さっぱりとしたおいしさに。
こちらもお薦めよ。
「ピアノを弾いてみたい!」と思っているあなた。
ピアノはリズムさえつかめば誰でも楽しく始められるんです。
番組ではおなじみの名曲を初心者にも弾きやすくアレンジしてご紹介します。
教えてくれるのは絢香さんや松たか子さんなどとも共演し幅広いジャンルで活躍する実力派のピアニスト…ピアノを間違えずに弾く事がメインの目的ではなくて……というふうに言ってきたのでそれはもう十分ね。
有森さんは本当に努力家でどんどん上達しちゃうんで困っちゃうくらいなんですけど。
生徒はピアノに初挑戦の…レッスンを通してこんな発見がありました。
生活してる時歩いてる時階段上ってる時お料理してる時とか…体でリズムを感じながらピアノを弾く。
時にはオランウータンのように脱力したり猫の歩き方をマネしたり。
今までにないピアノレッスンをあなたも体験してみませんか?完璧!前回は3拍子に挑戦。
だ円の動きを感じる事が3拍子をつかむコツでした。
この感じっていうのが…。
こんな感じです。
課題曲「ムーン・リバー」をマスターした有森さん。
さあ今回も頑張りましょう!本日もよろしくお願いします。
よろしくお願いします。
さあこれで折り返し地点。
はい早いですね〜!半分終わっちゃったんですけどどうですか?少しずつ少しずつできるようになっていくって新鮮ですよね。
練習してるの?おうちで練習してます。
とにかくピアノを弾くという事は慣れないとねなかなか…。
指が全然動かないんです!指と脳は連動してますからね。
自分の手かっていうくらい動かないんです。
もともと踊りをね?はいラテン大好きです。
そう!そのラテン音楽をやっていきたいと思いますけれども。
ラテンの超有名な曲をやりたいと思います。
この曲です。
ちょっと弾いてみましょう。
ウッ!今回の課題曲は「マンボNO.5」。
ある軽快なリズムが繰り返し出てきますので注意して聴いて下さい。
ウッ!わ〜もう…思わず「ウッ」て言いたくなったでしょ?とにかくねちょっと複雑で難しそうでしょ?リズムが難しそうですよね。
そうですね。
難しい面もあるんだけどでもこれは…「カギ」って一体何?クラーベをひもときます。
スペイン語でカギの事を「クラーベ」っていうんですよ。
みんなこのクラーベを感じて演奏してるんです。
そのカギを持ってないとなかなか共通の認識というか理解を得られないぐらいに大事なものがあるんですね。
そのクラーベを今からやってみますけどね端的に表せる楽器があるんです。
これです。
何ですかこの棒は!まあ棒ですよね。
日本でもありますよねこれね。
まあ拍子木っていうかね…。
これ「クラベス」っていうんですね。
「クラベス」っていう楽器なんですけど。
これほんとに立派なれっきとした楽器でこれでね…塩谷さん何だか不思議なリズムをたたいていますが…。
そうこのリズムこそがクラーベ。
ラテン音楽の基礎となるリズムです。
今日はこのクラーベを徹底的にレッスンしますよ!今やったのはね3ー2っていう。
3と2ですね。
3…2。
最初に3回後で2回たたくので「3ー2クラーベ」といいます。
カンカンカンカンカン。
そう。
アハハハ!そうじゃないでしょ先生!これ違いますね。
何か…ちょっとラテンを感じるかなって思ってきたのに。
ちょっと違いましたけどね。
でもね今やったのはすごい自然なリズムなんだよね。
ちょっとやってみます?はい。
せ〜の!カンカンカンんカンカン。
いいね〜。
カンカンカンんカンカン。
はいはいいいです!すご〜い!皆さんは覚えられましたか?タンタンタンタンタン。
ワンツー…。
先生お手本は!?思ったようにやってみて下さいよ。
ワンツーさんはい。
いいね〜。
うそぉ!パンパンタンタンタン。
タンタンタンタンタン。
確かに2ー3だけどラテンの場合はね3ー2でやってた「カンカンカンんチャンチャン」でしょ?それ反対にすればいいわけ。
つまり…「ん」ですよ?んカンカンカンカンカン。
出だしは休符。
そのあと2回3回と打つ2ー3クラーベ。
最初の休符を意識してたたきましょう。
どうですか?はい。
せ〜の!
(2人)んカンカンカンカンカンんカンカンカンカンカンんカンカンカンカンカン。
とにかくこの2ー3とか3ー2のクラーベを…じゃあ有森さん3ー2やって下さい。
カンカンカンんカンカン。
カンカンカンんタタカンカンカンんタタ。
カンカンカンんタタカンカンカンんタタ。
先生〜!ハハハハハハ。
はい!合ってたのか分かんなくなる…。
3−2をたたいてくれたでしょ?はい。
でね僕がね試しに2−3をたたいてみたんですよ。
そうすると「カンツカツンカンツンカツカンツン」ってなって一個も合わないの。
自分の中に強力なクラーベが持てると他のリズムにつられず楽しめちゃうんですね。
これがカギなんです。
とにかくこれを体の中にしみ込ませればもうそれでラテン音楽は85%はできた。
85%!わあすごい。
ラテンの人にとってねこの感覚というのが生まれた時からあるいは生まれる前からおなかの中で延々と聴いてるわけですよね。
だからこれはもう…「おぎゃあ」がこれですから。
絶対そう。
そのぐらいの自然な事なんですよ。
この「マンボNO.5」の有名なリフというかまあこの…。
既に…この場合は…つまりんパンパンパンパンパンんパンパンパンパンパン。
ほんとだ!ね?ラテンの音楽は常にこのクラーベが軸となっています。
私たちにはこんなふうに…。
感じるリズムがラテンの人たちはこんなふうに…。
感じるんですね!全てのリフとかあるいは例えば歌のフレーズだったりとか…それでは課題曲に挑戦!それじゃあですね今度は攻守交代でピアノの前にいよいよ座ってみて下さい。
ほら!座るとやっぱりちょっと緊張するでしょ。
それが駄目なんですよ!たかがピアノです。
オランウータンになって今やった「んカンカンカンカンカン」というのをそのまま今度はピアノで表現して下さい。
これね使ってる音はレファラ。
それからドミラ。
ソの音が「レファラソラドミラソラ」というふうに覚えて下さい。
まずレファラソラ。
ドミラソラ。
それソファソですね。
ドミラソラ。
そうです!「レファラソラレファラソラ」これ弾ける?すごい!完璧ですね。
これポイントとしてはね「タんパパラ…」休符が「タ…ん!」ありますよね?これを感じるともっと…。
細かくもっと言うとこの8分休符というのはね「ツッタパッパッパ」。
休符を強く感じるとよりその感じが出るんですね。
今度はこれを弾きながら例えばこの辺を…。
これ難しいんですけどね。
できるかなぁ…。
これ全く別の動きではなくて……という事を感じてくれると一番いいんですけども。
せ〜の〜。
すごい!できてる!はい!すごいすごい!アハハハハハ!すごい不自由!先生〜!だけどすごいと思うなぁ。
とにかく今回はね…それが目的なのでしつこくやりますよ。
はい!じゃあ左からにしようかな。
左右左…。
んカンカンカンカンカンんカンカンカンカンカン。
じゃあ手たたいて。
(2人)んカンカンカンカンカンんカンカンカンカンカンんカンカンカンカンカンんカンカンカンカンカン。
リラックスして。
んカンカンカンカンカンんカンカン…。
ハハハ!これはもう慣れなんです!慣れだしいっぱいやる事で体の中に入るんでそうするともう目つぶってても…。
今日からいっぱいやります。
そうですね。
歩く時も…カンカンカンカンカンカンカンって歩いて…。
こうやって帰ります。
「あの人変」って思われちゃうよね。
ではもう一回やってみようかな。
僕ピアノ弾きますからねそれに合わせて2−3ですね。
「んカンカンカンカンカン」ですね。
ちょっとやって下さい。
んカンカンカンカンカンんカンカンカンカンカン。
いいですね。
あれ?おぉ〜すごい!バッチリですよ。
もうだいぶ体の中に入ったね。
はい!いいねぇ〜。
OK!うんうんうん。
だいぶ入ってきた!これはね確かに難しいです。
だってこっちで弾かなきゃいけないんだからね。
じゃあでもそこをもう一声。
今これたたいたでしょ?ここたたいたのをそのままソの音で…。
こういうふうに弾きながらやってみて下さい。
お〜すごい!すごい!すごいですね。
これはなかなか僕は難しいと思うね。
覚えてしまえばあと自動で「やっといて勝手にやって」というぐらいにオートマチックになるんですね。
それは脳みそが覚えるんですきっと。
そうした時に…もうこれは目つぶってたって弾ける鼻歌歌いながら弾けるという事になった時に今度はより自由にリズムを感じる事に集中できると思うんですね。
これはいっぱい弾いてるうちにそうなってきますからその第一歩としてはすばらしいと思いますね。
ではここで世界で活躍している塩谷さんの演奏を堪能しましょう。
今日はクラシックの曲をアレンジして弾いてみたいと思うんですがピアノを習ってる方は多分弾いた事あるんじゃないかな。
「メヌエット」。
この曲をめちゃくちゃ変えて弾いてみます。
じゃあ聴いてみて下さい。
ラテン音楽のカギクラーベをひたすら覚えた今日のレッスン。
その成果は?独特のリズムを体にしみ込ませ一人で何度も練習していた有森さん。
その成果のほどをお聴き下さい。
すばらしい!
(拍手)難しい〜!すごいじゃないですか〜。
途中分からなくなっちゃうの…。
いいのいいの。
弾けるか弾けないかという事は技術的な問題だからさ。
間違っちゃう事だってある。
だけど「タンツタタスタパンパンパパンパ」というのがずっと体の中に流れてればまた復活すればいいわけだよね。
また入り方も難しいですね。
そうですね。
「んパンパン」というのがなかなか…いきなり「ん」ですからね休みから入るんだから難しいんだけどでも…僕らには最初からはないんだよね。
きっとないんだろうな〜。
ないんですよ。
でも彼らは生まれる前からねそれを聴いて育ってるからこのクラーベがほんとに…こうやってやるのと一緒でそういう感じであるんだと思うんですね。
でもすごい気持ちがいいです!ね!ハマった時はほんとに…。
すごく気持ちがいいし…。
かみ合うとね。
開きかけましたよね。
開きかけてますね。
クラーベのカギを開けたよね。
カギをカチャッとして開いてちょっとだけ見たかなというぐらいですね今ね。
アハハ!え〜。
放り出しますからね。
「マンボNo.5」の本丸にさしかかると思いますのでぜひとも頑張って下さい。
はい頑張ります!引き続き頑張って下さい。
今回のレッスンの内容はテキストに詳しいポイントが載っています。
楽譜も掲載しています。
是非ご覧下さい。
2014/10/07(火) 11:30〜11:55
NHKEテレ1大阪
趣味Do楽 塩谷哲のリズムでピアノ 第5回「ラテンのリズムを楽しもう」[解][字]
楽譜が苦手でも、リズムを意識することでカッコ良くピアノが弾けるようになる。第5回となる今回の課題曲は「マンボNo.5」。生徒は女優の有森也実さん。
詳細情報
番組内容
楽譜が苦手だから、習っても上達しなかったからとピアノをあきらめてしまう人もいる。しかし、リズムを意識すれば、誰でもカッコ良くピアノが弾けるようになる。講師は、ピアニストであり、作曲家の塩谷哲さん。初心者でも楽しみながらレッスンできるように、なじみのある名曲を塩谷さん自身がアレンジした。第5回となる今回の課題曲は、「マンボNo.5」。女優の有森也実さんがラテンのリズムに挑戦する。
出演者
【講師】塩谷哲,【きき手】有森也実,【語り】DJ TARO
ジャンル :
趣味/教育 – 音楽・美術・工芸
趣味/教育 – その他
音楽 – その他
映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
音声 : 2/0モード(ステレオ)
日本語
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日本語(解説)
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