この畑の地図記ごうであらわされます。
くだものはそだつ場しょによって表記のしかたが違うのです。
(ジョージ万三郎)いったいなんのお店?ヌホホ!大はんじょう!
(かげの声)みなさんのお目当てはこちらおすし!おとなも子どもも外国人もパクパク!インターナショナル。
でもすしは回転してるものだけだと思ったら大まちがい!え〜!日本にはいろんなおすしがあるんです。
なになに?「なんで回さないの」って?こんなのも。
魚がごはんにつっこんでる!何がおきたんだ〜?今回のなぞは「すしってどんな食べもの?」。
たまに食べにつれてってもらうとラッキー!高そうなのを食べるとパパがどきどきって。
これだけじゃない答えはまるっと9分30秒!万三郎すしはよく食べるかな?そりゃ大すきだ。
トロとかイクラとかたまごやきとかそれからアマエビにサーモン。
もうたまりませ〜ん。
万三郎の言ってるのはにぎりずしのことね。
それではここでかく地の名物をごしょうかい。
塩ざけをごはんにのせたもの。
おいしそう。
細かく切ったたまごやきをごはんにちりばめます。
お〜ビューティフル!何十しゅるいのもの海のさち山のさちをまぜこんだものです。
こりゃまたゴージャス。
ありゃりゃどれも回転してない?万三郎の言ってるにぎりずしや回転ずしが生まれるまでにはじつは長〜いれきしがあるのです。
それではすしのはじまりルーツに…。
(ふたり)ゴー!すしは2,000年以上前に東南アジアで生まれ日本につたわってきました。
すしのルーツに近いものは今も作られています。
な〜んだかまっ白だな。
どこにあるの?出てきました!塩をまぶした魚をごはんの中につけこんだものです。
こうすると何か月も魚がくさらずにすむんだそうです。
へえ〜。
すしのはじまりは魚を長くほぞんすることだったのでごはんは食べないんですよ。
魚はスーパーで買えばいいんじゃないの?そんなのはありませんでした。
これは1,100年前ほど前の文書でそのころみやこにおさめていたものがのっています。
そこにはなれずしのこともしるされているんですよ。
この字が「なれずし」ってことなんだ。
えいようたっぷりの魚を長くおいしく食べられるなれずしはきちょうひんだったんです。
すしって大じだったんだ。
でも魚だけ食べるって今とぜんぜんちがうよ。
その後すっぱいごはんもおいしいといっしょに食べるようになったんです。
へえ〜。
400年ほど前にはおすをまぜたごはんに魚をのせてしばらく押さえた押しずしが生まれました。
ほぞんのためではなく魚と米のおいしさを早くあじわうためのちえなんです。
おいしそう。
万三郎の大すきなにぎりずしが生まれたのはおよそ200年前。
昔の東京江戸でのことです。
江戸っ子は時間のかかることが大っきらい。
そこですばやくにぎったすしをすぐに立ち食いできるやたいを作ったら今のファストフードのように大人気になったんです。
コハダやアナゴエビなどおもに江戸の近くの海でとれる魚をつかっていたことからにぎりずしは江戸前ずしともよばれるようになりました。
江戸前ずしってにぎってのっけるだけってかんたんでいいな〜。
とんでもない。
江戸前ずしはとっても手間のかかるものなんです。
すしをにぎる職人さんたちは心をこめて技をみがいているんですよ。
どんな技なのか見てみた〜い!うでききの職人さんのにぎる江戸前ずし。
とくしゅなそうちでその内ぶをうつしてみました。
すしのごはんはじつはすき間だらけ。
もってもくずれないのに口に入れるとほぐれるやわらかさ。
力かげんに気をつけてうまくすき間を作ったけっかなんです。
にぎる時間はわずか数秒。
どうやっているのでしょう?左手でかこみを作り中まで押しつぶさないよう右手のゆびでふんわりと押さえていきます。
こうしたうごきや力かげんがしぜんにできるようになるためには10年以上のしゅぎょうがひつようなんだそうです。
昔ながらの江戸前ずしはじゅんびもたいへん。
細かくほうちょうを入れたり魚をしょうゆや塩すでほどよくあじつけしたりこれも職人さんのうでの見せどころなんです。
買ってきたのをおろして切りつけてにぎってるだけではないということですね。
お塩にしたりすにしたりあとはほうちょうを入れることによってもすしだねにつやがまた出てきますからすべてにおいてそういうことは気をつかいますね。
あじそして見た目。
技をうけつぎながらすみずみまで気をくばって作るのが江戸前ずしなんです。
職人さんってかっこいいな。
ファストフードだった江戸前ずしは職人さんたちにより手のこんだごちそうへとはってんしました。
そして50年前あるはつ明によってまたぐっとみ近な食べものになったんです。
なんだろう?それがごぞんじ回転ずし!気がるに手がるにすしを食べられるようになりました。
その回転ずしをささえてるのもやっぱり日本の技なんですよ。
回転ずし店のうらがわで大活やくしているものがあります。
それがこちら。
30年ほど前にたん生しました。
今やのりまきやぐんかんまきもお手のもの。
いったいどのように生まれたのでしょうか。
一つ大きななやみがありました。
それは…おきゃくさんがふえつづけ注文をこなしきれなくなったのです。
40年前職人さんのかわりになるロボットを作ろうと思い立った人がいます。
町工場で食べもの作りの機械を作っていた…ロボットの力で大ぜいの人がすしを食べられる時だいにしたい。
そうゆめみてかいはつにとりかかりました。
しかしロボット作りにはよそうをこえるこんなんがありました。
もっともくるしんだのがにぎりです。
だんごのようにかたくなったりぎゃくにすぐくずれてしまったり。
鈴木さんは工場で夜おそくまでなやみつづけました。
そんな中ひらめいたことがありました。
ようは人間の手でにぎるのは人間のだん力なんですね。
手のこうのだん力。
ですからこれをり用すればできるじゃないか。
おっこれだと。
人の手のやわらかさをもついいざいりょうはないか。
手分けしてさがしていたある日目にとびこんできたのがこちら。
赤ちゃんが気もちよさそうにくわえるほにゅうびんです。
ためしにほにゅうびんのすい口と同じざいりょうをつけてみることにしました。
するとほどよいやわらかさでごはんをにぎることにせいこうしたのです。
ロボットはほかにも職人の技をみにつけました。
ごはんをほぐすうごきはぼうを回してさいげんします。
ごはんに空気をふくませながらとり分けるうごきはローラーが行います。
ロボットはどこまで職人さんに近づいたのでしょうか。
この道50年の職人さんに食べてもらいました。
職人さんの技を手がるにあじわえるようにしたいという鈴木さんのゆめはこうしてみをむすびました。
ロボットのおかげですしは今みんなにとってみ近なごちそうになっています。
日本のいろんな技がこめられていてすしってグレート!ハニーすしっておもしろいよ。
一ど食べにおいでよ。
ハニー!2014/10/08(水) 09:50〜10:00
NHKEテレ1大阪
どきどきこどもふどき「日本のごちそう!すしの技」[解][字]
日本の伝統や風習は「ふしぎ」がいっぱい。そのルーツを探り、こめられた気持ちを探る「どきどきこどもふどき」。今回のテーマは「すし」。和食の代表選手のルーツに迫る。
詳細情報
番組内容
日本食を代表する「すし」。そのルーツは、東南アジアから伝わった魚の保存法。それが独自の発展を遂げた。各地に伝わる「なれずし」や「押しずし」そして“庶民のファストフード”として生まれた「江戸前ずし」。どれも魚などの具材と米をおいしく、美しく食べるための工夫が凝らされてきた。「回転ずし」にも、職人の技を手軽に味わえるよう知恵が注ぎ込まれている。【声の出演】柴田秀勝、市川展丈【語り】小郷知子アナウンサー
出演者
【声】柴田秀勝,市川展丈,【語り】小郷知子
ジャンル :
趣味/教育 – 幼児・小学生
映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
音声 : 2/0モード(ステレオ)
日本語
サンプリングレート : 48kHz
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日本語(解説)
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