ニュースをお伝えします。
次世代の気象衛星ひまわり8号を載せた、H2Aロケット25号機が、きょう午後、鹿児島県の種子島宇宙センターから打ち上げられました。
衛星は予定どおり、軌道に投入され、打ち上げは成功しました。
気象衛星ひまわり8号を載せた、H2Aロケット25号機は、午後2時16分、ごう音と共に発射台を離れました。
そして、打ち上げからおよそ28分後、ひまわり8号を予定どおり高度およそ260キロで、地球を回る軌道に投入しました。
今回打ち上げられたひまわり8号は、現在の気象衛星よりも観測技術やデータの処理能力が大幅に向上した、次世代の気象衛星です。
センサーの感度が格段に上がり、これまで1キロメートル四方だった衛星画像の解像度が、500メートル四方と、より細かくなり、白黒だった画像がカラーで表示できるようになります。
現在、30分に1回の観測は、10分に1回になり、日本付近や台風の観測は、2分半に1回と、頻度が増えます。
台風や集中豪雨をもたらす積乱雲が急速に発達する様子を、詳細に把握できるようになるなど、観測や予報の制度の向上につながると期待されています。
理化学研究所の小保方晴子研究ユニットリーダーが、早稲田大学に提出した博士論文に、複数の不正が認定された問題で、早稲田大学はきょう、小保方リーダーがおおむね1年以内に論文を再提出し、博士号にふさわしいものになったと判断されない場合は、博士号を取り消すと発表しました。
小保方リーダーが、早稲田大学に提出した博士論文では、アメリカのNIH・国立衛生研究所のホームページの文章とほぼ同じものが、およそ20ページ見つかるなど、文章や画像の盗用の疑いが複数指摘されました。
大学の調査委員会は、ことし7月、誤って下書き段階の論文を提出したなどとする小保方リーダーの主張を認めたうえで、完成した論文にも不正が6か所あったと認定しました。
早稲田大学はきょう、小保方リーダーが、一定の期間内に論文を訂正し、再提出しない場合、博士号を取り消すと発表しました。
また、大学側も論文の指導や審査の過程に、重大な不備や欠陥があったとして、おおむね1年の猶予期間を設け、この間に小保方リーダーが論文の指導と研究倫理の教育を受け、再提出された論文が、博士号の論文にふさわしいと判断された場合には、学位を取り消すことなく、維持するとしています。
自民党の総務会で、特定秘密の指定や解除などの統一基準の案を巡り、政府に対し、国民の知る権利や報道・取材の自由をいかに担保するのか、さらに詳しく説明するよう求める意見などが出され、きょうの了承は見送られました。
特定秘密保護法の施行に向けて、政府の情報保全諮問会議がまとめた、特定秘密の指定や解除などの統一基準の案では、国民の知る権利は、表現の自由や民主主義社会の在り方と結び付いたものとして、十分に尊重されるべきで、特に報道や取材の自由については、十分に配慮するとしているほか、法律の施行から5年後に、統一基準の見直しを検討する規定などが盛り込まれています。
これについて、自民党の総務会はきょう、審査を行いました。
この中で、出席者から、国民の知る権利や報道・取材の自由をいかに担保するのか、政府側の説明が不十分だという意見や、不当な秘密指定に関する罰則の在り方が不十分なうえ、長期間にわたり、特定秘密に指定する妥当性を検証するのは、困難ではないかという指摘が出され、きょうの了承は見送られました。
日本マクドナルドホールディングスは、中国・上海の食品加工会社が、使用期限切れの鶏肉などの食材を加工していたとされる問題で、売り上げが落ち込むなどの影響を受けたとして、ことし1年間の最終的な損益が、当初予想していた60億円の黒字から一転して、170億円の赤字となる見通しを発表しました。
それによりますと、売り上げは当初の予想より290億円少ない、2210億円、最終的な損益は60億円の黒字から170億円の赤字に、それぞれ下方修正しました。
最終損益が赤字になれば、平成15年の決算以来、11年ぶりとなります。
会社側は、中国・上海の食品加工会社が、使用期限切れの鶏肉などの食材を加工していたとされる問題が7月に明らかになって以降、売り上げが大きく低迷し、信頼回復のための投資や、上海の会社から仕入れた原材料を廃棄する費用などがかさんだためだとしています。
一方、先月の販売実績の速報も発表し、売り上げは既存店どうしの比較で、去年の同じ月を16.6%下回り、7月以降、3か月連続で2桁の減少となりました。
全国でしゃぶしゃぶ店を展開する木曽路が、メニューに松阪牛などと表示しながら、価格の安い別の和牛を使っていた問題で、消費者庁は、景品表示法に基づき、再発防止の命令を出す方針を固めました。
消費者庁が再発防止の命令を出すのは、名古屋市に本社があり、全国でしゃぶしゃぶ店を展開する木曽路です。
木曽路は、大阪市や神戸市、それに愛知県刈谷市の合わせて3つの店舗で、おととし4月からことし7月まで、メニューに松阪牛や佐賀牛と表示しながら、1食当たり1500円から2000円ほど安い別の和牛を使って、しゃぶしゃぶやすき焼きなどを提供していたということです。
こうしたメニューは、3つの店舗で合わせて7100食余りが提供されたということです。
このため消費者庁は、メニューの虚偽表示により、消費者に著しい誤解を与えたとして、今月中旬、景品表示法に基づき、再発防止の命令を出す方針を固めました。
木曽路はNHKの取材に対し、消費者庁から処分が出ていない今の段階では、コメントできませんと話しています。
続いて気象情報、あすの天気です。
本州付近は高気圧に覆われるため、穏やかに晴れる所が多いでしょう。
朝は各地で冷えますが、日中は過ごしやすい陽気になりそうです。
北海道では一時的に雨の降る所があるでしょう。
生字幕放送でお伝えします2014/10/07(火) 17:06〜17:16
NHK総合1・神戸
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ニュース/報道 – 定時・総合
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