止しよう。
(一同)はい!ヤッベえなぁ。
このまま神野に振り回されたらクリスマスイブ100%仕事っすね。
確実だね。
クリスマスイブに神野と再会する約束なんだもん。
逮捕するならそこしかない。
(堀川)いや。
ただ神野は警察はそのことを知ってるって思ってるわけでしょ?そうのこのこ出てきますかね?のこのこは出てこないわよ。
何らかの手を使ってくる。
(堀川)イブは外して出ていきますって言ってくんないっすかね?
(舞島)別にいいでしょ。
刑事の仕事にイブも何もないのよ。
(堀川)あっ。
舞島さんはいいけど俺は真紀と一緒に過ごすっていうファンタジーが待ってんすよー!
(舞島)そんな話聞くと余計にイブど真ん中に現れてほしくなるわ。
舞島さん。
やっぱりゆがんでますよ。
ゆがんでるアラフォーに未来はないっすよ。
お前今度はマジで東京湾に沈めんぞ。
こら!おい!待て!パツキン!この野郎!
(男性)どけーっ!
(銃声)
(男性)うっ!ああーっ!ぐあっ。
俺が何したってんだ!?今どきの刑事は善良な一般市民を簡単に殺すのか!?色々教えてくれたら殺さないよ。
でも教えないとこの人気短いから分かんねえな。
お前瀧山組の人間だな?山田組との抗争の理由は?ちょっと待て。
もしもし。
・
(京子)もしもし。
奏ちゃん?ママですけど。
10分後にかけ直します。
・
(京子)ちょっと待って。
クリスマスイブはどうする感じ?仕事だと思います。
・
(京子)ええっ!?イブなのに仕事するの!?そうですね。
・
(京子)大丈夫よ。
イブの日は悪い人もみんなケーキ食べたりしてるから。
残念ながら悪い人はたいてい甘いものが嫌いなんです。
・
(京子)じゃあ奏ちゃんの分の靴下は用意しなくていいのね!?プンプン!プンプンされてもですね。
それに靴下とかいう年でもない…。
・
(通話の切れる音)さあ聞かせてもらおうか。
抗争の理由を。
(男性)知らねえって言ってんだろうが!
(男性)分かった。
知ってることは言う。
抗争の原因はやはり神野が関係していました。
やつの組織は近々大口の麻薬取引を計画しているようです。
ただどこと取引をするかまだ決まっていないようで。
その話を持ち掛けられた組織同士が抗争を始めたようです。
なるほど。
神野が仕掛けたケンカってことか。
信頼できる強い相手と取引したいとでも言ったんですかね?
(堀川)そのケンカの結果どこと取引するかそろそろ決めてるってわけだ。
そのとおり。
その組事務所を突き止めて取引に押し掛ければやつをパクるチャンス!お前簡単に物言うね。
(大友)いや。
確かにチャンスではある。
チャンスよ!よし。
あしたからどこが神野と取引するか探ってみよう。
(一同)はい。
(大友)どうした?奏。
何か引っ掛かるか?はい。
神野の組織は取引相手の組織力。
それから経済力を綿密に調べあげた上で取引に臨みます。
抗争を仕掛けるというのがどうも。
まあ確かにあいつらしくはないな。
しかし何らかの形でかかわってると思った方がいいだろう。
はい。
(ゆり)担当医の説明によると銃弾が前頭葉の一部を傷つけたために一時的に意識不明になってるらしいの。
検査の結果命に別条はないしあと何日かしたら意識は回復するって。
意識が回復したらすぐに連絡を。
(ゆり)分かりました。
でもこいつ神野の居所までは知らねえんだろ?ああ。
だが組織の中のことは知っているはずだ。
今はどんなささいな情報でもあった方がいい。
では失礼します。
由岐ちゃんに会ってきたわ。
彼女はもう神野への感情も思い出してる。
自分がかつて彼を愛していたことも今その思いが抑えきれなくなっていることも自覚している。
われわれのすべきことは一つです。
分かってるわ。
でも彼女はどうしたらいいか分からないと思うの。
くれぐれも彼女の気持ちを察してあげて。
そっか。
由岐ちゃんやっぱ神野のこと…。
そういうことを言わないであげてほしいの。
あっそうですよね。
すいません。
つい。
イェーイ!やっぱすき焼きうまし!俺世界で一番すき焼きが好き。
うまし。
恐ろしくうまし!ほら!早く食べないと俺が全部食べちゃうよ!
(由岐)神野さん…。
見つかったの?あら。
そんなこと聞いちゃう?まだだ。
顔が分かったからといってすぐに見つかる相手じゃない。
そっか。
だよね。
うんうん。
いいんじゃないか?神野の話は。
はい!マルオが食っちゃった分だけお肉ぼーん!野菜ぼーん!シラタキぼーん!マルオ。
もういいじゃねえかよ。
神野の話は。
シラタキはお肉の横に置くな。
あっ。
そっち!?別にいいじゃねえかよ。
男の料理なんだから。
肉が堅くなってしまうだろ。
シラタキに含まれる石灰のカルシウムはお肉のタンパク質をより早く堅くしてしまう働きがあるんだ。
シラタキにそんな力はない!お前はシラタキが何たるかをまったく理解していない。
じゃあ俺のおなかにシラタキ載っけたら俺の腹筋堅くなんのかよ!?そんなこと知るか。
今試してやる。
腹を出せ!腹を。
あっ。
やめろや!やめろ!もうウザい!わたしがやる。
ごめんね由岐ちゃん。
この堅物さん自分はかちこちなくせしてお肉は軟らかい方がいいんだって。
それでいい。
(益子)課長。
おそらくこれで間違いありません。
例の連続抗争の後瀧山組と大澤組が資金を急ぎで調達してますね。
(大友)決まりだな。
二組相手となると相当でかいな。
(舞島)日時と場所は?
(益子)あっ。
そこまではまだ。
チッ。
慌てて資金を集めてるってことは末端のやつらも相当動かされてるってことだよな?案外簡単に調べつくんじゃないっすか?しかしなぜ慌てて資金を集めなければいけないような組を相手に選んだのか。
相手はどこでもいいんだろ。
やつらもうかりゃいいんだよ。
(大友)まっ早いとこ取引の場所と時間はつかんどこう。
よっしゃ!俺つかんできます!取引の情報!あっ。
別にいいよ。
そういうの俺たちでやるから。
(堀川)いやいや!ここいらで一発手柄上げますから!あんまり期待しないで待ってる。
(益子)何熱くなってんの?いや。
別に。
何だよ?言え!いや。
真紀に「クリスマスプレゼント何がいい?」って聞いたら「俺の手柄が一番うれしい」って。
アハハ。
(舞島・マルオ・益子)くだらねえ。
(堀川)くだらないとは何だ!?鈴さん。
(鈴江)はい。
神野の調べは進んでるかい?
(鈴江)ええ。
顔が割れたおかげで過去が少しずつ分かってきました。
えー。
父親と母親は神野が幼いころに離婚し父親の行方は分かりません。
母親は水商売をしながら神野を育てていたようです。
しかし母親は神野が小学5年生のときに病死。
まあそこから神野は親戚中をたらい回しにされたようです。
えー。
中学2年生のとき母親と最後に付き合っていた男に再会。
その男が暴力団の人間だったためその道に誘われたようです。
中学3年のときに親戚宅を出て完全に暴力団に身を寄せるようになっています。
(大友)中学でやくざ稼業か。
確かに奏の父親と俺たちがあいつを追ってたころはまだ二十歳そこそこの若造だった。
何でそんな若造にてこずってたんすか?なかなかキレ者だったんですよ。
若いのに。
(舞島)じゃなきゃ40歳で世界的マフィアのボスにはなれない。
何か褒めんのムカつくし。
(大友)しかし高倉刑事だけは執拗に神野のいる麻薬組織を追い続けた。
神野にとって高倉刑事は相当目障りだったはずだ。
まっ実際逮捕寸前まで追い詰めたこともある。
神野と撃ち合って唯一やつにケガを負わせたのも高倉刑事だ。
(父)《神野!?奏。
逃げなさい》
(父)《奏!逃げな…》
(銃声)
(大友)その高倉刑事を殺したことでやつは裏社会のヒーローになった。
それが異例の大出世への第一歩になったってわけだ。
(堀川)高倉さん!俺絶対神野を逮捕したいっす!いや。
だからお前ごときに捕まる相手じゃない。
くそ。
今ごろ何考えてんのかな?神野。
(真中)ライフルの手配と人間の配置。
全て準備は整いました。
(神野)分かった。
(真中)後は実行するだけです。
(神野)楽しみだな。
(真中)はい。
(京子)あっ!あら。
こんにちは。
(大友)すいません突然。
(京子)さあどうぞ。
お上がりになって。
(大友)はい。
お邪魔します。
(鈴の音)
(京子)ああ。
すみませんわざわざ。
(大友)ああいいえ。
こちらこそ。
(京子)どうぞ。
(大友)すいません。
何だか急に顔が見たくなって。
(京子)まあ。
照れますわ。
(大友)あっいや。
その。
もちろん奥さんもなんですが高倉の。
はい。
ああ。
喜んでると思いますパパも。
本来なら神野を逮捕した報告ができるとよかったんですが。
そろそろ大勝負なもんで。
せめて息子だけでも守ってやってくれって。
苦しいときの仏頼みってやつですか。
ありがとうございます。
全力を尽くします。
それに…。
奏は大丈夫です。
あいつは絶対に大丈夫です。
はい。
信じてます。
神様もさすがに2人とも連れていかないだろうって。
はい。
(京子)あの。
またぜひいらしてくださいね。
(大友)ああ。
お邪魔しました。
(カリン)お兄ちゃん!来てたの!?おおー。
カリンちゃん。
またでかくなったな。
(カリン)何だ大友さんか。
「何だ」はないでしょ!カリン!
(中谷)何だ大友さんか。
(カリン)ヤダ中谷君。
何も知らないくせに。
(京子)ヤダ中谷君。
(中谷)ヤダ。
ヤダ。
(カリン)中谷君。
(中谷)ヤダ。
(京子)ヤダ。
ああー。
いつかみたく飛び込んで証拠押さえてやろうかな。
無駄だ。
今行っても金が多めにあるだけで麻薬取引の証拠になるものは何もない。
組長か幹部が動くのを待つんだ。
はいはい。
分かりましたよ。
なあ?ないとは思うけどさ。
由岐ちゃん神野のとこに行きたいとか言わないよな?そりゃあ行かせるわけにはいかねえよ。
分かってることを言うな。
うん?動きだした。
幹部がいるな。
(銃声)何だよ。
組同士の抗争まだ続いてんのかよ。
いや。
明らかに俺を狙った。
えっ?何であんたを狙うんだよ?《由岐を解放しなければ俺を殺すと》神野か。
(真紀)そっか。
かなり複雑になってきちゃったね。
神野さんを好きな気持ちも思い出してきたんだ。
ただ好きだっていう気持ちを思い出したらいけないっていう自分がいて。
何でだろ?
(真紀)フフッ。
ホントに分かんないの?嘘じゃなくて?
(由岐)うん?どういう意味?それは…。
(真紀)やっぱやめた。
(由岐)何でよ?言って。
教えてよ。
(真紀)だって由岐さんの頭ん中ごちゃごちゃになっちゃいそうだし。
そんなことしたらお医者さんからも高倉さんからも怒られそうだし。
(由岐)平気だから言って。
ほかに好きな人がいるからじゃないかな。
うん…。
調べは続けていますが取引の日取りはまだ分かりません。
俺今日大澤組を徹夜で張り込みしますから!
(益子)夜は動かないと思うよ。
やくざだって家族あるんだし。
(堀川)みんながみんな益子さんみたいに早く家に帰ってこいって言われてるわけじゃないんすよ。
(大友)フフッ。
(益子)あら。
言うね。
(堀川)高倉さん!神野んとこのやつに狙われたってマジっすか?ああ。
一気に仕掛けてきてるな。
用心しろ。
はい。
はい。
高倉は捜査から外した方がいいんじゃないでしょうか?大丈夫です。
続けさせてください。
(大友)奏。
俺のとこにメールが来てた。
ニューヨーク市警からだ。
えっ?何て書いてあんだよ?「アメリカのシンジケートのボスディビット・ロッシが日本へ向かった。
神野と接触するに違いない。
ニューヨーク市警の三上刑事を日本に送ったので特殊捜査課の応援を仰ぎたい」三上?ああ。
日系3世の優秀な刑事だ。
俺の上司だった。
いよいよ汚名返上のときが来たな。
よし。
何とかニューヨーク市警が乗り込んでくる前に取引の場所と時間を探りだそう。
(一同)はい!奏。
あんまりしょい込むなよ。
何かあったら言ってこい。
分かりました。
ありがとうございます。
ただいま由岐ちゃん。
おかえり。
どうしたの?うん?仕事のことだから由岐ちゃんは知る必要ナッシング。
神野のことなんでしょう?教えて。
マルオ。
いや。
ホントに大したこと…。
色々あったのよ。
ニューヨークからプレッシャーかかるし神野んとこのヒットマンには撃たれそうになるし。
えっ?ケガは?大丈夫なの?うん。
あの先生弾よけんの超プロだから安心して。
ああ。
気にしない!気にしない!おっと!これ食べちゃってもいい?ああー。
今日忙しくてさ俺も先生も食べる暇なくて。
あっ。
じゃあ温めるよ。
大丈夫大丈夫。
自分でやるから。
そっか。
なあ?由岐。
俺考えたんだけどさこの事件が解決したら一緒にニューヨークに行かないか?あっほら。
どうせ先生も帰るわけだしさ。
でさ…。
ぽつーん。
どっか行くの?捜査に出る。
こんな時間に?時間がないんだ。
危ないよ。
狙われたんでしょ?大丈夫だ。
嫌だ!わたしのせいで奏が狙われるなんて。
お前のせいじゃない。
落ち着かないだけだよたぶん。
あの人も人間ってことだよ。
(ため息)由岐さん。
マルオのここ空いてますよ。
ヘッ!しっかし高倉奏さんも女からっきしだねぇ。
神野は神野でマフィアのボスだしさ。
ヤバい!これじゃ由岐ちゃんの行き場がどこにもないぞ!どこだ?由岐ちゃんはどこに行けばいいんだ?おっと!マルオのここ空いてました。
ヘッ!ああー。
ごめん由岐ちゃん。
俺どうしても由岐ちゃんのこと好きだわ。
マルオ。
うおおー!ヤベー!俺としたことが。
ハハッ。
最近合コン行ってないから頭おかしくなっちゃったのかな?ハハッ。
ハハッ。
ごめんね由岐ちゃん。
今の気にしないで。
ヘヘヘ。
あっ。
おやすみなさい。
ねっ?おやすみ。
おやすみ。
はーい。
おやすみ。
ねえ?おやすみおやすみ。
おやすみ!
(ため息)おはよう。
おはよう。
おはようございまーす!世界一立ち直りの早い男マルオ。
そこんとこヨーロッパ。
あ…。
ねえ?それアメリカ。
アハハハ。
はい。
これあんたの部屋からパクったの。
よし。
もしもし。
益子だ。
堀川がチンピラに刺された。
えっ!?堀川が刺されたって!何?
(益子)でも傷は軽い。
安心しろ。
傷は軽いって。
(堀川)すいません。
刺されちゃいました。
でも情報はゲットしたんで。
取引は今夜です。
マジか。
でかしたぞ堀川。
ただ手柄焦り過ぎ!
(堀川)痛い痛い痛い痛い。
(益子)俺病院つくからお前ら早く捜査会議出てくれ。
分かりました。
取引今夜らしい。
行こう。
ああ。
じゃいってくんね由岐ちゃん。
ドントウォーリー。
バーイ。
(大友)やはり大澤組と瀧山組が神野の組織と取引をする手はずになってるようだ。
逃走経路が幾つもありますね。
ああ。
組織対策四課と所轄にも応援を頼んだ。
取引にかかわった人間一人残らず逮捕しよう。
分かりました。
舞島。
(舞島)はい。
(大友)人員の配置を頼む。
相当な人数になるぞ。
(舞島)はい。
分かりました。
それにしても堀川さんお手柄でしたね。
よっぽどほれてるんだな彼女に。
(マルオ)《色々あったのよ。
神野んとこのヒットマンには撃たれそうになるし。
えっ!?堀川が刺されたって!》
(舞島)神野の到着を待って突入する。
益子さんは警官隊の配置を最終確認して。
(益子)分かった。
(舞島)高倉とマルオは引き続き神野の監視を。
(奏・マルオ)はい。
(舞島)各自配置に就いて!
(一同)はい!
(益子)よし。
(由岐)堀川大丈夫だった?
(真紀)うん。
全然大丈夫。
逆に入院してる方がしょっちゅう会えるねみたいな。
よかった。
どうしたの?急用って。
真紀ちゃん。
お願いがあるの。
・
(車のエンジン音)来た。
どこにいんだよ?神野。
(由岐)ありがとうシゲ。
(シゲオ)ういっす。
あっ。
このこと総長知ってるんすよね?うん知ってる。
はい。
高倉。
神野を確認できる?まだですね。
(甲斐崎)お前。
ねえ?わたしを使って神野を呼んでよ。
あなたならできるでしょ?神野と話したいの。
わたしを人質に取ったって電話してよ!ねえ?ねえ?お願い!
(舞島)まずい。
もう取引が終わる。
囲むわよ。
分かりました。
突入開始。
(サイレン)
(一同)動くな!警察だ!手上げろ!動くんじゃない!
(益子)手上げろ!手!
(一同)動くな!手上げろ!ボス。
取引の方ですが警察に連行されたそうです。
そうか。
これで警察の皆さんも喜んでくれるだろう。
・はい大友。
(神野)大友さん。
ごぶさたしてます。
神野か?いい度胸だな。
署に電話してくるとは。
(神野)お忙しいようで。
どこかが仕掛けたでかい取引をつぶしてたんでね。
フッ。
もっと忙しくさせてあげましょうか?何?宣戦布告っていうわけか?高倉さんが生きていたらあなたの席には今ごろあの人が座っていたかもしれませんね。
まあどっちを殺してもよかったんですけど。
何だと?
(神野)それではまた。
(益子)一斉に周り囲んだらあっけなくホールドアップだ。
(舞島)神野は?結局姿を現してません。
こんなでかい取引なのにおかしいわね。
はい。
簡単過ぎます。
鈴さん。
逆探は?
(鈴江)やってます。
これは?霞が関2丁目1番1号。
(大友)警視庁?やつら電話局のホストコンピューターに侵入していますね。
(大友)神野。
(警察官)失礼ですが。
(銃声)あの野郎。
吹くだけ吹いて出てくる度胸ねえんじゃねえの?いや違う。
これはわなだ。
(神野)ずいぶん手間をかけさせてくれたね。
(甲斐崎)待ってくれ。
(神野)最後に教えてくれないか?なぜ裏切った?かわいがってやったのに。
(甲斐崎)すいませんでした。
(神野)もういい。
(真中)うっ。
(甲斐崎のうめき声)
(銃声)はいマルオ。
ヤベえよ先生!2014/10/09(木) 15:53〜16:48
関西テレビ1
東京DOGS #09[再][字]
「近づく過去からの罠」
小栗旬 水嶋ヒロ 吉高由里子 勝地涼 大塚寧々 三浦友和
詳細情報
番組内容
高倉奏(小栗旬)が父の敵と追い、松永由岐(吉高由里子)がかつて愛した男、神野が生きていた。神野本人が奏の携帯に電話してきたのだ。神野は警察から由岐を開放するよう要求するが呑むわけにはいかない。すると神野は、由岐に「約束は覚えている」とメッセージを残し、奏を脅して電話を切った。
奏が録音した神野の声を聞いた由岐は、その姿まで鮮明に思い出した。神野の約束とは、クリスマスイヴでの再会だった。
番組内容2
その電話の後、都内で暴力団の抗争が連続で発生。大口の麻薬取引を行おうとする神野が取引相手を選ぶために起こさせた抗争だ。奏と工藤マルオ(水嶋ヒロ)はある事務所で張り込み。すると、奏の体を銃弾がかすめる。奏は、脅してきた神野の仕業と直感する。
由岐は、奏が狙われたとマルオから聞いてショックを受ける。さらに、捜査中の堀川経一(勝地涼)がチンピラに刺された。
番組内容3
由岐はマンションに来た田中真紀(臼田あさ美)に、あることを頼む。その頃、麻薬取引現場が割れ、特殊捜査課が一斉検挙。しかし、そこに神野の姿はない。奏は、検挙が簡単だったことに疑問を持って…。
出演者
小栗旬
水嶋ヒロ
吉高由里子
勝地涼
東幹久
志賀廣太郎
臼田あさ美
○
ともさかりえ
○
水上剣星
矢崎広
川口春奈
吉村卓也
○
田中好子(特別出演)
大塚寧々
三浦友和
原作・脚本
【脚本】
福田雄一
監督・演出
【演出】
成田岳
石井祐介
【プロデュース】
鹿内植
音楽
Rita−iota
【主題歌】
「ふたつの唇」EXILE(rhythm zone)
ジャンル :
ドラマ – 国内ドラマ
映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
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