ニュースウオッチ9▽ノーベル物理学賞に日本人研究者3人▽テロに走る若者なぜ 2014.10.07

号外です、号外です。
はい、どうぞ、号外です!日本人3人、ノーベル賞です。
どうぞ、号外です。
今夜発表されたことしのノーベル物理学賞の受賞者。
一度に日本人3人が選ばれる快挙となりました。
号外です。
どうぞ。
日本人3人、ノーベル賞取りました。
今夜7時前のノーベル賞の発表。
選ばれたのは、名城大学教授の赤崎勇さん。
名古屋大学大学院教授の天野浩さん。
カリフォルニア大学教授の中村修二さんの3人。
明るい青い光を放つLED・発光ダイオードの開発に成功したのです。
私がもらったわけではないんですけど、まあ、待ったかいがあったと。
信号も、スマホの画面も私たちに身近なLED。
今回の受賞を皆さん、どう感じているんでしょうか。
あれですよね。
明るいやつですよね。
じゃあこれからは毎日感謝してパソコンを見るようにします。
僕も大学で物理学んでて、もうすごいですね、本当にもう。
すごいとしか言いようがなくて、もう、僕も20年後、取れるように頑張ろうなと思いました。
3人がノーベル賞を受賞した理由。
それが、この青い光を放つLED・発光ダイオードの開発です。
LEDは、電球や蛍光灯より消費電力が少なく、寿命が長いといった特性を持っています。
しかし本格的な実用化に必要な光の三原色のうち、青色については明るい光を出すことが難しく、20世紀中に明るい青色LEDを実現するのは困難だといわれていました。
平成5年、3人の研究業績によって、当時の常識を覆す明るさを持った青色LEDが完成したことで、LEDであらゆる色の光を作ることが可能になり、応用範囲が一気に広がりました。
スウェーデン王立科学アカデミーは、青色LEDの発明を、革命的だったと評価し、白熱電球は20世紀を照らした。
21世紀はLEDによって照らされるだろうと称賛しました。
そして、この発明で実現した白い色、白色LEDについて、白熱電球や蛍光灯に比べ、はるかにエネルギー効率がよく、さらに改良されていると指摘しました。
青色発光ダイオードの開発は、当初、青く光る半導体の結晶をうまく作ることができず、難航していました。
そんなある日、赤崎さんの研究室で研究していた天野さんが、結晶を作るため熱を加えるのに使っていた窯が故障し、高い温度にならなくなってしまいました。
そこで天野さんは、故障している窯でも可能な実験をしようと、低温のまま結晶を作る研究を進めました。
その結果、偶然、青色発光ダイオードに必要な結晶ができるようになったということです。
ノーベル物理学賞の受賞が決まった名城大学の赤崎勇教授は先ほど、記者会見しました。
半分サプライズで、まあこんな名誉なことはないと、これ以上の名誉はないと思っています。
まず最初、プロフェッサーアカサキですかと聞かれました。
もちろんこちらは、確認の意味だと思いますが、そう聞かれまして、それでなんか、グッドニュースだということを言っていました。
一緒に仕事をしてくれた、その時々の仲間たちが支えてくれたということ、決して、私一人でできた仕事ではないと思っております。
もう1人の受賞者、中村修二さんは。
おめでとうございます。
ありがとうございます。
こんばんは。
ノーベル物理学賞の発表は日本時間の午後6時40分過ぎだったんですが、このニュースセンターでも、一斉にどよめきが起こりました。
大変うれしいニュースです。
ことしのノーベル物理学賞に、名城大学教授の赤崎勇さんと、名古屋大学大学院教授の天野浩さん、カリフォルニア大学教授の中村修二さんの日本人研究者3人が選ばれました。
名古屋市の名城大学で行われた、赤崎勇さんの記者会見です。
ちょっと、半分サプライズで、まあ、こんな名誉なことはないと、これ以上の名誉はないと思っています。
最初の頃は、とても20世紀中にはできないだろうと当時いわれておりましたので、どんどんやめていく人もいましたし、そういう状況でしたけれども、私はちっともそういうことは考えませんでした。
成否は別に考えておりませんでした。
ただ、自分がやりたいことをやってきたという、ひと言でいえばそういうことかなと。
それを非常に幸運にも、一緒に仕事をしてくれたその時々の仲間たちが支えてくれたっていうことと、もう一つは、それのさらにバックに、それぞれの組織の皆さんの大きな支えがあったんだと思っております。
決して私一人でできた仕事ではないと思っております。
今回の受賞、研究室にかかってきた電話で伝えられたといいます。
まず最初、プロフェッサー赤崎ですかということを聞かれました。
もちろんこちらの席に回ったわけですけど、確認の意味だと思いますが、それを聞かれまして、それでなんか、グッドニュースだということを言ってました。
で、あなたと、それからヒロシ・アマノとシュウジ・ナカムラが今年度のノーベル物理学賞に決まったというような意味のことをおっしゃっていました。
それからあと3人ほど人が代わりまして、そのたびにいろいろ、ちょっと違ったことを聞かれたりしたんですけど、はっきり覚えてないんですけどね、あと45分で発表するとか、それでいいかというようなことを言ってたように思いますけど、だから45分前だったのかなと、あとで思ったんですけれども。
若い研究者へのメッセージを聞かれた赤崎教授は。
えらそうなことは言えませんけど、私が時々言っているのは、はやりの研究にあんまりとらわれないで、しかしそれが本当に自分がやりたいんだったら、やりなさいと。
本当に自分のやりたいことをやる、それが一番だと思います。
自分がやりたいことだったら、仮になかなか結果が出なくても、やり続けることができるんじゃないかと思います。
そして今後について。
LEDだとかレーザーだとか、やることはいっぱいあるんです。
後ろに私と一緒にやってる仲間が来てますけど、彼らと一緒にそれをやってるんです。
科学技術振興機構の古川雅士さんに来ていただきました。
古川さん、よろしくお願いいたします。
よろしくお願いいたします。
まだやることいっぱいあるんだという話もありました。
このLEDっていうことばは、もうわれわれもすっかりなじみのあることばになりました。
非常に身近な研究、実用化された研究だなという印象を受けたんですが。
しかし、研究のそもそも源流をたどれば、1990年代前後ぐらいの、赤崎先生、天野先生の発光ダイオードの基本構造、そしてわれわれの開発があり、そして、中村先生の1990年代半ばぐらいに、メーカーで開発された高品質ないろんな製造工程の開発というところが、今回、その20年以上の時を経て、評価の対象になったという点では、いろんな積み重ねが重ねられたうえでの今回の結果というふうにいえるかと思います。
赤崎さん、それから天野さん、開発された青色の発光ダイオードというのは、今の赤崎さんの会見にもありましたけれども、要するに20世紀中は無理と言われて、もうやめていく人もどんどん出ていたんだという話がありました。
非常に難しいもの?
そうなんですね。
青色のその光る半導体の開発というのは、今回の事象になった窒化ガリウムだけではなくて。
窒化ガリウム。
はい、それだけじゃなくて、いろんな物質を候補として研究が進められてきたんですけれども、なかなかある特殊な状態に保つために、安定性の問題であったりとか、いろんな大量生産するためのプロセス、製造工程の開発という点で、いろんな障壁があったために開発が打ち切られたというところも過去にありました。
お三方、今回、受賞されました。
赤崎さんと天野さんはある種、同じ大学での先生と弟子の関係ということもいえて、中村さんはまた別の民間の会社で研究をされていたそうですね。
そういう中で互いに切さたく磨しながらといいますか、やはり大きなブレークスルー、研究が進むというのは、いろんなある意味、競い合う、いい意味で刺激し合う研究グループがいればいるほど、大きく伸びていくというところがありますので、今回、赤崎先生、天野先生のグループ、そして中村先生のグループが、互いにいろんな刺激を論文であったりとか、学会であったりというところを通じて、重ねてきたというところがあるかと思います。
受賞の中でね。
受賞に関わる役割の分担という意味でいうとどうなんでしょうか?
赤崎先生、天野先生は、窒化ガリウムを使って、青色に光る素子と呼ばれる、今回のダイオードですね、基本構造の開発というところに、先進的に取り組んでおられたというところがあります。
中村先生は、さらにそれをいろんな生産技術っていうところも含めて、高品質な窒化ガリウムの半導体組織を作るための開発を進めてこられたというところの、多少の役割分担という違いがあるかというふうにいえると思います。
なるほど。
今のお話にありました、このお三方について、プロフィールが。
そのノーベル物理学賞に選ばれた3人のプロフィール。
そして、明るい光を出す青色のLED・発光ダイオードについてまとめました。
赤崎さんは、鹿児島県出身の85歳。
京都大学を卒業後、当時の松下電器の研究所を経て、昭和56年に名古屋大学の教授になり、現在は名古屋市にある名城大学の教授を務めています。
天野さんは、静岡県出身の54歳。
名古屋大学を卒業したあと、名城大学理工学部の教授を経て、平成22年から名古屋大学大学院の教授を務めています。
中村さんは、愛媛県出身で60歳。
徳島大学大学院で半導体の研究を行ったあと、昭和54年に徳島県の化学メーカーに入社し、14年前からはカリフォルニア大学サンタバーバラ校で、教授を務めています。
LEDは電気を通すと光を出す半導体で、電球や蛍光灯より消費電力が少なく、寿命が長いといった優れた特性を持っています。
しかし、本格的な実用化に必要な赤、緑、青の光の三原色のうち、青色については明るい光を出すことが難しく、20世紀中に明るい青色LEDを実現するのは、困難だといわれていました。
世界中の企業が開発にしのぎを削っていた平成5年。
当時の常識を覆す明るさを持った青色LEDが完成したことで、LEDであらゆる色の光を作ることが可能になり、応用範囲が一気に広がりました。
光の三原色がそろったことで、あらゆる色の光を作ることが可能になり、実用化も進んでいて、大型のディスプレーや信号機は、色が鮮明なために、日光が当たってもくっきりと見えるのが特徴です。
また、この技術は、白いLEDの開発にもつながり、家庭用の照明やスマートフォンの画面のバックライトなどにも利用されています。
ここ数年、特に国内では、3年前の東日本大震災による節電などの影響で、家庭用の照明が大幅に普及しました。
さらに青色LEDの技術は、より短い波長のレーザー光線の開発にもつながり、従来のDVDよりも大幅に記憶容量を増やした、ブルーレイディスクの再生機に利用されるなど、大量の情報をやり取りする現代社会において、欠かせない技術となっています。
ことしのノーベル物理学賞の受賞者に、日本人研究者3人が選ばれたことについて、各地の反応などをまとめました。
愛媛県出身の中村修二さんが選ばれたことについて、松山市では。
びっくりしました。
よかったですね、よう努力なされたんですね。
そりゃ、松山の誇りですよ。
ことし2月に赤崎さんが講演した、鹿児島市の母校の小学校では。
偉業のすばらしさというか、びっくりしているところでございます。
小学校のころに、将来に向けていろんな夢を見ていて、それを実現ができたという一人の大先輩として、子どもたちにもとても大きな励みになると思います。
すばらしい研究をされているらしいんで、僕もまあそれぐらいすばらしい研究できたらいいなと思います。
やっぱりこの大学、ノーベル賞がいっぱい出てるんで、そういう所で学べてるのは、すごく光栄なことです。
私がもらったわけではないんですけど、まあ、待ったかいがあった。
本当、よかったなというのが、正直な気持ちです。
ばんざーい。
天野さんの研究室では。
いつか来るだろうと思ってたんですが、まさかことし来るとは思ってなかったです。
土曜日も日曜日もずっといて、本当に研究の虫という方で、本当に研究に対して本当にこう、心血を注いでいるそういう方です。
中村修二さんの兄の康則さんは。
弟さんのノーベル賞受賞、おめでとうございます。
ありがとうございます!もう、ばんざーいと、ばんざーいと言っておきます。
ありがとうございます。
本当に、本人以上に安どしております。
これで20年間の夢がかなった、そういう感じです。
長いですね。
長かった、本当によかった。
安倍総理大臣は、ノーベル物理学賞の受賞が決まった3人のうち、赤崎さんに電話をかけて祝福しました。
ノーベル物理学賞受賞、誠におめでとうございます。
ありがとうございます。
先生の受賞で、日本人みんなが誇りに思い、喜んでいると思います。
世界初のこの技術であります。
そしてまた、日本の学術のレベルの高さを世界に示すことができたのではないかなと思います。
またお体を大切にしていただきながら、さらにさまざまな開発に挑戦されていかれますことを、祈念いたします。
おめでとうございました。
本当にありがとうございました。
どうもありがとうございます。
どうも、失礼します。
失礼します。
日本人にとっても誇りでありますし、また、わが国の学術研究の水準の高さを世界に示すものにもなった。
この受賞を機にして、社会の期待とか関心が改めて高まって、次世代、時代を担う若い皆さん方が、進んで積極的に化学の世界で新たな課題に挑戦をして、そういう中で、わが国の科学技術活動全体のすそ野が広がっていけばいいなあと。
これまでにノーベル賞を受賞した人たちからは。
大変うれしく思っております。
未来社会が求めるような新しい技術を開いたことに、大変大きな意義があると考えています。
赤崎先生、天野先生、中村先生、ご受賞、大変めでたいことだと思って、大変うれしく思っております。
さまざまな分野において、日本の研究の水準というのは、非常に高いものであると改めて感じるということですかね。
また12年前、ノーベル化学賞を受賞した、京都市にある島津製作所の田中耕一さんは、ことしのノーベル物理学賞は、青色LEDの基礎研究から応用までをカバーしており、そこで日本人3人が貢献したことを、世界に知っていただけるいい機会だと思います。
日本中の研究者、および技術者にとって、大いに励みになるのではないかと思いますというコメントを出しました。
再び古川さんです。
古川さん、LEDのこれからっていうかですね、私は特に、東日本大震災のあと、やはり省エネルギー、あるいは安価に使える照明であるとか、非常に一気に強く認識したんですけれども、今後、そしてこれから、LEDの可能性って、どんなふうに思われますか?
先ほど、中村修二先生もノーベル賞のインタビューに答えていたんですけれども、低消費電力を実現する、この窒化ガリウムの発光ダイオードのさらなる省エネ、電力をさらに低くするという技術と、やはりコストをさらに下げていくという方向性が、これからもあると思います。
さらに、この窒化ガリウムという材料ですね、発光の組織というだけの応用ではなくて、例えば車のいろんな電気回路を制御するための材料としても今、注目されていたりしますので、そういう開発なんかもこれから進んでいくんじゃないかなというふうに思います。
象徴的だなと思うのは、中村さんという方、今、アメリカの大学で先生をされていますけれども、徳島の小さな化学メーカーで研究を積まれて、ある意味、日本のものづくりっていうんでしょうか、象徴する受賞のような気がするんですが、その点いかがでしょうか?
私もまさにそれは同感でございまして、やはりこの半導体材料の開発っていうのは、赤崎先生も先ほどおっしゃってたように、いろんな試行錯誤があると。
一つの、あるいは材料が見つかったとしても、それを大量生産するとかというときに、いろんな製造工程をですね、試行錯誤しなければいけない。
こういう特にその緻密な技術の開発っていうものが非常に重要になってくるんですが、ある意味では日本人のものづくりに懸ける意気込み、緻密さというところが、今回の受賞につながったんではないかと思います。
同じ日本人として、誇らしい思いになりますよね。
そのとおりですね。
非常に喜ばしいことで、心よりおめでとうと申し上げたいと思います。
ここまで、ノーベル物理学賞に日本の3氏が受賞したというニュース。
科学技術振興機構の古川雅士さんと共にお伝えしました。
ありがとうございました。
ありがとうございました。
では次のニュースです。
イスラム過激派組織イスラム国に加わるために、シリアへの渡航を計画したとして、警視庁が日本人の大学生の関係先の捜索に乗り出したニュース、きのう、衝撃が走りました。
渡航を決断させたのは、1枚の貼り紙。
その背景を追いました。
求人。
暴力に耐性のある方、勤務地・新疆ウイグル自治区。
そしてその上には。
勤務地・シリア。
詳細・店番まで。
関係先が捜索を受けた、北海道大学の26歳の男子学生。
警視庁によりますと、シリアでの勤務を募集する貼り紙を見て、渡航を決めたということです。
求人が貼られていた、東京・秋葉原の古書店です。
貼ったのはこの店の関係者でした。
この男性は、応募してきた男子学生など2人の若者に、イスラム法学が専門の大学教授を紹介していました。
警視庁はきょう、大学教授の自宅を関係先として捜索しました。
その大学教授は。
ー男子学生はことし8月にもシリアへの渡航を計画していました。
そのときは親の反対などで断念。
きょう、シリアへ向けて日本を出国する計画でした。
警視庁の任意の調べに対し、イスラム国に加わって、戦闘員として働くつもりだったと話している男子学生は、どのような人物なのか。
フリージャーナリストの常岡浩介氏です。
男子学生が8月にシリアに渡航しようとした際に、本人にインタビューしていました。
この大学生がことし8月に渡航を計画した際、千葉県の23歳の男性も、一緒に渡航する予定だったことが分かり、警視庁で詳しいいきさつを調べています。
一方、そのイスラム国。
シリア北部のトルコとの国境に近い都市、アイン・アルアラブに連日、攻撃を仕掛けて、地元のクルド人勢力と激しい戦闘が行われています。
トルコのメディアなどによりますと、建物や丘の上にイスラム国の支配を表す黒い旗が掲げられているほか、イスラム国は都市の東部に侵入し、激しい市街戦が始まっているということです。
こうした中、トルコのエルドアン大統領は、7日、シリア国境に近いガジアンテップで演説をし、アメリカなどが主導する空爆だけではイスラム国の勢力をそぐには十分ではないとしたうえで、アイン・アルアラブはまさに陥落寸前だ地上軍を送らないかぎりはテロは終わらないと述べて、地上軍の派遣の必要性を訴えました。
一方、NHKの取材で、日本人の20代の男性がシリアに渡り、イスラム国とは別のイスラム過激派組織に戦闘員として参加していたことが分かりました。
シリアのイスラム過激派組織に戦闘員として日本人が参加していたことが明らかになるのは初めてです。
東京都内に住む、鵜澤佳史氏。
数か月にわたって、シリアでイスラム国とは別のイスラム過激派組織に合流していたということです。
戦闘に参加した理由について、政治的な思想はなかったと話しています。
去年4月、男性は1人で、シリアとトルコとの国境に向かいました。
どのようにして、イスラム過激派組織の戦闘員となったのか。
男性は一部始終を話しました。
男性は現地で出会ったシリア人に、どこかの戦闘グループを紹介してほしいと依頼しました。
その際、イスラム教への改宗が必要だと言われ、モスクに向かいました。
お風呂に入ったあとに、アッシャド、アッラー、イッラッラー、アッシャド、アッラー、ムハンマド、アラスールーラーラーというのを2人のイスラム教徒の前で唱えて完了。
イスラム過激派組織のメンバーを紹介された男性は、入国から1か月ほどで、シリアの刑務所を襲撃する戦闘に参加したといいます。

男性はこの作戦で、政府軍の攻撃を受け、足などに大けがをします。
男性は現地の病院で手当てを受けたあと、日本に帰国しました。
この間の戦闘で、殺害行為には関わっていないとしています。
男性の関係者には、日本の外務省や公安当局から接触があったということです。
男性は再びシリアに行く予定はないとしています。
日本人の参加が初めて明らかになったシリアの戦闘。
専門家は、日本でもさらにイスラム過激派組織とコンタクトを取ろうとする若者が出てきてもおかしくないと懸念しています。
イスラム過激派組織を支持する外国人が戦闘員として参加する動きは、欧米だけでなく、アジアにも広がっています。
各国政府は警戒を強めています。
こうした動きについて、菅官房長官は。
一戦闘員であるという状況を体験したかったという話でしたけれども、少々驚きました。
こうしたイスラム過激派組織に世界から若者などが集まる理由について、宗教的な差別感情でありますとか、貧困、あるいは格差に対する不満が背景にはあるというふうにいわれていますけれども、今のインタビューで分かりますとおり、国によって、あるいは個人によって、その事情、さまざまであることが分かります。
怖いのは、その理由のいかんにかかわらず、イスラム過激派が巨大な求心力になってしまっているという現状です。
ブラックホールのように、計り知れない力となる前に、国際社会は有効な手だてを打つことが迫られています。
国会論戦は、きょうから参議院予算委員会に舞台を移しました。
民主党の論客たちが質問に立ちました。
お伝えしていますように、今夜、ことしのノーベル物理学賞の受賞者が発表され、日本人研究者3人が選ばれました。
今夜行われた、ノーベル物理学賞の受賞者の発表。
選ばれたのは、名城大学教授の赤崎勇さん。
名古屋大学大学院教授の天野浩さん。
カリフォルニア大学教授の中村修二さんです。
3人は、明るい青い光を放つLED・発光ダイオードの開発に成功。
スウェーデン王立科学アカデミーは、青色LEDの発明を、革命的だったと評価し、白熱電球は20世紀を照らした。
21世紀はLEDによって照らされるだろうと称賛しました。
天野浩さんの母親は。
うれしいです。
ただそれのみです。
物静かといえば物静かでしょうかね。
結構、スポーツも小学校あたりはやってましたけどね、もう高校行ったらあまりやりませんでしたね。
普通の子。
あんまりなんていうか、ふざけたような子どもじゃない、真面目な子。
赤崎さんは今夜7時過ぎに記者会見しました。
半分サプライズで、こんな名誉なことはないと、これ以上の名誉はないと思っています。
一緒に仕事をしてくれた、その時々の仲間たちが、支えてくれたということで、決して私一人でできた仕事ではないと思っています。
さて、3日ぶりに行われた御嶽山の捜索。
新たに3人の遺体が見つかりました。
御嶽山の捜索は、台風の影響で、2日連続で中止となりました。
3日ぶりの捜索で、3人が山頂付近で見つかり、全員の死亡が確認されました。
このうち2人の身元が判明しました。
今回の噴火で亡くなったのは54人。
長野県の対策本部は、行方が分からないのは10人としています。
東京電力が、火力発電の提携の優先交渉先として、中部電力を選びました。
新会社を設立して、老朽化した発電所の建て替えや、燃料のLNG・液化天然ガスの共同調達を行います。
業界再編につながるのか、注目されます。
次世代の気象衛星ひまわり8号の打ち上げが成功しました。
1キロメートル四方だった画像が、500メートル四方になります。
また、カラーで表示できます。
台風や集中豪雨の観測や予報の精度の向上が期待されます。
韓国の大手電機メーカー、サムスン電子。
ことし7月から先月までの四半期の決算で、営業利益は4兆1000億ウォン、日本円でおよそ4200億円で、去年の同じ時期と比べておよそ60%減少しました。
サムスン電子では、主力のスマートフォン事業で、高価格製品の販売が減少し、利益が減ったためなどとしています。
アメリカのアップルや、中国メーカーとの競争が激しくなる中、主力のスマートフォン事業の不振が鮮明になっています。
きょうは冷え込んだ所も多かったようです。
気象情報、井田さんです。
こんばんは。
こちらは、けさ霜が降りた北海道です。
今シーズン、全国で初めて初霜、初氷を観測しました。
午前6時ごろの北海道旭川市。
最低気温は0度9分まで下がりました。
けさは旭川市では、11月上旬並みの冷え込みとなって、例年よりも1日早く初霜を観測しました。
帯広市では平年よりも6日早く初氷が観測されるなど、北海道を中心に、今シーズン一番の冷え込みとなりました。
1か月ほど先の頃の冷え込みとなった所もあったんですね。
朝晩はずいぶん冷え込むようになりましたが、あすにかけては…。
あしたも北日本では、霜注意報のある所もあります。
内陸を中心に冷えそうですね。
では天気図見ていきましょう。
あすは東西に延びる高気圧に覆われる見込みです。
詳しく見ていきましょう。
朝からよく晴れそうです。
高気圧の中心が本州の上空にありますので、風も弱いですね。
晴れて風が弱い日の夜から朝にかけては、地面付近の熱が奪われて冷え込みます。
朝も内陸を中心に冷えそうです。
台風情報、見ていきましょう。
台風19号、すでに非常に強い勢力となっています。
中心の気圧は915ヘクトパスカルです。
この強い勢力を維持した状態で、このあと土曜日、日曜日と、沖縄、九州へと進む予想です。
今後の情報に十分お気をつけください。
各地の天気と気温を詳しく見ていきます。
あすの夜は皆既月食ですね。
そうなんですね。
皆既月食は、このように太陽と地球、月が一直線に並ぶ現象です。
地球の陰に月が隠れますけれども、完全に真っ暗になるわけではありません。
太陽の光が空気に屈折しまして、月をほんのりと照らしますので、赤黒く見えるんですね。
空の方向は東から南東の方向です。
6時15分ごろから部分食が始まって、7時30分から8時30分ごろ、この1時間は月の色の変化を楽しむことができます。
最も暗くなるのは8時前、7時55分ごろですね。
夜9時35分ごろにかけて、部分食が終わりとなります。
天気はどうでしょうか。
比較的晴れる所が多いんですけれども、冷えますので、暖かくして楽しんでください。
気象情報でした。
豊かな表情がしばらく見れない。
まだまだ見たいなという気持ちがしますね。
廣瀬さんです。
こんばんは。
まずはサッカー日本代表です。
新潟市で行われている合宿は2日目。
23人のメンバー全員がそろいました。
台風18号の影響で到着が遅れていた本田選手や長友選手などもきょう合流。
練習にはおよそ5000人のファンが詰めかけました。
本田選手は所属するミランで今シーズンはすでに4得点。
フォワードとして、貪欲にゴールを狙う姿勢を強めています。
その本田選手との連係が期待されるのが、柴崎選手。
先月のベネズエラ戦では、日本代表初出場で初ゴールを挙げました。
練習後には、本田選手に距離感などを確認していました。
50年前の東京オリンピック。
国立競技場では、さまざまな競技が行われました。
2020年に向けた改築を控えた国立競技場で、解体工事を前に、その記憶を大切に保管しようという作業が進められています。
上がった。
三宅、見事に優勝の一瞬です。
ウエイトリフティング、三宅義信さん。
バレーボール女子の東洋の魔女。
国立競技場の正面玄関前にある、東京オリンピックの優勝者319人の名前が刻まれた銘板。
大会の次の年から設置されています。
12月から始まる予定の解体工事を前に、取り外し作業が慎重に進められています。
銘板は54枚あり、1枚の重さはおよそ300キロあります。
作業はことしいっぱいかかる見通しで、外された銘板は都内の倉庫で保管したあと、新しい国立競技場に併設される博物館に収められることになっています。
次は、新たに刻まれた名前です。
大相撲の歴代横綱の名前を記した神社の石碑に、ことし横綱に昇進した鶴竜の名前が刻まれました。
東京・江東区の富岡八幡宮は、江戸時代に境内で相撲を行っていた、大相撲とゆかりの深い神社です。
歴代の横綱は、石碑にその名前が刻まれます。
鶴竜は、ことしの春場所で優勝し、場所後に横綱に昇進。
仕上げは、みずからの手で行いました。
第71代横綱・鶴竜の名が、新たに刻まれました。
プロ野球は、きょうがレギュラーシーズンの最終戦です。
まずはセ・リーグ。
ヤクルトは、今シーズン限りで退任する、小川監督のラストゲームです。
4年余りチームを指揮した小川監督。
来シーズンにつながるゲームをと臨みました。
先発は2年目の小川。
新人から育ててもらったと、監督への感謝を胸に、マウンドに上がりました。
力のあるストレートで押します。
7回まで毎回の9個の三振を奪う力投でした。
しかし8回、1点差に迫られ、なお2アウト1塁2塁のピンチ。
打ち取った当たりをレフトの飯原がまさかのエラー。
2年連続最下位のヤクルト。
最終戦でも課題が出て、逆転負けです。
ヤクルト先発の小川は、10勝目はならず。
小川監督にとっては、監督代行時代も含めて674試合目でしたが、悔しい形で終わりました。
パ・リーグも、きょうの楽天対オリックスが最終戦。
中日と阪神に続いて、楽天も優勝に導いた闘将、星野監督が通算11年の監督生活最後の試合です。
ラストゲームに臨む星野監督。
午後3時過ぎにグラウンドに現れ、静かに選手の動きを確認しました。
楽天の先発は則本。
監督に成長した姿を見せたいと、気合いが入っていました。
序盤からオリックスに得点を与えません。
野手も思いは同じでした。
星野監督が育てた銀次が、守りで盛りたてます。
則本は8回まで投げて、10個の三振を奪い、最多奪三振のタイトルをつかみました。
延長10回、2点をリードされ、あとがなくなった楽天が粘ります。
松井稼頭央のタイムリーで1点差に迫ります。
しかしこのあとが続かず、星野監督の最終戦を勝利で飾れませんでした。
4年前の就任会見で、東北を熱くすると語った星野監督。
最後のシーズンは最下位でしたが、試合後、スタンドのファンからは、ありがとうという声が湧き起こっていました。
パ・リーグは楽天がきょうの最終戦で敗れて6位。
西武は5位となりました。
セ・リーグ、巨人が3年連続で優勝。
2位以下もすべて去年と同じになりました。
星野さん、厳しく、そして優しく、選手を育てていらっしゃいますけれども、きょうもそういった選手たちが、やっぱり活躍していましたね。
選手たちにもそうなんですけれども、私たちにも真っ正面から向き合ってくださって、いろんな本当に野球のことを教えていただきました。
プロ野球は、きょうでレギュラーシーズンが終了。
各部門のタイトルが確定しました。
パ・リーグです。
金子投手が、最多勝と最優秀防御率の2冠に輝きました。
ホームラン王は、34本で並んだ西武の中村選手とメヒア選手。
糸井選手が初めての首位打者です。
セ・リーグ、最優秀防御率は、優勝した巨人の菅野投手。
2年目で初のタイトル獲得です。
お伝えしていますように、今夜、ことしのノーベル物理学賞の受賞者が発表され、日本人研究者3人が選ばれました。
今夜行われたノーベル物理学賞の受賞者の発表。
選ばれたのは、名城大学教授の赤崎勇さん。
名古屋大学大学院教授の天野浩さん。
カリフォルニア大学教授の中村修二さんです。
3人は、明るい青い光を放つ、LED・発光ダイオードの開発に成功。
スウェーデン王立科学アカデミーは、青色LEDの発明を、革命的だったと評価し、白熱電球は20世紀を照らした。
21世紀はLEDによって照らされるだろうと称賛しました。
(晴樹)あったんですか?ほんの少しでも2014/10/07(火) 21:00〜22:00
NHK総合1・神戸
ニュースウオッチ9▽ノーベル物理学賞に日本人研究者3人▽テロに走る若者なぜ[二][字]

▽ノーベル物理学賞にLED開発の日本人研究者3人・喜びの声と朗報に沸く各地▽早大が小保方氏に博士論文再提出求める…博士号取り消しも▽イスラムテロ組織に走る日本人

詳細情報
番組内容
【キャスター】大越健介,井上あさひ,【スポーツキャスター】廣瀬智美,【気象キャスター】井田寛子
出演者
【キャスター】大越健介,井上あさひ,【スポーツキャスター】廣瀬智美,【気象キャスター】井田寛子

ジャンル :
ニュース/報道 – 定時・総合
ニュース/報道 – 天気
スポーツ – スポーツニュース

映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
音声 : 1/0+1/0モード(デュアルモノ)
日本語
英語
サンプリングレート : 48kHz

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