（東尾）俺が日本に来たのはグレゴリーとヴィクトールの件。
それだけじゃねえのよ。
フフッ。
ネポス・アンゲリスとの接触ってやつだ。
（翔悟）接触？
（リーベルト）なんだ？そいつはいったい何を言っている？なんつうかな俺はさネポス人と取り引きするために来たんだよ。
そう言ってやれ。
あぁえっと取り引きだ。
あんたらと取り引きするって。
地球人ごときが我々と取り引きだと？ありえぬ！無理だってさ。
いやいやいやそこをなんとか。
そういやあの一件であんたらネポスに戻れなくなったそうじゃねえの。
えっネポスに帰ってないの？てわけでうちの組織の連中に少し調べてもらったのよ。
なっ！いつの間にこんな写真を…。
企業秘密ってやつだ。
お前さん方こっちの生活にずいぶん苦労してるみたいじゃねえの。
そこでギブアンドテイクだ。
研究所の資金で地球での衣食住を保証する。
その代わりネポスの研究に力を貸してくれってこと。
えっと家とか飯をなんとかするから力を貸せって。
ふざけるな。
私はネポス・アンゲリスの戦士エクェス。
地球人に協力などするものか！ネポスだから無理だって。
フフッそのネポスもずいぶんきな臭いことになってるそうだけどな。
えっそうなの？あのワイバーンの立場が危ういとかな。
マジで！？ワイバーンに何があったの？なぜクルード様のことを知っている？えっ？
（グストス）お嬢様！
（モース）そいつに襲われてるんすか？お前たち。
（グストス）おのれお嬢様は命にかえても私たちがお守りを。
（お腹が鳴る音）俺ら昨日から飲まず食わずで。
あっいやぁすみません。
ネポスの戦士がその程度で音を上げるな。
ああのさ取り引きとかなんとかは別にいいからさうちで飯食ってかない？
（早穂）あ〜！また会えた！お元気でした？実はさ晩飯に招待したんだよ。
そっか。
ちょうどよかった。
カレーがたくさんあるから。
新しいお友達も。
さあみんな遠慮なくあがってくださいね。
ハハッまずは満腹になってから話そうじゃないか。
そういやこいつらの通訳全部やるのすげえ大変そうなんですけど。
（２人）おじゃまします！え！？おお前たちいつの間に？あぁ俺らバイトで鍛えられてますから。
普通にしゃべれるっすよ地球語。
（ギルバート）竜神翔悟こんなことが許されると思ってるんですか！こいつはうまい。
ダシがきいてるな。
いやぁ困った時の人助けってことで。
（健悟）さあさあ東尾さんもどうぞ。
いやいやすみませんねこれ。
所長もくつろいでるんじゃありませんよ！ハハハハッ気にすんなよ細けえな。
気にしなさいよ。
彼らと一緒に食事だなんて。
ネポスの…。
（ルーク）ギルバート。
私たちも招待されたのだ。
（ルーク）行儀よく座るんだ。
（アントニオ）まぁとにかく食べようぜ。
（タイロン）いやぁこうして見るとアフリカの家族を思い出しますね。
ギルちゃんもどうぞ。
あぁ…。
グーちゃんもモーちゃんもお友達なんでしょ？グーちゃんモーちゃん！？
（２人）おかわり！
（喜代子）はいはい。
これじゃすぐなくなっちゃいそうね。
私もお手伝いしたかいがあったよ。
なっ早穂さんの手伝ったカレー。
ぐぬぬ…。
キミたちなどに食べられてなるものですか！ハハッ。
何なのだいったい何なのだ？これは。
（ルーク）翔悟が守ろうとしているもの。
日常だ。
日常…。
（ルーク）キミには守るべきものはないのか？私の…守るべきもの。
ん？なんだ？例の件オッケーだそうです。
そうかそうか。
じゃあ早速明日からな。
アッハッハッハ！あらカレー好みじゃなかったかしら？他の料理もあるけど。
あ…。
口に合わないならなんか別のもんもあるよって。
気遣いは無用だ。
ん？はあっ…！あらあらよっぽどお腹が空いてたのね。
すげえな。
こんな建物の地下に…秘密基地みたいだ。
（タイロン）装置もよく持ってこれましたね。
（レナード）科学の成果ですよ。
我々は常に前進してるのです。
小型化と効率化は文明の発展とともに常に起こってきたこと。
（レナード）というわけでメルボルンからすっ飛んできました。
はいおみやげのシドニーおかき！東京銘菓って書いてんだけど？
（レナード）いやぁネポス人の方を研究できるとは実に光栄。
これぞ文明と文明の交わりが描くファンタジー！あ〜まあこれは研究だしな。
お前たちもいちいち文句言わないでちゃんと見とくようにね。
わかっています。
お嬢様…俺たちが代わりにやってもいいんですよ。
かまわんやはり私も知りたいのだ彼らのことを。
これまで私たちが回収したのはえ〜スコーピオンスパイダーマンティスビービートルのボーンカードでしたがパンサークラスの強力なカードを分析したことはありません。
更にネポス人の適合がどのように行われるのか調べることに大きな価値があるのです。
さあ見せてくださいその力を！
（レナード）シミュレーション空間で存分に調べさせてもらいますよ！
（ダークパンサー）ほほうよく出来てるな。
（ドラゴンボーン）わかってんだろうけど戦いじゃない手合わせ。
組み手だから。
（ダークパンサー）わかっている。
（レナード）さすがネポスの方もうシミュレーターを使いこなしてらっしゃる。
んじゃ双方礼。
ん？ああ勝負する相手に敬意を払うんだ。
そうか。
（レナード）礼。
（レナード）始め。
フッ。
せいやっ。
フッ。
炎龍拳。
お〜。
お〜！それ。
お〜！アクセルスペーサー。
（レナード）うお〜！これはボーン研究始まって以来のとんでもないデータが。
そこですほらもっと強くああ…。
ところであいつらどうしたんだよ元気そうか？え？あいつら。
グレゴリーとヴィクトールっすか？
（モース）やつらはちょいと野暮用でしてね。
そうだ。
私の父は星の核であるフェニックスボーンの継承者。
多くのエクェスを率いる立場にある。
ほほうつうことはあんたの親父さんがいちばん偉いってわけだな。
（リーベルト）いや権力を持つのはエクェスの代表機関評議会だ。
その評議会のなかには父のやり方に異を唱える者がいる。
それがこのところ地球に現れている連中だ。
あいつらか。
（リーベルト）彼らを率いるのはケルベロスレボルト様。
若手の実力者だ。
自分の目的を遂げるためなら何をしでかすかわからない。
危険な存在だ。
（シュトルツ）貴公は…。
（レボルト）フッ。
（シュトルツ）何用だレボルト。
（レボルト）ご報告です。
評議会によりクルード様の権限剥奪および幽閉が決定され私が実行いたしました。
わかっておる。
報告だけならあとでよかろう。
お引き取り願う。
いえ実は報告だけではありません。
ん？クルード様が失脚したのは他でもないあなたのご息女の裏切りによるもの。
よって評議会は更なる決定を下しました。
それは…。
裏切り者の父親がフェニックスの力を持つなど始まりの魔神への背信行為に等しい。
ボーンカードを我ら評議会の手に委ねていただきたい。
権力を欲しいままにし体のいい禅譲を迫るのがそなたの考えか。
さて私は評議会の命を受けたまで。
（シュトルツ）ならばなぜ１人で来た？グリフォンのカードも評議会に渡しておらぬ。
そなたボーンを１人で手にする気か？ほう。
さすがにお察しがいい。
それこそが始まりの魔神への背信行為ではないか。
絶対にお前に渡すわけにはいかぬ。
フッ。
（ダークケルベロス）ここなら思う存分いけますか。
（ダークフェニックス）無駄だケルベロス。
時を司る我が力は絶対。
悠久の時の流れ止めていられる間は短い。
一気に決めさせてもらおう。
おのれ！やはり時間を止めての攻撃か。
なんとでもほざくがいい青二才。
星のコアとして生きるとはそれほどまでに重いのだ！とどめだ〜！ぐぁっ！ババカな！なぜ貴様の時間は止まっていないのだ！？フフフ…愚かなりフェニックス。
んっこれは！？残念だったな時間停止は終了だ。
おっと。
うっおぉ！うぅっ！うわっ！うぅ…この手はまさか…。
（ダークケルベロス）ようやくおわかりか。
（ダークフェニックス）ウロボロス！貴様もケルベロスにつきおったか！
（ダークケルベロス）ご名答私は一人ではないのだ。
フェニックスの時間制御が及ぶのはせいぜい小惑星程度の広さだ。
その有効範囲の外からフェニックスに触れることができれば。
（ダークウロボロス）フェニックスと同様止まった時の中でも自在に動ける。
（ダークケルベロス）そのウロボロスに触れていればこの私の時もまた止まらないというわけだ。
おまけにウロボロスの空間転移力をもってすれば数光年先からでも手が届く。
（ダークケルベロス）ハハハ…こうなってしまえば哀れなものよ。
これで厄介な貴様もやっと潰せる。
老兵はただ消し去るのみ。
おのれ…。
神に召されたまえ。
（ダークフェニックス）うお〜！
（レナード）うむこれは興味深い。
実に興味深いですよ。
（東尾）なんだよレナードもったいぶらずに教えろよ。
この１週間の調査でわかってきたんですよ。
ネポス人は基本的に地球人とまったく同じ人間なのです。
マジかよ！？俺らと同じなんて。
そんなまさか！？だったらなんでボーンを着装しても普通に動けるんですか？彼らはボーンとの共鳴値が高い。
それゆえ軽々と着こなせるわけです。
なるほどな。
おぉすげえじゃん。
日本語少しはわかるようになったんだな。
このくらいわけもない。
さすがお嬢様！あら？まぁまぁ皆さんお揃いで。
よかったらまた夕飯ご一緒しませんか？
（グストス）はい！喜んで！お前バイトの癖出てるぞ。
そんじゃまぁせっかくですからご相伴にあずかりましょうかね。
じゃあ私も。
私は…。
どうぞ今日はたくさん作ったから。
この前はあんなにおいしそうに食べてくれてありがとう。
ありが…とう？感謝の言葉だよ。
母親とはああいうものなのか？えっ？私は早くに母を亡くしてな。
父に男手ひとつで育てられたのだ。
そうか。
うちと似たようなもんか。
彼女はお前の母ではないのか？違うよ早穂の母ちゃんだよ。
なんだと！？ではお前と早穂家族ではない男女が同じ屋敷に住んでいるのか！？我々の星ではありえない。
あ…いや俺もありえないって思ってんだけどさ。
あんたらのせいだし。
ってんなことよりなんでこないだは急に俺に会いに来たんだよ。
私も地球人を知りたかった。
お前と同じくな。
そんだけなの？本当はそれだけではない。
（リーベルト）レボルト様とその一派によってクルード様が幽閉されたそうだ。
あいつが？なんでだよ！？他ならぬ部下の私が地球にとどまった責任を問われてな。
それゆえおのれの失態を挽回すべく１人でお前と戦うために出向いたのだ。
本気かよ！？だがやはりお前に会い気が変わった。
はぁ。
一度手合わせをしてわかったのだ。
（リーベルト）我々はボーンファイターである以前にお互い生身の人間だということを。
これまでは始まりの魔神を絶対と仰ぎその命に応えることだけが私の生きがいだった。
よいかリーベルト。
そなたは我が力をいずれ受け継ぐのだ。
強くあれ私の定めは父とともにあることだと信じて疑わなかった。
あらがおうとさえ思わなかった。
だが今の私は…。
父は私を許してはくれないだろう。
父とはそういうものだ。
いやそんなことねえよ。
なに？うちの親父なんて空手をしろってうるさいくせに勝てとは言わねえしさ。
境内の掃除もやらされるけどそのくせ継げとは言わないし。
早穂たちも家に住まわせるし。
面談でなにも書かなくても怒らないしすげえ自由なんだ。
あぁとにかくなにが言いたいかっていうと…。
なるほどそれがお前の日常か。
うんまぁそんな感じ。
親父はいつも俺のこと信じてわかってくれてんだ。
きっとあんたの親父さんだって話せばわかってくれるって。
じゃあ飯だ飯！俺先行ってるから。
どうした？竜神翔悟！えっ！？ドラゴンボーンを渡せ！そうすればすべて解決するのだ！なな…急にどうしたんだよ。
いいからよこせ！なに言ってんだよ！んなことできるわけねえだろ！
（リーベルト）それくらいわかっている！わかっている…わかっているのだ！やはり私が１人で行くしかないと。
行くってどこへ！？お前には関係ない。
関係なくはねえだろ。
どうした？いやよくわかんねえんだけど…。
あんた前みたいな目をしてる。
戦いに行くんじゃないのか？お嬢様！？いったいなにごとで！？グレゴリーとヴィクトールから報告を受けた。
父がレボルト一派に責任を問われボーンカードを奪われたと。
（２人）なんですって！？厳しい父だが私にとっては唯一の家族。
私が父を助けに行く。
待てよ！だったら俺もネポスに行く！2014/10/07(火) 18:30〜18:57
テレビ大阪１
マジンボーン 第28話「クーデター」[字]
どこにでもいる普通の高校生・竜神翔悟は、謎の敵「ダークボーン」に襲われる。翔悟は地球の運命をかけ、「ボーンカード」を手に「ボーンファイター」として戦う。
詳細情報
番組内容
＃28『クーデター』
翔悟の前に突如現れたリーベルト。それを待っていたかのように、東尾所長が現れた。東尾はリーベルトにネポスの情報を提供して欲しいと持ちかける。当初はかたくなに拒否するリーベルトだったが、翔悟の家で食事を振る舞われ、翔悟の守りたい日常について聞く中で、心を動かされる。一方、ネポスでは、リーベルトの父シュトルツの前にレボルトが現れた。
出演者
【[声]】
竜神翔悟：ＫＥＮＮ
ルーク：立花慎之介
アントニオ：吉野裕行
タイロン：安元洋貴
ギルバート：三瓶由布子
監督・演出
【シリーズディレクター】宇田鋼之介
【キャラクター原案】村田雄介
【CGキャラクター原案】石川ヒデキ
【アニメーション制作】東映アニメーション【シリーズ構成】村山功
【脚本】山下憲一
音楽
【オープニング】『Legend Is Born』
アーティスト：加藤和樹
作詞：藤林聖子
作・編曲：ダルビッシュP
（ティームエンタテインメント）
【エンディング】「Blue Destiny」
歌：こんにちわ＼(^o^)／きらりんぼ☆ハリー！！！
作詞：花衣 作・編曲：宮川麿
（Virgin Music）
ホームページ
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アニメ／特撮 – 国内アニメ
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