生字幕放送でお伝えしますこんばんは。
山本⇒「ゆうどき」です。
きょうは全国的にほぼ青空まさに秋のスポーツ日和でしたね。
合原⇒そうでしたね。
ということでこちらからまいります。
山本⇒昭和39年に行われました東京オリンピックから今週でちょうど50年になります。
合原⇒「ゆうどき」ではあれから50年、街は人はと題して、オリンピックゆかりの場所から中継でお伝えしてまいります。
2日目のきょうは開会式を彩った、あれです。
長野さん。
長野⇒こんばんは。
あれ、とはハトなんですよ。
かわいらしい顔をしたハトがたくさん並んでいますがこちらは東京・調布市にありますハト小屋なんですね。
ちょっと興奮気味だったんですが私が来てなじんだんでしょうか落ち着いてくれました。
私の周りだけで、120羽いるんです。
ちょっと怖かったりします。
50年前の東京オリンピックの開会式でどんな役割を果たしたのかこちらの映像をご覧いただきましょう。
1964年10月10日東京オリンピックの開会式です。
選手宣誓といえばいちばん盛り上がってくるところです。
このあとに登場します。
そうなんですよ。
8000羽、国立競技場を乱舞したあのハトたちの子孫がさっきのハトなんですね。
あの8000羽のハトというのはレース用に非常に鍛えあげられたハトなんです。
現役でレース用に鍛えるあげられているハトというのがこちらの小屋にいます。
上ってきました。
ここは広くてさっきのところよりも倍ぐらいの広さなんですけれども、30羽しか飼われていないまさに精鋭のハトたちです。
ちょっと精かんな顔つきをしていますよね。
みんな、東京オリンピックに出場した、ハトの一部の子孫ということです。
大体10数代ぐらいということです。
ハト小屋を管理されている山本雅嗣さんです。
座りながらお話を伺います。
50年前にはこのハト小屋がたっていて、100羽ぐらい飼っていたそうですが何羽ぐらい出たんですか。
山本⇒15羽です。
精鋭の鍛えられたハトなんですね。
よく訓練された。
8000羽集めるのに神社やうちの近所にもいるわという方多いと思うんですがそういうハトではだめなんですか。
レースバトを鍛えなければだめなんです。
それはどうしてですか。
話せば長いんですけれども、とにかく、レース用に訓練されたハトでないと。
かいつまんで説明させていただきますと、神社などのハトだと開けたときにトコトコ歩き出したりちょっと羽を休めて客席に泊まったりする可能性があるということです実際にいろいろな式典でやるハトというのも、レース用のハトでないと、そういうトラブルが起きるそうです。
15羽のハトその当時美人のハトがいたらそちらについていったりしないでちゃんと帰ってきたんですか。
長野さんじゃないですから、長野さんは、いいレースバトになれない。
ちょっと寄り道しそうですけれどもね。
何せ8000羽ですから当時の開会式、入場行進の国立競技場に写っているんですよ。
分かりますか。
山本⇒私は白黒で見たんですよハトが飛んだのを覚えているけれどもどこに箱があったかは分からないんだけれどもカラーの写真で改めて見てみると向こう側の。
ずらっと細かく並んでいるのが全部ハトの籠なんです。
こんなにあったんだ。
後ろに待機していて、開会式の直前がこちらの白黒の写真です。
ずらっと並んでいるのが全部ハトの箱上下2段になっていて15羽ずつ入っていて550箱あります。
ここに山本雅嗣さんが写っているそうですが、どの人ですか。
若いころの僕です。
当時34歳です。
こうやって指示をしていて若手の人たちの中堅リーダー役という感じだったそうですけれども実際にこの籠を550開けるのはタイミングが難しかったそうですね。
それは選手代表の小野喬さんの選手宣誓に合わせて開けたんです。
先ほどの映像がちょうどそのシーンなのでご覧いただきながら振り返ります。
選手代表のときの小野で手をかけて喬で開けるということですね。
音声で全員が一斉に動いたということですがただ飛んでいったハトたち壮観だったでしょうね。
ハトの羽ばたくごう音と観衆の歓声、それからハトの美しさ、銀色に輝いて。
あの場所にいらっしゃったわけですものね。
もう少ししっかり思い出していただくために当時使っていた籠と全く同じものを用意していただきました。
50年たってもまだあるんですね。
山本⇒とうの籠ですね。
どのタイミングかといいますと私が掛け声をかけますと2段に積んでいたんですよね。
選手代表、小野で開けて。
ハトがばたばたと国立競技場を壮観ですよね。
6年後に東京にオリンピックが戻ってきますけれども開会式が夜なので難しいかと思いますがハトが活躍できる場があるといいですね。
条件が違うと思いますが何らかの形で貢献したいと思います。
そのときは56年ですかね。
このハトたちのさらに2世代後ぐらいですかね。
私は91歳になります。
そのときまで元気にハトを育てている気がしますけれどもね。
ありがとうございました。
きょうは東京オリンピックで活躍したハトの子孫たちを東京・調布市からお伝えしました。
小野で籠に手をかけて喬で開ける。
50年前で、その瞬間すごいなと思ったのを覚えていますけれどもそんな舞台裏だったんだ。
50年たって初めて知りました。
合原⇒ハトの世話をする人も一生懸命訓練したから、きれいな乱舞が生まれたんですね。
山本⇒公園で見るハトと違いますね顔つきが細いし、精かんな感じがします。
あすはいったい何でしょうか。
合原⇒続いては、こちらです。
合原⇒「いま旬一本勝負!」きょうは埼玉県からです。
洗濯バサミが見えていてボールが転がっていきますがこれは、いったい何の装置でしょうか。
岸田さん。
岸田⇒バランスが崩れてこのようにお茶が入りました。
からくり装置です。
きょう、ご紹介するのはこうしたボールが動くエネルギーだけで連鎖を生みだすからくり装置をお伝えします。
ここはさいたま市内の集会所です。
こうした装置をころころ装置と呼び研究を重ねている人がいます。
それがこちら、コロコロ研究所の皆さんです。
ふだんは板金業の仕事をしています。
手に持った工具を使って鉄やアルミを加工してこのように、家の屋根や壁を作っています。
こうした板金業の技術を使ってコロコロ装置を作って地域のイベントで披露しています。
所長の新井勇司さんですよろしくお願いします。
新井さんこの活動を始めて10年ということですが、ずばり原動力は何でしょうか。
新井⇒作るのは大変なんですがイベントなどで披露すると子どもたちが何度も見てくれたり目がきらきらした瞳になるんです。
それを見るのが楽しくてみんなで一生懸命苦労しながら作っています。
こうして、仕事が終わると集まって試作を重ねているということです。
創意工夫の数々をご覧いただきましょう。
まずこちらです。
ボールを動かしてみます。
漏斗のようになっていますが手近にあるあるものを使っています、なんだと思いますか。
合原⇒フライパンのふた。
違いますね。
山本⇒タジン鍋じゃないよね。
違います。
こちらです。
山本⇒いす?いすの脚の部分です。
それを裏返して使っています。
よく見つけたという感じです。
手近なものといえば今度、こちらキッチンのボウルです。
2つ組み合わせたものです。
これも、なかなかおもしろい動きをします、見てください。
バーに当たるとちょっと後ろに動いておもしろいですね。
山本⇒何で下がるの?合原⇒進んで?山本⇒三歩進んで二歩下がるとは言いますけれども。
実は、中に鉄の重たいボールが入っています。
このボールが前後に動くのでこうした不思議な動きになるということです。
この装置いろいろ作っていてかなり計算が必要なんじゃないですか。
新井⇒そんなことはなくてやって失敗しながら作られていくというものです。
僕たちの本業も、おさまらないところをおさめるというところがあります。
それがコロコロ装置作りと共通してるところです。
感覚を頼りに職人魂というところですね。
こうしたものをつなぎ合わせて巨大な装置を作ることもあります。
今、取り組んでいるのがこちらです。
来月、近所の小児医療センターの子どもたちのために披露されるものです。
中には外出できない子どもたちもいます。
そうした子どもたちのために7年前から毎年作っています。
出来上がると実は100mにもなるんです。
では、スタート。
フォークにあたるとどんどん上に転がっていきます。
そして、今度は次のボールに何とも不思議な動きです。
これは、ようじ入れです。
今度はバケツに入って赤い物体に注目!ロケット発射です。
どんどん上に上がります。
先端に針がついています。
そのうえに風船がある?ということはどうなるんでしょうか。
山本⇒割れるね。
ビリヤードの球がゆっくりとらせん状のところを。
山本⇒いすの底だよね。
どうなのか、落ちた!最後を飾るのは、げただ!げたが!
拍手
げたが上を向きました!新井さんどういうことを表していますか。
新井⇒あしたの天気は晴れです。
そういうことなんですね。
子どもたちの前でも成功するといいですね。
大きな装置を必ず成功させたいと思います。
ありがとうございます。
職人たちのおもしろさが詰まったこの装置きっと子どもたちに笑顔を運んでくれるでしょう。
中継でお伝えしました。
山本⇒楽しませてもらいました。
ありがとうございました。
それにしても時間のかかる天気予報でしたね。
合原⇒どのくらいかかったんでしょうかね。
山本⇒コロコロ装置というのは子どもも大人も関係ないですね。
合原⇒今のは7mでしたが100mということでしたね。
山本⇒ほんとに楽しませてもらいました。
合原⇒続いてはこちらです。
ヘルシーな食材として知られる高野豆腐。
皆さん、食べていますか?高野豆腐に厳しい意見も多いようですね。
しかし、これを見ればそんなあなたも食べたくなります。
高野豆腐に入っている成分が今、注目されているんです。
生活習慣病の予防にも役立つという、その成分は?さらに調理が面倒だという方も必見。
目からうろこの簡単レシピ。
そして、誰もがおいしく食べられる調理法も紹介します。
きょうは、高野豆腐のイメージが一新します。
お見逃しなく!山本⇒大豆を使ったこの食材皆さんはどうでしょうかね合原⇒リポーターは上條さんです。
上條⇒きょうご紹介するのは、こちらの高野豆腐です。
昔から食べてきましたよっていう方もいると思います。
地方によってしみ豆腐や凍り豆腐とも呼ばれています。
お二人は好きですか?合原⇒独特の食感が好きですね。
くせになってしまいます。
山本さんは?山本⇒炊き合わせ、しいたけと、炊き合わせというのがおいしいですね。
山本さんの世代は、お好きな方も多いと思います。
山本⇒世代がっていうわけじゃないかもしれないけど分からないか。
上條⇒ヘルシーな食材としても注目されています成分をご覧いただきます。
植物性のたんぱく質植物性の脂質がたっぷり含まれています。
あとはカルシウム、鉄分、亜鉛も入っていて1つの食品でいろいろな栄養素がとれる優秀な食品です。
最新の研究では、生活習慣病の予防にもつながることが分かってきました。
まずは生産量日本一、長野県を訪ねています。
高野豆腐の一大産地長野県飯田市。
地元の食料品店を訪ねると。
ありましたよ、これ。
凍豆腐というコーナーがありますよ。
上からずらっと見てください、これ全部高野豆腐。
産地だけあって大小さまざまな種類のものが並んでいます。
あまり見かけないですよね。
なんと贈答用のセットまでありました。
この地方では食卓に欠かせないという高野豆腐。
毎日のように食べているお宅を訪ねました。
長野県で生まれ育った吉沢良子さんです。
台所には大量の高野豆腐が。
結構たくさんストックされてますね。
この日の料理にも高野豆腐を使いました。
たまねぎ、にんじんほうれんそう。
自宅の畑で取れた野菜をだしにたっぷり入れて煮込んだ卵とじ。
吉沢家の定番です。
いただきます。
私もいただきました。
卵とよくからんでます。
おいしい。
父の登志郎さん、いつも高野豆腐は残さず食べるそうです。
良子さんにとっては幼いころから食べてきた思い出の味です。
長野県では冬の寒さを生かし古くから高野豆腐を作ってきました。
豆腐を10日間ほど屋外に置き凍結、乾燥を繰り返して高野豆腐が出来上がります。
保存の利く高野豆腐は冬場の貴重なたんぱく源だったのです。
老舗の高野豆腐のメーカーです。
今ではほとんどの工程が機械化され一日およそ7トンの高野豆腐が作られています。
最近、生活習慣病の予防に高野豆腐に含まれるある成分が役立つことが分かってきました。
メーカーの研究所です。
こんにちは、はじめまして。
よろしくお願いします。
石黒貴寛さん。
高野豆腐の栄養を専門に15年以上研究しています。
ことし石黒さんたちの研究グループは高野豆腐に含まれる成分が脂質の吸収を抑えるという内容の論文を発表しました。
その成分とは…。
これが高野豆腐から取り出したレジスタントタンパク。
レジスタントタンパク。
食べても吸収されない不思議なたんぱく質なんです。
その働きは通常、食事をとると腸に脂肪が入ります。
するとコレステロールが変化した胆汁酸が脂肪と結び付き体内に吸収されます。
一方、レジスタントタンパクは胆汁酸と結び付くため脂肪と胆汁酸が結合するのを防ぎ体の外に排出されると考えられています。
石黒さんは、医師と共同で健常者40人に、1か月間毎日、高野豆腐を食べてもらい血液を調べました。
その結果、食べる前に比べ1か月高野豆腐を食べたあとでは脂肪をとりすぎると高くなる動脈硬化指数が下がりました。
レタス1個分の食物繊維を数か月間、摂取したときと同じ程度の効果だといいます。
共同研究を行った病院です。
ここでは、病院食に積極的に高野豆腐を取り入れています。
この日のメニューは高野豆腐の卵とじです。
少量でも、たっぷりたんぱく質がとれるので高齢者にもおすすめです。
きょうのお食事、いかがですか。
共同研究をした医師前本勝利さんは高野豆腐の健康効果に注目しています。
山本⇒高野豆腐というと、だしのしみた、ふわっとした味わいのものを食べていたんですけれども、結構いろいろな効果があるんですね、そんなことは考えなかったですね。
上條⇒体にとってもうれしい食材なんですね。
詳しいお話を伺っていきます。
スタジオにはゲストをお招きしています。
京都光華女子大学の廣田孝子さんです。
よろしくお願いします。
合原⇒高野豆腐は、たんぱく質カルシウム鉄分、いろいろなものがぎゅっと詰まっているんですね。
廣田⇒大豆よりも、さらに凝縮したような栄養素を持っています。
たんぱく質はとても良質です、必須アミノ酸がたっぷりそして植物性脂質も動物性と違って、動脈硬化予防にいい、オメガ脂肪酸です。
カルシウムは私たちがいちばん不足していますよね、これがたっぷりで、若い女性に必要な鉄分貧血に必要な鉄分も豊富です。
亜鉛は私たちの細胞をいつも若々しくしてくれます。
DNAの即効、促進です。
こういうものがたっぷりです。
山本⇒見かけによらずというか。
合原⇒レジスタントタンパクというものも見つかったということなんですね。
さらにですね。
加工中に、作っている間に高野豆腐を凍らせている間にレジスタントタンパクというものができまして、これが私たちの腸の脂肪を掃除してくれる出してくれるということです。
合原⇒食物繊維みたいなものなんですね。
炭水化物に多い食物繊維よりもさらに、たんぱく質レジスタントタンパクはもっと効果があるということが実験結果で出てきています。
山本⇒脂肪を体の外に出してくれるということですよね。
上條⇒摂取すると、どんな効果が期待できますか。
まず一緒に食べた脂肪をレジスタントタンパクが捨ててくれる。
腸の外へ出してくれるということです。
ダイエットにもいいですか?脂肪を食べたつもりでも高野豆腐と食べれば吸収される量が減るんです。
うれしいな。
あとは、どんな病気が予防できますか。
レジスタントタンパクによって、私たちが心配な動脈硬化、それから心配な高脂血症とか脂質代謝異常何よりも、生活習慣病心筋梗塞、脳梗塞、こういうものを予防してくれる可能性があります。
合原⇒レジスタントタンパクは高野豆腐以外には含まれていないんですか。
含まれているんですが高野豆腐がいちばん多いです。
どういうものに含まれているかというと、おそばや酒かすそのほかシルクタンパク絹ですね。
絹のたんぱく質は食べられませんけれども、こういうものに含まれていることが分かっています。
何よりも高野豆腐にいちばん多いということです。
山本⇒かなり力が入ってきました。
そもそも私は大豆が好き、お豆腐が好き、高野豆腐も好きなんですけれども、お豆腐と比べても多いんですか。
加工する間に、冷凍している間にたんぱく質お豆腐のたんぱく質の構造が変わって、レジスタントタンパクに、よりよくなってくれる。
大豆製品の中でもレジスタントタンパクの量がどれほど多いのかというのを比べたグラフがあります。
大豆よりも高野豆腐のほうが断然多いんですよね。
山本⇒凝縮するということですか。
凍結の間、お豆腐を凍らせている間に、たんぱく質がどんどん構造が変化するんです。
変わってきてしこしこした感じですね。
あれが、私たちの腸の中で脂肪の排出を助けてくれるようです。
合原⇒こんなに数字も違うんですね。
山本⇒だけど、先ほど炊き合わせと言いましたけれども、煮物で食べるというのは頭に浮かぶしいつも食べているんですけれども高野豆腐のほかの料理はある?山本さんがおっしゃるとおりで街で聞いても煮物しか思いつかないとか、あとは戻すのに手間がかかるから高野豆腐の料理をしないという方が多かったんですけれども、今回は、手間いらず、とても簡単でおいしいレシピを教えてもらって来ました。
訪ねたのは管理栄養士の磯村優貴恵さん。
和食からスイーツまで50種類以上の高野豆腐のレシピを持っています。
お肉の代わりに高野豆腐が、なりますか?なります。
高野豆腐をそぼろ風に変えて苦手な人もたくさん食べられるレシピです。
材料は、なす、しめじ、しょうがなどを使います。
戻した高野豆腐をフードプロセッサーで細かくします。
目安は、ひき肉程度です。
ごま油で野菜をさっと炒め高野豆腐を加えます。
だしを入れて中火で3分ほど煮込みます。
最後に水溶きかたくり粉を入れてとろみが出たら完成です。
なすときのこのそぼろ風あんかけ丼。
カロリー控えめで高野豆腐の食感が苦手な人もたくさん食べられる1品です。
続いては、手間いらず水で戻さずにできる高野豆腐の簡単レシピ。
材料はカットトマト、にんじんいんげん、コーンなどご覧のとおりです。
鶏ガラスープを入れた水の中に高野豆腐を戻さずそのまま入れます。
そして、にんじんやコーンを入れ、ひと煮立ちしたらそのあとは弱火で3分煮込みます。
そこにカットトマトといんげんを加え、さらに5分ほど煮込めば出来上がりです。
ミネストローネの完成。
10分ほどで、できるので忙しい朝にもぴったりです。
スタジオにはミネストローネとそぼろ丼をご用意しました。
山本⇒そぼろ丼をいただきます。
甘い香りがします。
ぱらぱらっと表面に付いているのが高野豆腐ですよね。
こういう形の高野豆腐はなかなか見かけませんけれどもね。
見た目は鶏肉のそぼろのあんかけ丼のようですよね。
合原⇒食感、どうですか。
山本⇒うん。
高野豆腐の粒々感があります。
上條⇒食感はちょっと残っている。
山本⇒高野豆腐として食べる中では新鮮です。
もっと、じゅわっとお汁が出てくるような。
こういった粒々感もおもしろいですね。
苦手な人でも食べられそうですね。
山本⇒言われなければ高野豆腐と分からないかも。
何これって言いそうです。
廣田⇒たんぱく質ですよねお肉のたんぱく質のようですよね。
廣田さんから見て栄養面はどうですか。
きのこが入ってますよね。
ビタミンDが多いんです。
高野豆腐のカルシウムの吸収率を上げてくれるんです。
高野豆腐ときのこの組み合わせ私たちの骨を丈夫にしてくれます。
山本⇒炊き合わせもそういうことですかね。
高野豆腐としいたけが合いますよね。
吸収してくれるんですね。
ミネストローネも用意しましたので。
山本⇒色合いがいいですね。
合原⇒ミネストローネに豆腐か、と思ったんですけれどもどうでしょうか。
山本⇒ゆっくりかんでいいですから。
合原⇒洋風のスープじゃないですか。
でもお豆腐が合いますよね。
お豆とか入れるからですからね。
山本⇒高野豆腐はもともとおいしいですからね。
廣田さんどうですか。
トマトのグルタミン酸のうまみがしみていておいしいですね。
こういうお料理は?すごくよく考えられています。
トマト、コーンにいんげ、にんじんこれではカロテノイドビタミンAですね。
そしてCとEも含まれています。
ビタミンA、C、Eがそろいますと強力な抗酸化ビタミンになります。
私たちの血管がさびるのを防いでくれる、動脈硬化を防いでくれます。
コレステロールが蓄積するのを防いでくれます。
高野豆腐のレジスタントタンパクで腸を掃除してプラス血管の掃除もこのお野菜たちでしてくれます。
ダブル効果です。
合原⇒お野菜もスープだからいっぱい入れられるので食物繊維もたくさん食べられますね。
スープにたくさんビタミンが出ていますからスープを召し上がっていただくというのは、とてもいいビタミンのとり方です。
山本⇒なかなか高野豆腐と思わないよね。
合原⇒お水で戻さなくていいのがいいですね。
スープに入れてしまうんですね。
今の高野豆腐は水戻しする必要がありません。
昔はぬるま湯に入れて、よく洗って、アンモニアで処理をしていますのでそれを取り除かなくてはいけなかったんですが今は大丈夫です。
アンモニア処理はなくなりました。
カリウムで処理をしています。
そのままスープに入れてください。
山本⇒私たちは水で戻すのに慣れていますけれども戻さないと不便はありますか。
小さく切りたいときは水で戻さないと包丁が入りません。
あとはだし汁、スープに入れていただくと高野豆腐にぐっと味がしみこんでより味がおいしくなります。
より、だし汁もたっぷり吸い込みますし戻さずに料理に使いますと軟らかく煮上がるということです。
戻さないほうがおいしく感じるようです。
しみこむんです。
長野で取材しましたけれども地元の皆さん、水で戻さずに使っていらっしゃって、おみそ汁にそのまま入れたり豚汁にそのまま入れたり、みそ汁に入れる用の小さいサイズの高野豆腐も売っていたりします。
合原⇒そういう使い方ができるんですね。
山本⇒みそ汁は、普通の豆腐だと思ってましたけれど高野豆腐を入れるんですか。
かさも増しますので、食べた気がします。
食べ応えもあります。
ダイエット効果ですよね。
おなかが膨満感。
ちょっとしか食べていないのに満腹感がでます。
一日食べる目安はどのくらいですか。
あの1枚を食べますと先ほどの必要な栄養素、たんぱく質、ミネラル類が10%から20%、6分の1くらい充足できます。
高野豆腐1枚くらいを食べていろいろなものを召し上がると栄養バランスが満たされるということです。
今回は、煮るお料理を中心に紹介しましたが、ほかのお料理は?伝統的にだし汁で炊くのが多いんですけれども私たち、油で揚げたり煮た高野豆腐を薄くかたくり粉にまぶして揚げられると若い人は喜ばれます。
それからハンバーグに入れたり。
お肉の代わりです。
合原⇒きょうの「ゆうどき」は高野豆腐の新しい健康効果、手軽なレシピなどいろいろご紹介してきました。
それを見た視聴者の皆さんからお便り寄せられています。
上條さんです。
上條⇒質問からです。
懐かしい高野豆腐。
昔、農家の保存食品でした。
現代の保存期間と方法を教えてください。
廣田⇒大体半年ぐらいの保存期間です。
でも冷凍庫に入れていただいたら大丈夫です、ずっと長くもちます。
冷蔵庫でもいいですよ。
冷蔵庫よりも、冷凍庫のほうがいいですけれども酸化するんですね脂が多いから。
植物性の脂肪が多いから冷凍庫、冷蔵庫で。
山本⇒1年くらいはいけますか。
冷凍庫は大丈夫ですよ。
早く新鮮なうちに召し上がっていただくっていうのがおいしさの秘けつです。
合原⇒保存食品とはいえですね。
上條⇒わが家では高野豆腐を週2回は食べています、煮物だけではなくおみそ汁や揚げ物の具にしています。
揚げ物は、薄味に煮た高野豆腐に衣をつけて揚げています。
焼いたり揚げたりということですけれども。
高野豆腐は栄養満点なんですけれども、高野豆腐だけでいいわけではありません。
動物性のものとかも一緒に召し上がっていただいたらパーフェクトです。
山本⇒秋は食欲の秋と言いますがよりおいしく感じられる気候でもありますからね。
その中に高野豆腐、懐かしいなと思われる方もいますし、若い方は高野豆腐があったんだと思うかもしれませんし、見直してもらってもいいかもしれません。
あすの「ゆうどき」です。
シリーズ「東京オリンピックから50年」。
あすは鋳物の町埼玉県・川口市を訪ねます。
聖火台作りに命を懸けた壮絶な舞台裏2020年のオリンピックにかける思いについてお伝えします。
「人生ドラマチック」は喜劇役者の伊東四朗さん。
舞台に立つことになった意外なきっかけ。
77歳の今もなお喜劇にこだわり続ける役者人生に迫ります。
2014/10/07(火) 17:16〜18:00
NHK総合1・神戸
ゆうどき ▽高野豆腐の新たな健康効果と手間いらずの新レシピを紹介。[字]
ヘルシー食材として知られる高野豆腐の新たな健康効果と手間いらずの新レシピを紹介する。旅コーナーは、秋田県の男鹿半島で、断崖や奇岩など、絶景を体感する。
詳細情報
番組内容
【キャスター】山本哲也,合原明子
出演者
【キャスター】山本哲也,合原明子
ジャンル :
ニュース/報道 – 定時・総合
情報/ワイドショー – 暮らし・住まい
情報/ワイドショー – グルメ・料理
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