半数近くの配送車がまだ修理中で、中学校で給食が再開するのは今月中ごろになる予定です。
(美奈子)わたしがドナーになる。
(健吾)えっ?
(美奈子)ありがとう。
あなたのおかげで決心できた。
(梨沙)よかったじゃん。
(美奈子)久しぶりだね。
この道2人で歩くの。
うん。
(美奈子)ごめんね突然。
いや。
(美奈子)でも考えて出した結論だから。
(美奈子)あの人がねわたしのとこ来て。
健吾とわたしにより戻してほしいって。
そしたらマリアちゃんも納得するんじゃないかって。
(美奈子)わたしがドナーになるのが一番いいんだと思う。
最初からそうしてればよかったんだよね。
いや。
美奈子。
(美奈子)マリアちゃんを助けたいの。
(美奈子)それにわたしやっぱり健吾のことが忘れられなかった。
わたしたちの3年間をねこれで終わらせたくないの。
(美奈子)あしたマリアちゃんに会いに行こっか。
えっ?
(美奈子)一緒についてきて。
またあした連絡する。
じゃあ。
(マリア)お母さん。
(和子)うん?
(マリア)お父さんが死んだときさどう思った?
(和子)冗談じゃないって思ったかな。
(マリア)えっ?
(和子)言いたいこと全然言えないで別れたままだったから。
(マリア)そうなんだ。
(マリア)わたしは涼太と最後に仲直りできたよ。
そう。
(マリア)フッ。
(和子)ねえ?マリア。
(マリア)うん?
(和子)梨沙さんのことなんだけど。
(マリア)もういいって。
そのことは。
(和子)聞いて。
(マリア)ハァー。
わたしも最初はドナーになってくれるのお金のためだと思ってたの。
でもね今は違うと思うの。
梨沙さん湖でマリアのこと怒鳴ったでしょ?どうでもいい相手に本気で怒ったりできないと思うの。
(留美)神谷先生。
検温終わりました。
(神谷)うん。
ありがと。
(ファクスの受信音)
(神谷)あしたの川島さんの検査なんだけど。
(神谷)どしたの?誰にも話さないでもらっていい?
(留美)えっ?
(神谷)ただのいたずらかもしれないし。
岡田さんには僕から確認しとくから。
ねっ?
(修一)どしたの?
(留美)聞きたいことがあるんだけど。
(修一)何?
(留美)ファクス送った?
(修一)ああ。
送ったよ。
(留美)どうして!?
(修一)フッ。
梨沙のお兄ちゃんだから。
(留美)えっ?フッ。
色々教えてくれてありがとね。
今までお世話になりました。
(千鶴)マリアちゃんのお見舞い行かなきゃね。
(川本)そうだよなぁ。
(千鶴)ハァー。
何かわたしたちにできることないのかねぇ?
(川本)うーん。
健吾ももっと頼ってくれればいいんだけどなぁ。
(千鶴)あんたが頼りないからでしょ!
(川本)俺かよ!?
(千鶴)あっ。
(川本)うん?あっ。
(千鶴)ちょっと。
待ちなさいよ!
(千鶴)そんな荷物持ってどこ行くの?もしかしてお金だけもらってどっか逃げちゃうつもり!?
(川本)おい。
もうあの家族とは関係ないんだよ。
(千鶴)いや。
関係ないって結婚したんでしょ!?
(川本)千鶴。
どういうこと?もう家族じゃねえんだよ。
・
(留美)神谷先生!
(神谷)うん。
どうしたの?
(留美)あのう。
何でわざわざこんなところに?
(神谷)すいません。
ちょっと話しづらいことだったんで。
えっ?
(ウエーター)いらっしゃいませ。
(神谷)あの。
こんなものが送られてきたんです。
(神谷)それでうちの看護師があなたのお兄さんなんじゃないかって。
(神谷)申し訳ありません。
手術のことを話してしまったようで。
本人も軽率だったと反省しています。
(神谷)お兄さんは納得されていないんですか?移植のこと。
やめたから。
ドナーになるの。
もともとの婚約者がドナーになるってさ。
それなら問題ないでしょ。
もし適合しなかったら…。
フッ。
そんときはわたしの肝臓使えばいいよ。
(神谷)いや。
そういうことじゃ。
もらった金は返す。
少しずつでも必ず。
そうすれば臓器売買にならないでしょ。
(神谷)どうしてそこまでするんですか?助けたいから。
とにかく手術してやってくれよ。
・
(瑞希)マリア。
大丈夫?
(マリア)あっ。
うん。
(瑞希)さっき涼太のお姉ちゃんに会ったんだ。
これ。
(マリア)えっ?
(瑞希)もらっちゃった。
(瑞希)頑張んないとね。
涼太の分まで。
そうだね。
(マリア)これ。
あいつと約束しちゃったんだよね。
フフッ。
早く仕上げないと。
(瑞希)うーん。
やっぱイケメン。
(マリア)えっ?そう?
(瑞希)そうだよ。
(マリア)フフッ。
(瑞希)あっ。
鼻もうちょっと大きくなかったっけ?
(マリア)えっ?嘘。
(瑞希)うん。
(マリア)そっか。
よいしょ。
(瑞希)あと髪形結構ポイントね。
(マリア)ああ。
確かに。
あいついつも決めてたもんね。
(瑞希)うん。
・
(川本)健吾。
お疲れさまです。
(川本)お疲れ。
クリオネちゃんと何かあったのか?何でですか?
(川本)いや。
家出てったんだろ?えっ?
(川本)さっき大きな荷物持って歩いてたから声掛けたんだ。
(川本)もしかして知らなかったのか?何か言ってましたか?
(川本)もう家族じゃないって。
何か強がってるように聞こえたけどな。
ありがとうございます。
(川本)おい。
健吾!梨沙は?
(和子)荷物がなくなってるの。
これだけ置いてあって。
(呼び出し音)お兄さんのところに行ったのかしら?知ってたの?お兄さんがいること。
母さん?あっ。
梨沙さんのお兄さんねこないだうちに来たの。
えっ?手術をやめてほしいって言われて。
それで?お金で済む話じゃないって思ったんだけど。
渡したの?黙っててごめんね。
ちょっと行ってくるよ。
梨沙。
おかえり。
ずっと待ってたんだぞお前のこと。
絶対帰ってくるって信じてたよ。
お前だろ?お前って。
お兄ちゃんに向かって。
ファクスだよ。
ファクス?お前が病院にファクス送ったんだろ!?ああああああああ。
送った送った。
ふざけんなよ。
そんな怒った顔するなよ。
医者から何か言われたのか?あの家族には近づくなっつっただろ。
お兄ちゃんなお前のことが心配なんだよ。
わたしはもうドナーじゃねえ。
うん?もうドナーじゃねえんだよ!あいつとも離婚する。
残念だったな。
金ゆする相手がいなくなって。
そっか。
フッ。
お兄ちゃんに感謝しろよ。
はあ?あそこのお母さんに手術しないでくださいって頭下げてやったんだぞ。
えっ?そっか。
手術やめてもらえたか。
まさか金取ったりしてねえよな?フッ。
人聞きの悪い。
俺が頼んだわけじゃないからな。
幾らだよ?えっ?幾ら取ったんだよ!?いやいや。
もう使っちゃったかな。
おいやめろって。
やめなさい。
どけよ。
やめ…。
梨沙。
梨沙。
やめろって!梨沙。
ああー。
見つかっちゃった。
ふざけんなよ!おい。
いやいや。
今日中に利子だけでも返せって言われてるんだよ。
あんなやつらに返す必要ないだろ。
うちとは違うんだよ。
わたしたちがかかわっていい家族じゃねえんだよ!迷惑掛けないでくれよ。
お願いだから。
帰ってくるよな?ああ。
(美奈子)もしもし?メール見てくれた?ああ。
ごめん。
今日行けないんだ。
(美奈子)そう。
ごめん。
(マリア)先生。
(神谷)うん?手術したらさおなかに傷残るの?
(神谷)うん。
どのくらい?大きいの?おなか全体にね大きな傷が残るんだ。
そっか。
ドナーの人も?うん。
同じだよ。
そうなんだ。
(チャイム)こんばんは。
梨沙来てませんか?来てたとしたら?返してください。
フフフ。
返してくださいって。
梨沙はあなたのものじゃないでしょ。
ましてやあなたの妹を救うための道具じゃない。
違いますか?梨沙は今どこにいますか?教えるわけないでしょ。
お願いします。
あなたと同じ立場だったら僕も同じことしてますよきっと。
でもあなたが僕の立場だったらどうしますか?黙って妹を差し出せますか?分かりません。
でも僕は妹を苦しめたりはしない。
梨沙は…。
あなたと一緒にいても幸せになれないと思います。
ずっと待ってたの?
(美奈子)うん。
面会時間まだ間に合うよね?行こうマリアちゃんとこ。
美奈子。
(美奈子)うん?美奈子の気持ちはすごくうれしい。
でも…。
(美奈子)でも?ドナーになるって言ってくれたけど。
無理してんだろ?美奈子のことはよーく分かってるつもりだよ。
もう大丈夫だから。
はっきり言ってよ。
(美奈子)優しくなんてしないで。
(美奈子)わたしだって健吾のことよーく分かってるつもりだよ。
健吾の中でもう答え出てるんでしょ?ごめん。
美奈子とは結婚できない。
どこ行ってたんだよ?これおばさんに返しといて。
離婚届も送るから。
梨沙。
戻ってきてほしい。
何言ってんの?そういう契約だろ。
ごちそうさま。
(和子)リンゴむいたわよ。
食べるでしょ?はい。
あのさ。
うん?うちの兄貴がごめんな。
ううん。
お兄さんの気持ちも分かるから。
わたしの方こそごめんなさい。
もう迷惑掛けないから。
うん。
食べて。
おいしいわよ。
うん。
いただきます。
マリア。
(マリア)うん?本当のこと話すね。
お兄ちゃんと梨沙は確かに契約をして結婚した。
マリアが助かるならどんなことをしてでもいいって思ったから。
でも今彼女は本気でマリアを助けたいって思ってくれてる。
それだけは信じてあげてほしい。
梨沙のことを信じてあげてほしい。
お兄ちゃん。
うん?梨沙さんのこと呼んできてくれる?二人っきりで話がしたいんだ。
分かった。
・
(足音)
(マリア)お兄ちゃんにしかられちゃった。
えっ?
(マリア)梨沙さんをうちから追い出してって言ったら。
まあドナーがいなくなったら困るからな。
それだけかな?うん?ううん。
梨沙さんはどうしてそこまでできるの?
(マリア)普通他人のために手術なんて受けられないでしょ?あいつに助けられたからかな。
(マリア)助けられた?わたし死のうとしてたんだ。
あいつのおかげかも。
今わたしが生きてるの。
そっか。
無駄にイケメンのくせにたまには役に立つんだね。
フフッ。
ホントにいいの?当たり前だろ。
交代。
(マリア)お兄ちゃん。
わたし信じてみる。
梨沙さんのこと。
うん。
(和子)マリアが?そう。
よかった。
はい。
(修一)もしもし?梨沙。
ハァー。
どうしたんだよ?帰ってこないから心配しただろ。
手術が終わったら帰るから。
お兄ちゃん梨沙のこと信じてるから。
待ってるからな。
(マリア)先生。
(神谷)うん?
(マリア)スカイツリーが完成したらさ一緒に行こう。
ねっ?涼太と約束したんだ。
展望台からの眺めを描くって。
そっか。
じゃあ一緒に行こう。
約束だよ。
(神谷)うん。
先生。
わたし生きたい。
うん。
(谷中)はい。
はい。
分かりました。
大至急確認します。
どうかされたんですか?
(谷中)おう。
こんなものがさっき送られてきたんだよ。
(谷中)これから緊急会議をすることになっているんだよ。
君も出席してくれ。
(神谷)あっはい。
(医師)これが事実なら大問題ですよ。
この病院で移植手術が一切できなくなりますよ。
(医師)医師免許をはく奪される可能性だってありますよね。
(師長)きちんと身元調査し直すべきじゃないですか?
(医師)もし警察やマスコミに知られたら。
(医師)騒ぎになる前に中止した方が。
(医師)確かに。
(医師)そのとおりですね。
(医師)そうですね。
(移植コーディネーター)担当の神谷先生はどうお考えですか?何の信ぴょう性もないと思います。
わたしは岡田さんご夫婦と何度も面談を重ねてきました。
お二人には深い絆があります。
契約結婚なんて考えられません。
(医師)そうは言ってもねぇ。
(神谷)ドナーになる一番の条件はレシピエントの命を救いたいという強い意思があることです。
梨沙さんにはその意思があります。
(移植コーディネーター)本当に大丈夫ですか?はい。
まったく問題ありません。
(神谷)お待たせしました。
お忙しいところすいません。
いえ。
昨日マリアが手術を受けると言ってくれました。
けさマリアちゃんから聞きました。
先生。
もう一度手術のこと考え直していただくことはできないでしょうか?岡田さん。
はい。
僕もあなたと梨沙さんの気持ちを信じることに決めました。
これからが本番です。
マリアちゃんと梨沙さんをしっかり支えていきましょう。
ありがとうございます。
どうした?何か眠れなくてさ。
あしたから入院だから今日はゆっくり寝ておかないと。
これ見てると落ち着くわ。
フッ。
俺向こうで寝るから今日は気が済むまで見てていいよ。
サンキュー。
今でもクラゲになりたいって思ってる?どうだろ。
何も考えずに漂っていたい?結構いいかもねぇ。
色々面倒なこと考えるのも。
うん。
何か眠くなってきた。
じゃあおやすみ。
あのさ。
うん?覚えといて。
おなか。
わたしのおなか。
覚えた?しっかり。
じゃあいいや。
(川本)健吾!もうすぐ手術だって?マリアちゃん。
はい。
(川本)これ持ってけ。
何です…。
(川本)たぶん千羽あると思う。
柏原がごまかしてなければな。
マリア喜ぶと思います。
千鶴がさ一番たくさん折ってくれたよ。
ああいう性格だから色々ときついこと言うけどさ。
あれでかなり心配してんだよ。
はい。
(川本)まっ俺の方が心配してるけどな。
ありがとうございます。
(看護師)もう少しお待ちください。
(和子)ありがとうございました。
あっ。
おはようございます。
(神谷)おはようございます。
おはようございます。
(神谷)おはようございます。
先生。
緊張してる?
(神谷)フッ。
少しね。
失敗すんなよ?
(神谷)任せてください。
頼りねえな。
お兄ちゃん。
フッ。
そんな深刻な顔しないでよ。
してないよ。
(マリア)フフフ。
(和子)ねえ?帰ったら何食べたい?
(マリア)えーっとね。
カボチャの煮物が食べたい。
梨沙さんの得意料理。
(マリア)えっ?そうなの?母さんには負けるけどね。
本気出したら負けねえし。
(和子)フフフフ。
フフフフフ。
梨沙さん。
うん?またネイルしてくれる?いいよ。
ありがとう。
(和子)マリア。
頑張ってね。
(看護師)ではご家族の方はこちらでお待ちください。
よろしくお願いします。
(ゆり)どうして隠したの?高倉さんたちに。
2014/10/07(火) 14:57〜15:53
関西テレビ1
流れ星 #07[再][字]
「二人きりの夜」
契約を越えて惹かれ合うようになった二人が初めて夜を過ごすことに、、。
竹野内豊 上戸彩 松田翔太 北乃きい 原田美枝子 稲垣吾郎
詳細情報
番組内容
岡田健吾(竹野内豊)は、マリア(北乃きい)のドナーになりたいと言い出した相澤美奈子(板谷由夏)に戸惑いを隠せない。一度は別れたが、健吾が忘れられない美奈子は、自分がドナーになり移植手術をするのが妥当だと考えたのだ。
一方、マリアの病状は予断を許さない状態になっていた。
そんな折、神谷凌(松田翔太)は、病院の医局に送られてきたファックスを見て愕然とする。
番組内容2
そこには「健吾は臓器売買で肝臓を手に入れた。手術は中止すべきだ」と書かれていた。それを見た中島留美(北川弘美)は、槇原修一(稲垣吾郎)に電話をすると、修一は自分がファックスを送ったことを認めた。
神谷に呼び出された梨沙(上戸彩)は、ファックスを見て驚くが、美奈子がドナーになるので、自分は手術はしないし、健吾から受け取った金は返すつもりだ、と話す。
番組内容3
そして、久々にアパートに戻ると、そこには修一がいた。修一と話すうち、梨沙は修一が岡田和子(原田美枝子)から、金をゆすりとっていたことを知る。
同じ頃、水族館にいた健吾は、川本順二(杉本哲太)から梨沙が大きな荷物を抱えて歩いていた、と聞き、急いで自宅に戻る。が、梨沙の姿はなかった。そして、その足で梨沙のアパートを訪ねると、そこにいた修一と対峙する…。
出演者
竹野内豊
上戸彩
松田翔太
北乃きい
川口春奈
桐山照史
ちすん
北川弘美
・
杉本哲太
・
板谷由夏
原田美枝子
稲垣吾郎
ほか
原作・脚本
【脚本】
臼田素子
秋山竜平
監督・演出
【企画】
金井卓也
【プロデュース】
中野利幸
【演出】
宮本理江子
石井祐介
並木道子
音楽
井筒昭雄
【主題歌】
「流星」コブクロ(ワーナーミュージック・ジャパン)
ジャンル :
ドラマ – 国内ドラマ
映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
音声 : 2/0モード(ステレオ)
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