障害者のための情報バラエティー…「バリバラ」ではバリアフリーな会社をバリバカンパニーと名付けてそのバリアフリー度を競ってもらいます。
そうです。
今回3社のバリバカンパニーの方々にお越し頂きました。
よろしくお願いしま〜す!
(松村)お願いしま〜す!
(瞳)皆様には会社の働きやすさ自慢をして頂きます。
スタジオにはゲストのほかに一般就労を目指す障害のある方々にも来て頂きました。
皆さんには今回ご紹介する会社が障害者にとってどれくらい働きやすいのかまたここで働いてみたいかどうか星の数で判定してもらいます
松村さん働きやすい職場ってどんなイメージですか?やっぱりね厳しい中にもね…苦しい事もあると思うんですが雰囲気がいい。
チームワークがいいというところですかね。
やっぱりムードが大事ですよね。
ピリピリしてたらちょっとね…。
それでは早速まいりましょう。
はい。
まず最初は大手空調機器メーカー特例子会社の…なんと社長自らという事ですけれども。
それでは早速働きやすさ自慢をお願いします!我が社の自慢は機械化で誰でもが作業できるように工夫している事です。
誰でも…?空調機器メーカーの特例子会社サンライズ摂津。
この会社は…ここでは主にエアコンや空気清浄機の組み立てを行っている。
それでは我が社自慢の機械化で誰でもが作業ができるシステムをこれからご案内致します。
このQRコードを使う事によってミスなくチェックができます。
こちらはエアコンの説明書や部品を袋詰めにする部門。
発注リストに従って必要な部品を集め検品のため台に並べていく。
ここでQRコードの出番。
コードに部品の情報が入っているため読み取るだけで正しい部品かを自動的に確認してくれる。
以前はリストの番号と部品番号が合っているか人の目で一つ一つ確認しなければならずチェックミスが頻繁に出ていた。
しかしこのシステムでは間違いがあると…。
(警告音)音と画面で警告してくれる。
ミスを未然に防げるのだ。
続いてはこちら!光るボタンで必要な部品が一目で分かる自慢のシステムです。
こちらはエアコン部品を集める部門。
みんな迷う事なくてきぱきと作業を行っている。
それは光るボタンのおかげだ。
ボタンが光る場所の部品を取ると次に取る場所のボタンが光る。
光るボタンの指示どおりに部品を取っていけば必要な部品を全て集める事ができるのだ。
光るボタンに合わせて順調に部品を取っていると…。
あ!間違えて光っているボタンの隣の部品を取ってしまった。
現場リーダーの西村さんを呼んでミスを報告する。
ミスに気付くとその後必ず複数の人の目でチェック。
出荷ミスを防いでいる。
この会社は最先端のシステムで障害者が働きやすい工夫をしているのが自慢だ。
(拍手)すばらしいですね。
さあそれではこの会社は働きやすいか判定をお願いしま〜す。
さあ星を上げて下さい!お願いしま〜す!さあ続々と上がってます。
おっ結構高得点ですか?さあ一体何個になったのか?いや〜これはいいね。
松村さん2個ついてますけども。
やっぱりね分かりやすくやる…。
「お前何しに来たんだ!」って言われるんですけど…。
分かりやすい仕事の方が僕はやりやすいですね。
最初は数字が出てきてみんな迷ったりしてたんですよね?それをQRコードというものを作ったというのも大きいですよね。
洋平君あなたはどう見ましたか?あんまり速く…「やって」とかそんな雰囲気になるとちょっと困っちゃうっていうか…。
速さを求められると?だから一応は2と…。
はい。
社長速さはどうなんですか?求めるんですか?もちろんメーカーですからそういう意味での生産性は求めますけどもまあ自分はこれでっていう事で…ちょっと疑問に思うのが…。
お〜何でしょう?これはなかなか難しいですけど。
難しい質問ですよね?先ほどビデオに出てました女性いてますね?彼女は…新入社員の初任給は14万円と決まってるんですけれどもそこからちゃんと成果を出していってくれてるし。
そうすると当然給料もボーナスも上げていくとこういうふうにしてます。
玉木さんどうですか?社長さんこういう意見がありますけどどうですか?障害者は肢体聴覚知的精神と大体20人〜30人ぐらい皆おります。
その中でお互いの…そういう環境が特例子会社では作れるなという事で…。
ただ一定の場所に…社長どうですか?この議論は。
実は親会社の工場でね現実的にバリアフリーにできてないところがいっぱいあるんですよね。
そういう中でやっぱり仕事現実できないと。
それはうちの特例子会社の中でそういう環境はすぐ作れた訳ですからそこで雇用していくと。
そのあと将来的にまた次のステップというのはもちろんありますね。
だんだんだんだんバリアフリーも広げてと。
ものづくりの環境もそうやと。
それはそういう事あると思います。
これからも頑張って頂きたいと思います。
社長わざわざありがとうございました。
澁谷さんでした。
(拍手)次いってみよう!続いて2社目はIT会社の特例子会社富士ソフト企画です。
よろしくお願いしま〜す。
それでは働きやすさ自慢お願いします。
我が社はフルタイムを目標としやりがいが持てる職場です。
東京・秋葉原のオフィスビル。
親会社の社員と共に富士ソフト企画の障害者11人が働く。
働いているのは主にうつ病や統合失調症など精神障害がある人たち。
精神障害がある人は一般的に勤務時間を短くして働く事が多い。
しかしこの会社では…当社の自慢それは特別扱いしない事で社員の責任感がアップする事です。
入社して6年目の…別の会社に勤めていた15年前に摂食障害を発症。
仕事のストレスも相まってうつ病になってしまった。
大塚さんの主な業務は午前中は各部署への郵便物の配達。
そして会議室の管理など。
午後はデータ入力などのデスクワークが中心だ。
急ぎの仕事を頼まれた。
取引先のデータ入力だ。
締め切りは午後2時半。
作業に集中する。
なんとか終了。
その後も夕方まで書類整理。
大塚さん根詰めて大丈夫?フルタイムで働く事で多くの仕事を任される。
実はそれがやりがいにつながっているのだ。
しかし…。
お疲れさまでした。
この日2人の社員が早退した。
精神障害があると突然の体調不良で会社を休んだり早退したりする事もある。
そんな時のためこの会社ではある仕組み作りをしている。
それはチームで働き互いに支え合う事です。
ここでは社員が何人かでチームを組み誰かが急に休んでもほかのメンバーに助けてもらえるのだ。
この日大塚さんと同じチームの社員が休みを取った。
そこで大塚さんが代わりにデータ入力をする事に。
いざとなれば助けてもらえるという安心感が社員の精神的な負担を減らす事につながっている。
また月に1度のミーティングでお互いの体調を報告し合い一人で仕事を抱え込む事のない環境を作っている。
更に週に1度専門のカウンセラーにカウンセリングを受ける機会も設けている。
こうしたサポートでフルタイム労働にもかかわらず長く働いている社員が多い。
(拍手)いや〜。
それではこの会社は働きやすいか判定をお願いしま〜す。
お願いしま〜す。
おっと3つも出てるぞ。
出てる出てる!という事で…。
3つ上がりましたね松村さん。
やっぱりねスポーツの精神ですよね。
チームワーク。
例えばラグビーの時に優秀な選手が足痛めてる。
「そこの部分はじゃあ俺たちでカバーしようよ」つってみんなでカバーし合う。
そういう…会社の中でやってるっていう。
その分チームに対しては厳しいんだけど一人苦しいところをメンバーでみんなで助け合うっていうのは僕すごい事だと思いますね。
なるほどね。
やはり3つ上がってます。
私の場合そううつなんですけど。
でもそういうのをトータルで考えるチームとかフォローの体制があると自分の障害理解っていうのをもっと深めてちゃんと発信していけるようにすれば働けるんじゃないかと思って…手が挙がりました關さん。
だから「障害があるからあなたは短くていいんだよ」と「あなたはちょっとだけ働けばいいんだよ」という事ではなくて働くっていうのはこういう事だよというのがフルタイムのイメージだと思うんです。
(広野)そこで言いますと障害者だから短くていい障害者だけど長い方がいい。
これに決めてしまうという事がよくないと思うんですよね。
この人は障害者だけども8時間働ける。
もっと働ける人もいる。
だけどこの人は配慮するべきところが時間であるという事がありますよね。
やっぱりそこの柔軟性というんですかねその辺を作って頂けるといいんじゃないかなと思います。
關さんもそういう事が大事やと。
どうですか?私的に休んでしまうような時もあるんですね。
でもその時は周りの方が一生懸命サポートして…。
例えば休んだ次の日ってやっぱり行きづらいじゃないですか。
だけど昨日休んだ事を責めるんじゃなくてまずは「よく来たね」って言ってそして…本当にありがとうございました。
遠田さんでした!
(拍手)最後は通販会社の子会社Bizexの福岡物流バラセンター係長の坂井博基さんで〜す。
よろしくお願いしま〜す。
それでは働きやすさ自慢をお願いしま〜す!我が社は得意な事を生かして戦力になる職場です。
Bizexの福岡にある物流センター。
従業員300人の中で知的障害のある人を中心に18人の障害者が働く。
ここの主な作業は4つ。
注文された商品を棚から集めてくる…集めた商品が注文どおりかを確認する…商品を発送するための…更に足りない商品を棚に追加していく…ここでは障害者が健常者と同じ仕事を行いしかも戦力になっているという。
こちら作業の正確さナンバーワンの久田君です。
久田です。
入社3年目の久田恵祐さん。
担当はピッキング。
2万点の商品の中から注文された商品を集める。
伝票番号と商品番号を照らし合わせ最低3回はチェックする。
久田さんは決まった事を粘り強く正確にやる事が得意なのだ。
その結果普通なら週に1件はミスをするというこの現場で久田さんは…同僚からも一目置かれている。
続いて紹介したいのは補充で大活躍している河津君です。
河津です。
僕はこの端末を使って指示を見つけ出し素早く正確に補充する事が得意です。
入社3年目の河津右京さん。
最初はピッキング部門で働いていたが去年補充の仕事に移った。
携帯端末など電子機器を使うのが得意だからだ。
端末で在庫の少ない商品を見つけ棚に補充していく。
しかし作業はちょっと大変。
棚に補充される前商品は段ボールに入れられ別の場所に保管されている。
たくさんの段ボールの中から必要な商品を見つけ出さないといけないからだ。
ところが河津さん迷う事なく目当ての段ボールへ。
どこに何の商品があるか把握しているので作業が速い。
補充する商品の数は社員の平均が1時間当たり14種類なのに比べ…社員の中で3本の指に入る速さだという。
(拍手)さあそれじゃ皆さんはどう思われたでしょうか?それではこの会社は働きやすいか判定をお願いします。
お願いしま〜す!おっ!3…3が多いか?はい。
お〜今回はちょっと星多いんじゃないでしょうかね。
今西さんはどうでしたか?岡本君が1という事なんでね是非…。
あそうか!分かりやすいですね。
最初はあんなに優秀じゃないんですよ。
毎日帰る時に交換日記みたいな事をしててコミュニケーションノートっていうのをやっててですね帰る時にちゃんとチェックをしていくんですね。
でチェックしていく中でどういうミスだったかというのをちゃんと確認をしてそれだったらこういう事をすればミス多分なくなるんじゃないのというアドバイスをして…。
うまくいかない人に対してもそこに対してちゃんと別のアドバイスのしかたを考えてやっていってなんとかみんなが…同じようなレベル感じゃなくてみんなオンリーワンでいいと思ってて一人一人の個性がちゃんと生かせるように導いていってあげたいなとは思っています。
どうですか?今の聞いて岡本君。
ものすごいええ人ですね。
坂井さんは星何個ですか?人間性3つなんですけど。
人間性3つ。
という事で坂井さんありがとうございました。
ありがとうございました。
(拍手)さあ3社にですね登場して頂きましたがまあどこも個性的な会社ばかりですけど…。
關さんいかがだったですか?それぞれに居場所があるという。
それから個人個人が大切にされているという。
この2つだろうと思いますね。
是非ねこれをご覧の方の中でねうちの会社こんなんやってるぞというバリバカンパニーと呼ばせて頂いておりますけども是非ご応募お待ちしておりますんで。
みんなに教えてあげて下さい。
よろしくお願いします。
今日は皆さんありがとうございました。
2014/10/08(水) 00:25〜00:55
NHKEテレ1大阪
バリバラ〜障害者情報バラエティー〜「バリバカンパニー大集合」[解][字][再]
今回はバリバカンパニー大集合!障害者が働きやすい環境を整えているバリアフリーな企業を紹介。企業の担当者が働きやすさを自慢!障害者が働きやすい会社かを判定する!
詳細情報
番組内容
今回は「就労」。障害者の就職が進む一方で、その離職率の高さも問題となっている。なぜ辞めるのか?どうすれば働きやすいのか?…そこで今回は、障害者が働きやすい環境を整えているバリアフリーな企業、略して「バリバカンパニー」を取り上げ、何が働きやすさにつながっているのかを考える。企業の担当者がスタジオで障害者たちにプレゼン!障害者が本当に働きやすい会社かを判定する。【ゲスト】松村邦洋
出演者
【ゲスト】大橋グレース,松村邦洋,【コメンテーター】玉木幸則,【司会】山本シュウ,【リポーター】大西瞳,【語り】神戸浩,伊藤愛子
ジャンル :
福祉 – 障害者
情報/ワイドショー – 健康・医療
バラエティ – トークバラエティ
映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
音声 : 2/0モード(ステレオ)
日本語
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日本語(解説)
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