ドラマ10 聖女(6)「愛が壊れるとき」 2014.10.07

(基子)
今度こそ私は変わるのだ。
何からも誰からも永遠に汚される事のないそんな女に
(前原)彼女うちの中村の婚約者なんですよ。
そもそも愛は欲望の一種です。
執着の始まりです。
(泰蔵)バカだった!僕を今すぐ殺してくれ!
(克樹)晴樹はあんたを忘れてもう一度あの女に溺れる事になるよ。
あなたに会って初めて怖くなったの。
あなたを失う事が。
(泉美)えっ?
(美咲)千倉さんが病院の屋上から飛び降りたの。
(晴樹)本当にあなたに殺意はなかったんですか?あなたは本当に聖女なんですか?美咲先輩!千倉さんは?泉美ちゃん…。
飛び降りって何でそんな事…。
分からないのよ。
警察の人も自殺なのか事故なのか事件なのかまだ分からないって。
千倉さんの…。
千倉さんの勘違いじゃないかな?だって…それじゃまるで私が放火したみたいじゃない。
えっ…やだ。
もしかして晴樹くん私が千倉さんを殺すために放火したって思ったの?もう…何言いだすかと思ったら。
そんなはずないじゃない。
タバコ吸ったかな?全然覚えてないけど。
でももし万が一あの日私がタバコを吸ったんだとしても吸い殻がたまたま落ちてしまったんだとしてもそれは事故だよ。
殺意なんてない。
私千倉さんには感謝してるのよ。
男性として求めていたかといえばそれはうそになるかもしれない。
でも彼の事尊敬していたし大事な存在だった。
じゃあ…なぜ今あなたは千倉さんではなく僕と一緒にいるんですか?それならあなたがまず会わなくてはならないのは千倉さんのはずだ。
病を押してまで裁判であなたを救おうとした千倉さんのはずです。
そうね。
そうかもしれない。
あっ…そうか。
私が千倉さんの所に行かなかったから千倉さんそれですねてしまってそんなうそついたんじゃないかな。
でもしかたないのよ。
だって私晴樹くんに会ってしまったんだもの。
自分でもこんなふうに誰かを好きになるなんて誰かに夢中になるなんて信じられないけどでももう私の気持ちは…。
違う!違う。
あなたは最初から彼と一緒になる気なんか全くなかったんだ。
千倉さんはあの日あなたと結婚すると言いだした。
(泰蔵)妻とは別れる。
だから結婚してくれ。
ここで一緒に住もう。
もうすぐ年金生活でぜいたくは言えない。
まあご覧のとおりのぼろ家だが…。
な〜に愛さえあれば楽しくやっていけるさ。
(泰蔵)あれ?あっ…!あっ…!あっしまった!ああ…。
あっごめん。
子供のころからお嬢さん育ちのまりあさんにこんな生活させるの申し訳ないんだけど。
いいえ。
ありがとう。
うれしい。
あなたは内心困ったはずだ。
あなたが感謝し尊敬し大事に思っていたのはお金を持っている千倉さんだ。
無一文になった千倉さんと一緒になる気なんかなかった。
ましてやあんな狭いアパートで貧しい暮らしをする気なんか全くなかった。
あなたはその瞬間千倉さんが煩わしくなった。
ねえ…やめてその話し方。
ここは法廷じゃないのよ。
煩わしくなりどうにか逃げ出せないものかとその場で必死に考えた。
知らないそんなの。
もうやめて。
そしてその直後あなたは千倉さんがあなたのためにあなた名義の多額の生命保険を掛けていてくれた事を知ったんだ。
それでとっさに…。
やめて!知らないって言ってるじゃない!やめないよ!殺意はあったんですか?あなたがタバコをその指から落とした時千倉さんを殺したいという意思はあったんですか?もういいじゃないそんな事。
そんな事なんて言っちゃいけない!大事なことなんだ!むしろ大事なのはそれだけなんだ。
あったんですか?ほんの少しでも殺そうという気持ちが…。
ゼロじゃないわ。
だってお金も何もない60代の男性が無条件で女に愛されようなんてそんな事思う方がおかしいじゃない。
それに誰だって少しはあるはずよ。
自分以外の人間に対してこの人さえいなくなればとかこの人間がこの世からいなくなってくれればいいのにって時には誰だってそんなふうに…。
そうかもしれない。
確かにそうかもしれない。
誰にだって誰かを憎んだり疎んだりする気持ちはある。
殺したくなる事だってあるかもしれない。
でも…殺そうと思ってしまう人間とどんな事情があろうとも殺したいと思ってほんとに相手を殺してしまう人間とでは決定的に圧倒的に違うんだ!全然違う!人はどんなにそう思ってもほんとに殺したりしないんだ!どうして?どうして?人の命は尊いから?尊重されなければならないから?本気でそんな事言ってるの?殺意があったんならあなたは殺人未遂を犯した事になります。
このまま無罪であってはならない。
あれ?ねえちょっと待って。
おかしいな…。
私ねこの夜をすごく楽しみにしてたのよ。
ようやく晴樹くんと愛し合えるって。
そりゃ婚約者の事はショックだったけどでも…でも私たちの恋が始まるのはこれからじゃない。
これからどんな楽しい事が始まるんだろうって…。
私悪女だなんて言われてたけどでもこんなふうに誰かと恋に落ちて愛し合うなんて初めてなの。
だからほんとにうれしくてドキドキして…。
だからそんな顔しないで。
ねえ笑ってよ。
だって…だって晴樹くんだって今の私だって好きだって今の私の事まだ好きだって言ってくれたじゃない。
あなたは僕を利用したんだ。
違う。
帰ります。
違う…違うよ。
それだけは絶対に違う!私晴樹くんを利用なんてしてない!失礼します。
もしもし。
(前原)もしもし。
いや〜早く目が覚めちゃってさ。
どう?モーニングでも一緒に。
所長。
うん?僕たちはだまされていました。
肘井基子さんには殺人未遂の疑いがあります。
何?なるほど。
千倉さんがねぇ。
で肘井さんは何て?えっ?どうせその様子じゃ本人に会って話聞いてきたんだろ。
不精ひげなんか生やしやがって。
肘井さんは…殺意はゼロではなかったと。
なるほどね。
所長。
真実が分かった以上この事を公表し殺人未遂の罪は認めた上で少しでも罪を軽くする方法を選ぶべきじゃないでしょうか。
そんな事はできない。
何でですか?依頼人は我々に自分は無罪だと主張してるんだ。
それならば俺たちはそれを信じるしかない。
それ以上でもそれ以下でもないんだ。
それと…お前の言う真実というやつはな千倉さんが火災のあった日酒を飲んでうとうとしていた事が事実である以上その記憶を立証する事は不可能だ。
今更急に思い出したと新たな証言を加えたとしても信ぴょう性が薄いと判断されるだけだよ。
いやでも…。
(前原)それに肘井さんがもし吸い殻を捨てる瞬間に殺意が芽生えていたとしてもそれをどう証明するんだ?でも千倉さんは今彼女の行動に疑問を感じてます。
お前もな。
1審は千倉さんが証言台に立って肘井基子さんは無罪だと言ってくれた。
あれがあったから勝てたんです。
もし控訴審であの発言を撤回されたらどうなるか…。
昨日の夜病院から連絡があってな千倉さん危篤だそうだ。
えっ?控訴審にはきっと来られない。
お前ももうこの事は忘れろ。
でも僕は…。
僕はもうその事を隠して彼女を弁護なんかできません。
じゃあもう外れろ。
かまわんよ。
今日は休みをやる。
頭を冷やして考えてこい。
(前原)初恋の人の正体を知った事がそんなに悔しいのか?まさか本当にあの悪女を聖女だとでも思ってたのか?バカめ。
だからお前は甘いと言ってるんだ。
(ドアの開閉音)元気だねぇ。
晴ちゃん。
あっ泉美。
千倉さんが危篤って聞いて…。
うん。
千倉さんから話聞けないかな?この間の話。
千倉さんからもっと確かな証言が欲しいんだよ。
無理よ。
無理です。
意識不明なのよ。
いやでも今聞かないと真実が埋もれて…。
はっ?何が真実よ。
朝帰りのくせに!泉美!お〜い。
お〜い泉美。
何?ああ…いや帰っちゃったのかと思って。
よかった。
髪乾いたからもう帰りますから。
えっ帰んの?ちょっと…風邪ひくでしょ。
いや…大丈夫?全然寝れてないんでしょ?でも昨日休みだったから今日は午前からのシフトなの。
事故のないように頑張ります。
お風呂ありがとう。
いや実はさ…。
あの…あの肘井基子さんは昔俺が高校の時に好きだった人なんだよね。
聞いたお兄さんに。
兄貴が?ちょっ…兄貴泉美に何言ったんだよ?いや…。
いろいろ隠しててすまなかった。
昨日は何してたの?私見たんだから晴ちゃんがホテルに行くところ。
過去の事はどうでもいい。
ううんほんとはどうでもよくないけどでもどうにもできないからしかたがない。
でも…でも今は…。
ごめん。
確かに昨日は彼女の部屋に行ったよ。
でもそれは彼女の口から本当の事を千倉さんの事件の真相を聞こうと思っただけで…。
何でもないよ。
ごめん…。
キスはした。
ごめん。
そんな事するつもりじゃ…。
もういい!もうやめて!私ずっとうそがつけない晴ちゃんの事好きだと思ってたけど撤回する!もうちょっとまともにうそついてくれる人の方がよかった。
じゃあうまくうそついた方がよかったのかよ…。
そうだよ!そんな事全然知りたくなかった!まさか晴ちゃん弁護士だからって正直に全部自白すれば罪がちょっとは軽くなるかもとか思った訳?バカじゃないの!私は女よ!お母さんでも警察でもないの!ほんと…すみませんでした。
ごめん。
好きなの?あの人の事今でも。
今更うそつこうなんて思わないでね。
どうせうそつけないんだから。
大事な初恋の思い出だったし再会できてうれしかった。
絶対助けたいと思ったよ。
でも…今は正直ちょっと怖い。
怖い?好きだった人なんでしょ。
好きだったよ。
すげえ好きだったんだ。
でも…。
千倉さんのこの間の話はあれは…多分事実だ。
でも所長にはもうその話は忘れろって言われた。
えっ?千倉さんの話がきちんと立証できれば次の控訴審でもう無罪はありえない。
でも確かに千倉さんが亡くなってしまったらもう何も証拠はないんだ。
生きていても見たという事実を証明するのは難しいだろうし。
でも俺は…。
俺は彼女はやはり罪を償うべきだと思う。
でもこの事件からは外れる事になったよ。
所長に頭冷やせって言われた。
回想
(克樹)控訴審になったら俺は全てを暴いてやるよ。
担当弁護士と被告人の不適切な関係をね。
あのねお兄さんが…。
ううん何でもない。
あなたは僕を利用したんだ。
違うよ。
私晴樹くんを利用なんてしてない!「今月いっぱいまで続けられます。
次のニュースです。
昨日夜9時ごろ世田谷区の会社役員千倉泰蔵さんが入院先の病院の屋上から転落するという事故が起きました。
千倉さんは意識不明の重体です。
警察は千倉さんが自殺を図ったかあるいは何らかの事件に巻き込まれた可能性もあると見て慎重に捜査を進めています。
事故があったのは…」。
自殺…。
もうこれで…。
殺そうと思ってしまう人間と殺したいと思ってほんとに相手を殺してしまう人間とでは決定的に圧倒的に違うんだ!
(佐藤)来た来た!来たぞ!どうもどうも〜お疲れさまです。
弁護士さんがいらしたって事は昨夜の千倉さんの事故はやっぱり肘井さんが何か関連してるって事ですか?いやいやお見舞いに来ただけですから。
お見舞いだけって弁護士さんそんな暇じゃないでしょ!
(文江)肘井が夫を殺したのよ!肘井が夫を屋上から突き落としたのよ。
奥さんですね?どういう事ですか?あの女は悪魔です!その事に気付いた夫をあの女がもう一度殺しにきたのよ!
(黒坂)あの…千倉さん。
そんな事は絶対にありません。
あの女が殺したのよ!あの女が!奥さんもうちょっと詳しくねお話聞かせて下さい。
ひと言お願いしますよ!気になる情報がありまして事件のあった時間帯に屋上に向かう女性の人影を見たという事で病院関係者の証言もあるんです。

(小池)ええ存じております。

(黒坂)今は何ともお答えできないんです。
(小池)こちらからコメントする事はございませんので。
失礼します。
もう電話が鳴りっぱなしで仕事になんないんですけど。
中村くんどこ行ったの?・
(田中)中村さんなら今法務局と裁判所に。
はいお待たせしました。
何を見てるんですか?もう!何でこんな事に…。
確かにその日の午後肘井さんは行方不明になってたけど千倉さんが屋上から落ちたのは夜です。
私がホテルに連れ帰ったあとで病院との距離を考えても彼女に犯行を起こせる可能性なんて全然ない。
なのにあいつら面白おかしく書き上げてくれちゃって!まあ勝手に言わせとけばいいんだよ。
こんな報道もっと面白い事件が起きたらすぐに消えるから。
失礼します。
あぁ〜。
いや〜一連の千倉夫人の発言のおかげで肘井さんのイメージは「えん罪のヒロイン」から一気に「疑惑の悪女」に逆戻りだよ。
そうですよ。
控訴審だって控えてるのに。
ああ…うそでもいいから肘井さんに1回ぐらい千倉さんの見舞いに行かせとくべきだった。
おっと…「うそでも」は言っちゃダメでしょ。
だって彼女に愛情がないって事ぐらい分かってた事じゃないですか。
・はい。
新聞や雑誌からたくさんの取材依頼が来ています。
やましいところがある訳ではありませんが当日パーティーを退出して姿を消した事は事実ですし釈放されてから千倉さんを見舞っていない事も事実です。
今はほとぼりが冷めるまでメディアへの露出はせず静かに新生活の準備を始めた方がいいと思います。
分かりました。
あの〜今日は中村さんは?肘井さん。
実はご存じのようにうちの事務所は小さくて人手が足りない事もありましてね中村は控訴審からこの案件を抜ける事になったんです。
えっ?
(黒坂)大丈夫ですよ。
我々が今までどおりサポートしますので。
ですからくれぐれもこの間のような安易な行動は控えて下さいね。
泉美…。
(クラッカーの音)ハッピーバースデー!驚いてやんの。
お誕生日おめでとう!泉美…。
どうせ忘れてたんでしょ自分の誕生日。
ほんとはお母さんも来たいって言ってたんだけどね「今日は2人だけで過ごさせて下さい」ってお願いしちゃった。
泉美。
俺…。
プレゼント何にもないよ。
でも…許してあげる。
もういいよ。
よくないよ。
だって俺…。
バカだなぁ。
もういいの。
いろいろ考えたけど私やっぱりバカ正直な晴ちゃんの事嫌いになれなかった。
だから28歳からの晴ちゃんはずっと私だけを愛する事。
いいですね?はい。
浮気したら殺すよ。
はい!殺人罪になったって絶対殺しちゃうんだからね。
分かった。
泉美が怒ると怖いのはよく知ってるよ。
何よそれ。
女はみんな怖いんですよ〜だ!あっ消して消して。
あっ…じゃあ。
消して。
おめでとう!イェ〜イ!よし食べよ食べよ!おっ…何?ありがとう。
ちょっと切れないじゃん。
消えない…。
タバコの臭いが消えない。
消えない。
タバコの臭いが消えない。
消えない!消えないよ…。
消えない。
消えないよ…。
(長谷川)弁護士さんの話ではこれからお住みになる所をお探しという事でしたが。
場所や予算はどのぐらいがご希望ですか?どこでも紹介しますよ。
そうだなぁ肘井さんが1人で住むなら…。
これなんかは僕が持ってる物件なんで僕がひと言言えば格安で用意できますよ。
まあ何ならしばらくは家賃の方も僕が融通してもいいですし。
結構です。
貯金は2億ほどありますから。
へっ?それに1人で住む所ではなくて家族で住める所を探してるんです。
できれば…海のそばで。
毎日病院に来てたマスコミもようやく落ち着いてきましたよ。
何か新しい物騒な事件あったじゃないですか。
今度はその取材で忙しくなったのかな。
(百合子)そう。
そういえばあの美人被告人の顔もテレビで見なくなったしね。
晴樹どうなの?そっちの方は。
うん?知らないって。
あの事件からはもう外れたし。
そうそう今は晴ちゃん別の事件70件ぐらい抱えててそれどころじゃないらしいですよ。
わぁ〜もう大変ねぇ。
でも晴樹。
結婚の準備泉美ちゃんに任せてないでちゃんとしなさいよ。
ねぇ〜せっかく日取りも決まったんだし。
ねぇ〜泉美ちゃんのお誕生日に。
ねぇ〜。
分かってるよ。
あっそうだ。
北海道のおばあちゃん来られそう?うん!その日までに持病の腰痛治すって張り切ってる。
そっか。
よかった。
ドレスどうしましょう?
(百合子)あ〜ドレスね!何でも似合う!大胆に…。
恥ずかしいですよ〜。
(百合子)一生に一度だもん!やあ久しぶり。
あの…!控訴審で話すってほんとですか?本当だったらどうなの?まあそうだね…君があの家庭教師みたいに僕と秘密の関係になってくれるっていうんだったら話さないでやってもいいけど。
そうですか。
でもあなたが何をしようと私は晴樹さんを守りますから。
お兄さんの好きなようにはさせませんから。
そういい覚悟だね。
お兄さんも…もっと幸せになって下さい。
(克樹)はっ?幸せ?だって憎む事から幸せは生まれませんよ。
私思ったんです。
今のままじゃ肘井さんもお兄さんもかわいそうな人だなって。
かわいそうか…。
それ言われるのが一番腹が立つんだよな!負けませんから。
私は絶対負けませんから。

(佐藤)いいんですか?お兄さんがこんな事教えてくれちゃって。
いやこれだけじゃ物足りないですよね?
(佐藤)はい?いやね僕肘井と弟はこれだけじゃ終わらないと思うんですよ。
こりゃ世間が喜ぶぞ。
お待たせしました。
ごめんなさい。
キッチンにまだ慣れていなくて。
いいえ。
すいません。
広いおうちですね。
絵も立派だし。
ああ…レプリカですけど。
あっ…そうだ中村さんはお元気?中村ですか?ええ。
あっいえ…長いこと全然お会いしてないからきっとお忙しくしてるんでしょうね。
(黒坂)ええ。
肘井さんとのあの1審で自信をつけたのかとても張り切ってますよ。
昔のぼ〜っとしてた彼とは別人みたいに。
まあ結婚も近いみたいですしね。
そう…。
(呼び出し音)「おかけになった電話番号の…」。
(店員)はいラーメンお待ちどお。
(アナウンサー)「先日都内の病院の屋上から転落し意識不明の重体となっていた東京都の会社役員千倉泰蔵さんが今朝亡くなりました」。
死んだ…?先月23日入院中の病院から転落死した千倉泰蔵さんの葬儀告別式が…。
千倉さん。
本宮さん。
本宮さん…。
本宮さんを幸せにしてあげてね。
幸せにしてあげてね。
はい。
着すぎだろ。
(黒坂)検察側は何の自信か分かりませんが今度は絶対に勝てると張り切ってるようなんです。
な〜に心配ありませんよ。
今度肘井さんを裁くのは一般の裁判員ではないプロたちです。
こちらとしても慎重に慎重を重ねて準備をしましょう。
はい。
(くしゃみ)今日ちょっと濃すぎません?肘井さんの香水。
ああ…これその香りか。
ありがとうございました。
ただいま戻りました。
(田中)あっお疲れさまで〜す。
ご無沙汰しております。
こちらこそ。
(雷鳴)
(小池)おや?雨が降ってきましたね。
(黒坂)え〜?予報は夜からだったのに。
これから裁判所行かなきゃなんないのになぁ。
中村。
はい。
お前肘井さんを大通りまでお送りしろ。
えっ?
(前原)あそこまで出たらタクシー捕まるから。
いえ大丈夫です1人で。
(小池)いやいや結構激しくなってきましたよ。
分かりました。
あぁ〜!なかなか来ないな。
大丈夫よ。
1人で帰れるから。
そうはいきません。
この雨じゃ傘差してたって風邪ひきます。
相変わらず優しいのね。
結婚年始に決まったんですってね。
おめでとう。
ありがとうございます。
それで…私たちはいつから暮らそうか?私ね晴樹くんと再会するまであのまま刑務所暮らしでももうかまわないって思ってたの。
あなたのせいよ。
あなたのせいで人生に未練ができちゃった。
女として生き直したいって思ったの。
だからどんなに嫌な過去を知られようと恥をかこうと裁判だって頑張った。
それなのに…私の事見捨てたりしないわよね?もう聞いたかもしれないけど私海の近くに家を買ったの。
ちょっと郊外だけど広くて近くに大きな公園や幼稚園もあってすごく環境のいい所なの。
私ね家族が欲しいの。
母親になりたいの。
きっといいママになるわ。
子供には愛をいっぱい注いで大事に大事に育てるの。
誰よりも神様に祝福される子供になるように。
できれば2人…。
ううん3人4人兄弟でもいいって思ってる。
男の子だったらきっと晴樹くんに似るんでしょうね。
あっ女の子がパパに似るんだっけ?そんなのどっちでもいいわよね。
だってどんな子だってかわいいに決まってるもの。
そう子供が欲しがったら犬も飼おうかな…。
すいません。
僕はあなたとの恋愛はもう考えられない。
タクシー!乗って下さい。
嫌よ…行かない。
晴樹くんと一緒じゃなきゃあの家には帰らない!帰るんです!お願いします。
頭なんか下げないでよ。
それじゃ私が全部悪いみたいじゃない!いや…悪いのは僕です。
さようなら。
嫌よ…。
嫌!行かない!早く乗って下さい!お願い!私の事捨てないで!お願い!放して下さい!早く気付くべきだった。
再会した時あなたはもう10年前の僕の愛したまりあ先生じゃなく犯罪者だったんだ!あなたは罪を犯したんです。
あなたは聖女なんかじゃなかった。
さようなら。
・「なぐさめの台詞なら今はまだ欲しくない」・「あなたのその声に似合う言葉ではないから」・「『これで終わりにしてよ』切りだしたのは私」・「きらめいてる想い出錆びてゆくまえに」・「『あきらめるには早い』あなたはそう言うけど」・「やり直せないことはわかっているはずよ」出して下さい。
・「こんな場面出遭う予感がしていた」・「なぐさめの台詞なら今はまだ欲しくない」・「あなたのその声に似合う言葉ではないから」・「さよならもいらないわ」・「どこかへ消えてほしいだけ」・「これがラストシーンあなたと私にふさわしい最後」2014/10/07(火) 01:25〜02:17
NHK総合1・神戸
ドラマ10 聖女(6)「愛が壊れるとき」[解][字][再]

一審無罪となった基子の新しい人生が始まる…彼女が唯一愛した男・晴樹との幸せな生活を夢見て。女と男の切なくも狂おしい愛の物語が、驚きの最終章に向けて加速する!

詳細情報
番組内容
晴樹(永山絢斗)は基子(広末涼子)に千倉(大谷亮介)の家に放火した件を問い詰めるが、基子は認めない。基子が殺人未遂を犯した可能性があると晴樹から報告を受けた前原(岸部一徳)は、晴樹を基子の弁護団から外した。晴樹と基子の密会現場を目撃した泉美(蓮佛美沙子)は、キスだけはしたと告白する晴樹に怒りをぶつける。自殺を図った千倉が亡くなり、妻の文江(中田喜子)は基子が夫を病院の屋上から突き落としたと騒ぎ出す
出演者
【出演】広末涼子,永山絢斗,蓮佛美沙子,岸部一徳,田畑智子,田中要次,清水富美加,青柳翔,筒井真理子,大谷亮介,中田喜子,篠原真衣,遠山俊也,木村靖司,椎名泰三
原作・脚本
【作】大森美香

ジャンル :
ドラマ – 国内ドラマ

映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
音声 : 2/0モード(ステレオ)
日本語
サンプリングレート : 48kHz
2/0モード(ステレオ)
日本語(解説)
サンプリングレート : 48kHz

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