東京DOGS #06 2014.10.06

(奏)誰かをかばっているんじゃないのか?
(由岐)いいかげんわたしのこと信じてよ!父の命日なんだ。
神野に撃たれた日は川に釣りに行った。
神野の背中ははっきり覚えている。
(堀川)由岐ちゃん!
(店長)由岐ちゃん?
(堀川)由岐ちゃん!
(店長)由岐ちゃん!
(由岐)神野さん…。
(堀川)由岐ちゃん!突然倒れたと聞きましたが。
(ゆり)記憶が一気に戻ったことによるショックだと思う。
(マルオ)由岐ちゃん。
ホントに記憶戻ったの?神野の名前を呼んだというのは本当か?答えろ由岐。
お前と神野の関係を。
(ゆり)ちょっと待ってください。
高倉さん。
分からない。
分からないわけないだろ!神野の名前を呼んだということはある程度の状況を思い出したということだ!ホントに分からないの!正直に答えろ!
(マルオ)やめとけよ!
(ゆり)高倉さん!後はわたしに任せてください。
彼女は一度に記憶を戻してまだ整理ができてないの。
後は任せようぜ。
くそ…。
(益子)ヘヘヘ。
カワイ…。
何だ2人。
またケンカか?おう。
ハッ。
いいよいいよ。
コンビってのはなそうやってぶつかり合って成長してくんだよ。
2人が同じ方向ばかり向いてたらさ隠れた何かが見つからないだろ。
益子さん。
マジで大丈夫っすから。
いや。
たまには先輩らしいアドバイスさせてもらうぞ。
ちょっと来い。
だってそうだろ?目の前にお金が落ちていたとして2人が同じ方向ばかり向いてたら見つけられないけど1人が下向いてるだけで見つけられるわけだよ。
益子さん。
例え話下手っすね。
下手?どこが?せっかく話してくれている。
聞くんだ。
えっ?そのフォローも若干微妙だなぁ。
そういうデリケートじゃないところが人を傷つけるんだよ。
益子さん傷ついたよ。
お前の一言の方がよほど傷ついたよ。
お前みたいながさつな男にデリケートうんぬん言われる筋合いはない。
バカヤロー。
俺は箸でお豆さんを右の皿から左の皿にぽんぽん運べるくらいデリケートなんだよ。
今はそういうデリケートを論じているんじゃない。
お豆さんを運べるかどうかは別問題だ。
ねえ?ごめん…。
お豆さん運ぶのとデリケートは直結だろ!お豆さんは精神性とは関係ない!あくまで手先の器用さの話だ。
お豆さん運ぶのバカにすんなよ。
誰がいつ…。
お豆さんの話はもういいよ!ごめん。
俺が余計なことしました。
(鈴江)強盗犯の取り調べ終了しました。
(大友)ああご苦労さん。
吐いた?
(鈴江)ええ。
洗いざらい。
(大友)ああ。
さすが。
(鈴江)いえ。
ただ一つ妙なこと言ってました。
どうも強盗に及んだ理由が最近ずっとやっていたヤクの運び屋の仕事がなくなったからだと。
それってつまり…。
近く大きな麻薬取引がある。
(舞島)大きな取引があればそれだけ一度に国内に麻薬が流れ込む。
わざわざ外国からちまちま運んでくる運び屋が必要なくなるわね。
(大友)どうやら本格的に動きだすようだな。
神野が。
そのようですね。
(舞島)神野が動いたってことはアメリカのシンジケートと取引するはず。
探ってみましょう。
(大友)いや。
神野がアメリカ側に立って日本の暴力団とやる可能性がある。
(舞島)ありますね。
とにかく情報を集めてみましょう。
はい。
(一同)はい。
(大友)奏。
はい。
焦るなよ。
慎重にな。
はい。
(ゆり)苦しいでしょ?思い出したくないことがあるからいい思い出までなくしちゃったんだもんね。
(ゆり)神野という人との思い出は思い出したくないことだった?
(由岐)いえ…。
(ゆり)じゃあむしろ美しい思い出だったのかな?恋人です。
たぶん。
いや…。
絶対。
(ゆり)でもどうして隠したの?高倉さんたちに。
うん。
いいの。
ありがと。
ありがとう話してくれて。
神野…。
奏のお父さんを…。
殺してたんです。
(ゆり)えっ?奏が…。
奏がこの世界で一番憎んでる男が…。
わたしの恋人だった。
先生。
わたしこれ以上思い出すのがつらい。
(泣き声)やはり取引をするのは神野の本隊のようです。
(大友)とうとう動いたか。
ニューヨークのヤマをしくじってから立て直してもう組織体制は万全ってわけか。
ずいぶん早くね?立て直し。
やつらの組織力なら可能だ。
日本側の相手は最近関東で勢力伸ばしてきてる室井組です。
ただやはり神野の組織が動いてるだけあって日時や場所は浮かんできませんね。
(舞島)聞き込み続けるしかないかー。
そんな時間はないな。
(舞島)ないですね。
まったくない。
その室井組ってとこのチンピラぼっこぼこにして吐かせりゃいいじゃん。
(鈴江)末端レベルが知ってる情報じゃないでしょう。
内偵捜査やらせてもらえませんか。
(大友)おとり捜査で潜入か。
(舞島)アメリカじゃ普通のことかもしれないけど。
日本じゃおとり捜査には厳しい制限があんの知ってんでしょ?機会提供型であれば麻薬取締法の許容範囲ではないかと。
まあ確かにこのケースはおとりしかないかもな。
面白そうじゃん。
俺も行くよ。
おとり捜査をなめるな。
潜入となると本部とも連絡を絶ちバレても援護されず即殺されることも多い。
あっちじゃ潜入は専門のプロだけがやってる捜査だ。
まあ手慣れた奏に頼むのが一番だろうが…。
大丈夫か?もちろんです。
早速準備に入ります。
失礼します。
(舞島)嘘でしょ。
わたし死んでもやりたくない。
カッコつけやがってよ。

(真紀)高倉さん。
最後の晩餐ですから一緒に食べませんか?大丈夫だから。
気にしないでくれ。
ただあしたから街で俺を見掛けても他人だと思ってくれ。
絶対に表情を変えるな。
いいな。
(真紀)由岐さん。
どうするんですか?高倉さん死んじゃったら。
別に…。
(真紀の泣き声)
(堀川)真紀。
泣くなよ。
高倉さんのために泣いちゃう真紀何か最高カワイイぞ。
お前ら帰れ。
ねえ。
(堀川)ティッシュな。
ホントにそんなに大変なの?おとり捜査って。
ニューヨークじゃ常識らしいよ。
まあアメリカの先生的には慣れたもんなんじゃねえの?ふーん。
(真紀)由岐さん。
今のうちに言いたいこと言っておいた方がいいですよ。
高倉さんに。
何を言いたいっていうのよ?それ。
別に言いたいことなんてないよ。

(ノック)何だ?ちょっと。
マルオは?
(由岐)そこで寝ちゃった。
どうした?何か思い出したのか?わたし…。
ごめん。
何でもない。
何でもないのならお前も早く寝ろ。
何か眠れる感じがしなくって。
それなら牛乳を40度から50度に温めて飲むといい。
それから半身浴もいい。
副交感神経が働いてリラックスできる。
温度は38度から40度だ。
それから…。
フフッ。
レタス…。
優しいんだね。
何げにね。
優しい。
そんなことはない。
すまない。
やらなきゃいけないことがある。
何か…。
何か手伝おうか?心配するな。
お前は自分のことだけ考えてればいい。
でも1人で行くんでしょ?当たり前だ。
俺の仕事だ。
誰も巻き込むつもりはない。
奏。
お前は思い出すことだけ考えてればいいんだ。
そうだね。
思い出すね。
おやすみ。

(ため息)
(吉村)もしもし。
どうした?
(下山)神野の本隊が動くようです。
(吉村)神野本人はどうなんだ?
(下山)そこはまだ…。
(吉村)調べろ。
とにかく神野のしっぽをつかむんだ。
女の方も神野の恋人だと思い出している。
(下山)2人が接触する可能性もありますね。
神野が動きだしたとなるとこの店がバレるのも時間の問題だ。
(女性)アハハ!やったー!
(ベルの音)・イエス!調子いいじゃん兄貴。
あん?お前…。
何しに来た!?水くさいこと言うなよ。
俺たちの仲だろ。
水くさい仲だから言ってるんだ。
水くさい仲って…。
帰れ。
あのね。
課長の命令なの。
帰りたくても帰れないのよ。
何だ?こりゃあ。
(舞島)はい?
(舞島)何してんの!?あいつ!
(大友)やりやがったな。
(舞島)止めます?
(大友)止めてやめるようなやつじゃねえだろ。
(舞島)ないですね。
まあ奏と2人なら大丈夫か。
「アメリカの先生のことは俺にまかせておけ。
マルオ」ウォー!大丈夫?お兄さん。
この店つぶれちゃうんじゃないの?そこね。
何でお前置くんだ?ここに。
いいじゃん。
絶対俺が置いたとこに置くなよ。
置かねえよ。
置くなって言ったろ。
フフッ。
いいじゃん別に。
おう。
(ディーラー)続いて参りまーす。
待った。
あれ?あら!あら!何?このぽちぽち!皆さん!このディーラーさんいかさましてますよー!
(男性)すいませんお客さん。
こちらへどうぞ。
てめえごまかそうとしてんじゃねえぞ。
(男性)ごまかすとは何のことでしょうか?いかさましたんだろ!?隠したもん見してみろよ!
(男性)ご勘弁くださいお客さま。
どうぞ。
(舌打ち)
(男性)どうぞ。
(男性)どうぞ。
(男性)困りますよお客さん。
みんな楽しんでるのに騒いでもらっちゃ。
てめえらがいかさましようとしたからだろ。
(男性)いかさま?ハッ。
おとなしく帰るんなら許しますがこれ以上粘る気ならこっちも考えますよ。
おとなしく?ハハハ。
こっちはどれだけ勝ったと思ってんだよ?もうけた金くれよ。
(男性)営業妨害されましたからその弁償金でチャラです。
お前らじゃ話にならない。
ボスを呼んでくれ。
(男性)んだと!?ボスを呼べと言っている。
ずいぶんなめたこと言ってくれんじゃねえかよ。
(男性たち)うわっ!うわっ!ああっ。
うわー。
ああ…。
早く連れてけよ。
ボスんとこによ。
(男性)ふざけんな!こら!うわっ!久しぶりだなぁ!特殊捜査課。
(鈴江)おかえりなさい。
由岐さんの方は大丈夫でしたか?
(堀川)はい。
先ほど一課の刑事に引き継ぎました。
(鈴江)ああ。
(堀川)5人がかりで見張るそうです。
(鈴江)おう。
大層ね。
1人の女に5人も。
(堀川)あれ?うらやましい感じっすか?
(舞島)何だと!?こら!
(堀川)すいません。
高倉とマルオいないからお前みたいなのでも助かるよ。
「お前みたいなの」ってどういうことですか!?俺こういうとき超いい仕事しますよ。
(益子)お前のいい仕事なんてめったに見たことない。
(堀川)俺ピストルとか何げに超うまいんすよ!
(益子)うちの息子だっていつも射的で1等取ってる。
小学生と一緒にすんなよ!
(益子)何でタメ口ツッコミなんだ?お前。
(堀川)すいません。
うっかり。
(由岐)吉村君辞めちゃったんですか?
(店長)そうなんだよ。
本社から派遣された社員さんだったのに突然辞めちゃったんだよ。
(由岐)急にどうしたんだろ。
すごくいい人だったのにな。
(店長)だよねー。
もう若い人の考えることはよく分かんないな。
まあ店長もじゅうぶん若いけど。
ねえねえねえねえ。
店長幾つに見える?困っちゃいますねー。
正解。
あーあ。
堀川君もしばらく来れないって言うし。
ホント困っちゃう。
まあでも堀川君は別のバイト君紹介してくれたからいいけど。
これがまた堀川君より仕事できるときたもんだからもううれしいやら悲しいやらで。
(由岐)ああ。
そうですか。
何か申し訳ないな。
うん?いいのいいの。
由岐ちゃんが気にすることじゃないんだから。
ああ。
はい。
すいません。

(男性)組長はあと2〜3分で戻るんで少々お待ちください。
ああ。
よろしく頼むよ。
チッ。
(男性)遠慮なくどうぞ。
ああ。
すまん。
もしもし。

(京子)もしもし。
奏ちゃん?ママだけど。
ああ。
後でかけ直す。

(京子)もしもし。
奏ちゃん?ママですよ!ああ。
だから後でかけ直す。

(京子)ちょっと一つだけ。
ママね病気みたいなのよ。
えっ!?それはどういう?・
(京子)韓流スターに夢中になっちゃったの!えっ!?いまさら?・
(京子)お隣の山下さんから言われちゃったの。
「もう病気ね」って。
その話後でいいかな?・
(京子)ペ・ドンチャン最高なのよ。
ソウルの貴公子って呼ばれてるの。
あとゴン・バンユンっていう人も最高!誰からだよ?誰からでもない。
誰からでもないって何だよ?誰からでもないんだ。
(男性たち)ご苦労さまです。
ご苦労さまです。
(組長)こちらのお2人か。
カジノで暴れてくれたってのは。
で?何が欲しい?金か?シャブか?ハハハハハ。
シャブだ。
(組長)何?近く100kgほどのでかい取引があると聞いた。
うちにも流してほしい。
5分の1でいい。
(組長)若いのにずうずうしい物言いだな。
今日初めて会ったようなやつにヤクを流すなんてあり得ないと思わねえか?渡さねえならまたここで暴れちゃおうかなぁ。
(組長)おいおい。
それ高いんだよ。
マジかよ?
(組長)そもそも取引なんかねえよ。
うちはクリーンな経営がモットーなんだ。
シャブはやってねえよ。
さっきシャブはやるって。
冗談だよ冗談。
ハハハハ。
まさか乗ってくるとは思わなかった。
どうすりゃ信頼してもらえるかなぁ。
おいおい。
だからな信頼するもくそもな…。
危ない!
(銃声)
(銃声)
(男性)うわっ!
(組長)どこの組の者だ!?とっ捕まえろ!
(男性たち)はい!うわーっ!くそ!ありがとう。
世話になったな。
いえ。
どこで聞いたんだ?取引のこと。
ここら辺じゃもっぱらの噂だ。
まあ俺らの世界じゃな。
まあ命を助けられた恩もある。
5分の1とはいかねえが10分の1でどうだ?それでも10kgはある。
十分だろ?不満か?取引に連れてってくれ。
信用できない。
フフフフ。
ホントにずうずうしい野郎たちだな。
相手は?アメリカのシンジケートだ。
しかしボスは日本人でな。
この世界では伝説の男だよ。
さすがのお前らでも知らない相手だ。
ひとまず大丈夫だ。
隣いねえの?ああ。
騒音に敏感だからできれば入れないでほしいと頼んでおいた。
さすが手慣れてんね。
ハァー。
今日のところは合格点だ。
だろ?何か楽しいわおとり捜査!やくざは用心深い。
気を抜くな。
しかしよ組長狙われたのよく分かったな?やつもあれである程度俺たちのことを信用したはずだ。
もう日程も分かったことだし後はこっちのもんだな。
ねえ?もしかして一部屋しか取ってねえの?当然だ。
ヤダぜ!俺またあんたと添い寝すんの!シーッ。
声がでかい。
じゃあお前が床で寝ろ。
またかよー!シーッ。
(堀川)高倉さんからメールです!
(大友)おっ。
さすが早いな。
(堀川)取引の日はあした午後4時に品川の第三倉庫です。
益子。
地図。
(益子)はい。
品川。
警官隊の配置場所をシミュレートしてみます。
(大友)それと念のために周りの倉庫や建物チェックしといてくれ。
(鈴江)場所確認してきます。
(堀川)鈴さん。
俺も行きます!
(鈴江)おう。
まだ完全には信じてくれていないようだな。
さつだと思われてるってこと?それだけじゃないだろう。
取引に外の人間を入れるんだ。
慎重になるのは当然だ。
まっそりゃそうか。
電気を消せ。
おう。
怖くねえのかよ?怖い?何がだ?何がって。
リアルにバレたら死ぬんだぜ。
安心しろ。
絶対に死なせはしない。
あっ。
あんたの世話になるつもりはねえよ。
でもあんたこそ死ぬなよ。
神野パクるまで。
ああ。
ってか何かキモっ!何で男と2人でホテル!?だからそのキモいっていうのは何なんだ?何だかなぁ。
音楽かけていい?ああ。
ああ。
あんまり大きな音でかけるなよ。
おう。

(音楽)さらにおかしなことになったなぁ。
シャワー浴びてくる。
ちょっ。
何でそういうこと。
あっ。
お前わざと言ったろ?シッ。
(堀川)あっち行きますか。
(シゲオ)いらっしゃいませ!
(由岐)いらっしゃいま…。
(シゲオ)こちらメニューです。
相手がつけてきている。
大きな声出すな。
(由岐)こちらの席どうぞ。
(シゲオ)はい。
(男性)コーヒー。
何か変わったことは?
(シゲオ)由岐さん自身に何も変化はないんですけど。
けど何だよ?吉村ってやつが突然辞めました。
えっ?あのナイスガイ?何でだよ?
(シゲオ)それが分かんないんですよ。
いつもどおりにしろ。
堀川に言って調べさせろ。
(シゲオ)はい。
ほかには?店長に新しい彼女が。
(たたく音)
(シゲオ)あ痛っ!それはいい。
何だこの店。
しけてんな。
(シゲオ)ありがとうございました。
何見てんだよ。
たあーっ!
(組長)疑うわけじゃねえが少しつけさせてもらった。
しけたホテルに泊まってるようだな。
取引のときは家に戻らない。
いつ誰につけられるか分かんないからな。
業界の作法は心得てるってわけだ。
(組長)族上がりのがきと話していたのも確認した。
あいつは俺たちの仕事を手伝いたがってる。
がまだがきだからな。
尾行したことを悪く思わねえでくれ。
こっちも慎重に運びたいんだ。
分かっている。
それじゃあ本題の取引だ。
10kg幾らで買い取る?それはブツを見てからだな。
(組長)フフフ。
ハハハハ。
とことんずうずうしい男だぜ。
ハハハハハ。
(舞島)じゃあ最終確認。
警官隊の配備についてですが。
(大友)ちょっと待ってくれ。
(舞島)はい?現場には益子と堀川2人で行ってくれないか。
(舞島)いや。
2人でどうしろって言うんですか?確実に組織が建物に入ってから配備しても遅くはないだろう。
(益子)ああ。
それは構いませんが。
どうしてこの…?
(大友)どうもまだ信じられないんだ。
まっ確かに情報が来るのが早過ぎるような。
これがトラップだった場合大所帯だと発見されやすい。
そうなればやつらは取引を中止してしまう恐れがある。
分かりました。
行きます。
俺行きます!
(舞島)では建物の付近に待機場所を確保します。
(大友)ああ。
よし。
(堀川)はい!益子さん早く!この車だけ?運転手がそう言ってたぜ。
1台だけだって。
妙だな。
ちょっと堀川に連絡しとくわ。
(組長)こんなときに誰に連絡だ?何のメールだ?見してみろ。
疑うのもいいかげんにしてくれ。
こいつは子供と一緒で常に携帯をいじっていないと落ち着かないんだ。
誰が子供なんだよ?子供だから子供と言ったまでだ。
どこが子供なんだよ?俺はディズニーランドよりもディズニーシーが好きなれっきとした大人なんだよ!ディズニーシーのどこが大人なんだ?まあ酒も飲めるしダッフィーちゃんは大人の癒やしキャラで大好きなんだよ。
ダッフィーちゃんは大人の癒やしのためのキャラクターじゃない。
むしろピノキオの哀愁を理解すべきだ。
お前はダッフィーちゃんの神髄を分かってねえ。
ダッフィーちゃんはあくまでダッフィーちゃんであって子供好きのフォルムを外してはいない!1回ダッフィーちゃん抱っこしてみろ!抱っこしたことありますけど。
あります?うるさい!ダッフィーちゃんダッフィーちゃん。
うるさいんだよ。
フッ。
ピノキオのどこに哀愁が?お前それが分からないなら…。
(組長)もういい。
分かったよ。
行くぞ。
バカ。

(堀川)益子さん。
俺今燃えてます!
(益子)あっそう。
(堀川)やっぱりこれが刑事っすよね。
レストランで働くのは刑事の仕事じゃないっすよね?
(益子)いや分かんないけど。
課長俺を指名してくれた。
頑張ります!何で俺たちだったか分かるか?頼りにしてくれてんだと思いますよ。
逃げ足が速いからだと思う。
(堀川)えっ?鈴さん走れないだろ。
舞島さんは走る気ないだろ。
コンビニだってタクシーで行くって噂だぜあの女。
逃げ足が速いから。
(益子)へこんだ?燃えますね!ウフフ。
(益子)ポジティブだなお前。

(口笛)まだか。
少し早かったようだな。
待たせてもらおうか。
(扉の開く音)
(組長)どうやら来たようだな。
お客さんが。
(組長)知り合いか?どういうことだ?
(組長)お前らにわざと嘘の情報を流した。
そして現れたのがこの刑事さんたちだ。
お前らもさつか!?バカな。
ほう。
それじゃあこの2人お前らに始末してもらおうか。
いいだろう。

(銃声)もう少し楽しみましょうか?どっちが重しになる?
(益子)えっ?死体を片付けんのが面倒だ。
どっちかを重しにして海に沈めてやる。
重しになった方はもう1人の命を奪っていくことを後悔しながら死んでいくんだ。
そ…そんな卑劣な。
どっちが重しになる?
(堀川)ど…。
お前年上だな。
後輩はせめて楽に死なせてやれ。
いや。
お前。
おい!ま…マジか!?2人で来るとはいい度胸だったな刑事さん。
(益子)おい。
マジか?マジで殺すのか?残念ながらな。
恋人がいるんだ。
遺言を伝えてくれ!駄目だ。
息子に!娘に!あっいや。
一応嫁にも!遺言をー!
(堀川)うわあーっ!これ以上俺たちをなめるんじゃねえ!いつまで女みてえに疑ってやがんだ!
(組長)でっかい取引だからな。
念には念をだよ。
さあ。
本当の取引場所に連れてってもらおうか。
いいだろう。

(男性)ブツの確認を。
警官隊。
所定の位置に就いて。
(鈴江)神野はどれなんでしょうか?
(舞島)たぶん奥の車に乗っている男だと思う。
なかなかの上物だ。
よし。
いいだろう。
(益子・堀川)ああー!
(堀川)ちょっ。
ちょっと。
おわー!おい。
あいつ…。
あいつホントに殺すつもりかと思ったよ。
そんなわけないじゃないですか。
ロープめっちゃ緩く縛ってくれてましたよ。
それにこれ。
ナイフ。
とっさに渡してくれて助かりましたよ。
(益子)高倉のやつこんなもんお前どこに隠してたんだよ。
あっ。
俺舞島さんにちょっと連絡します。
(益子)おい!
(堀川)えっ?お前防水?
(堀川)あっはい。
俺メモリー飛んじゃったよ絶対。
これ子供の写真とか入ってんのになぁ。
(堀川)あっもしもし。
舞島さん?
(奏)《心配するな。
お前は自分のことだけ考えてればいい》
(奏)《神野に撃たれた日は川に釣りに行った》
(泣き声)
(奏)《神野の背中ははっきり覚えている》
(由岐)《何げにね。
優しい》《そんなことはない》
(舞島)突入!
(男性)組長!
(銃声)
(男性)うわっ!
(男性)ああー!ああー!ああー!
(組長)この野郎!
(銃声)
(組長)ああっ!ああ!
(男性たち)組長!組長!
(銃声)
(ブレーキ音)待て!手上げろ!お前も出ろ!早く出ろ!動くな。
早くしろ。
くそ。

(ボートのエンジン音)お願いします。
待て!
(銃声)くそーっ!先生。
これ。
くそ。
(益子)お疲れ!お前もう死ぬかと思ったよ。
ブツと金は全て押収したようです。
室井組と神野の組織の何人かも押さえました。
ああ。
(堀川)俺も久しぶりにお役に立ててうれしいっす。
お前海に沈んだだけじゃん。
えっ?何言ってんすか?2人のおとり捜査がうまくいったのだって俺の仕事っすよ。
お前なんかに力借りた覚えねえよ。
えっ?高倉さんから聞いてないんですか!?最初に組長狙撃したの俺っすよ。
嘘!?
(堀川)高倉さんが頭をかいた合図で俺が撃ったんです。
(銃声)どうりでうま過ぎるタイミングだと思った。
(堀川)俺の銃の腕前を信じてくれたんですよね。
高倉さん。
ああ。
(益子)さてあしたの取り調べ忙しくなるぞ。
(堀川)はい!
(益子)よし。
行こっか。
(堀川)寒いっすね。
(益子)ああ。
冷えきったぞお前。

(京子)ありがとう!どこにあった?全部大久保に売ってたよ。
(京子)うーん。
あっ!これ!これが欲しかったのよ!
(カリン)いやー!ペ・ドンチャンさまだ!カリンお前もか。
(京子)これは駄目!奏ちゃんがママに買ってきてくれたんだから。
(カリン)えー!ずるい!
(京子)ちょっと。
貸して。
キャアー!
(京子)ああー!ドンさま!
(中谷)日本の皆さん愛してます。
(カリン・京子)似てるー!
(中谷)さあお兄さんもご一緒に。
日本の皆さん…。
(3人)愛してます。
何で言ってくんないっすか?
(たたく音)
(中谷)ういっす。
(舞島)どうぞ。
(大友)ああありがとう。
あっ。
昨日はご苦労さん。
取り調べは順調か?今のところ神野に直接つながる情報は上がっていません。
末端とはいえ簡単に口は割りませんね。
(舞島)口を割ったところでどこまで知ってんのか。
もう人数多くて大変だよ。
(マルオ・堀川)お疲れさまです。
(大友)ご苦労さん。
(鈴江)あっ。
1人面白いことが分かりましたよ。
おっ!さすが鈴さん!
(鈴江)神野を追って日本に来ている裏切り者がいるらしいです。
組織のやつらはそいつを血眼で捜しているらしいんです。
あの。
写真見てもいいですか?
(舞島)ああ。
(堀川)ああっ!こいつ!?
(大友)誰だね?
(堀川)吉村っていう。
由岐ちゃんのバイト先にいたやつです。
(益子)えっ?
(鈴江)本名甲斐崎ヒロト27歳。
神野の組織の有能な幹部だったらしいのですがどうやら勢力を奪おうとして裏切ったらしいです。
神野のこと聞き出そうとして由岐ちゃんに近づいたってことかよ。
(鈴江)そういうことになりますかな。
何が吉村だよ。
俺たちもなめられたもんだな。
やつらの組織力から考えればあり得ることだった。
あーっ!ムカつく!あれ?寝てるのか?どうしたの?由岐ちゃん。
由岐。
恋人だったの。
えっ?恋人って?わたしと…。
神野。
恋人だったんだ。
2014/10/06(月) 15:53〜16:48
関西テレビ1
東京DOGS #06[再][字]

「潜入捜査で絶体絶命!?」
小栗旬 水嶋ヒロ 吉高由里子 勝地涼 大塚寧々 三浦友和

詳細情報
番組内容
 高倉奏(小栗旬)と工藤マルオ(水嶋ヒロ)は、松永由岐(吉高由里子)と西岡ゆり(ともさかりえ)の診察室へ。由岐はかなり記憶を蘇らせていたのだが、神野との関係を尋ねる奏に答えることが出来ない。なぜなら、由岐は記憶から神野が自分の恋人だったらしいことを知ったからだ。神野は奏にとっては、父親を殺害した憎むべき相手。
 一方、特殊捜査課では近く神野の組織が大規模な麻薬取引を行うと踏む。
番組内容2
奏は単身、取引相手の室井組に潜入捜査することに。室井組の闇のカジノバーに乗り込むと、マルオもやって来てしまう。大友(三浦友和)の命令だと言うマルオだが、実は勝手な行動。そして、2人は組長の室井(清水〓治)と会うことに成功。奏は、大きな麻薬取引があるなら自分たちにも薬を流して欲しいと要求。室井が断ろうとした時、銃弾が襲う。身を挺してかばった奏は、室井に認められ取引に加わることになった。
番組内容3
 奏とマルオは、麻薬取引の日時を捜査課に報告。捜査課員たちは、現場に向かい、いよいよ室井組と神野たちの取引が始まろうとしていた。果たして、奏とマルオは、このまま正体がバレることなく現場を押さえられるのか?そして、神野はその姿を現すのだろうか?
出演者
小栗旬 
水嶋ヒロ 
吉高由里子 
勝地涼 
東幹久 
志賀廣太郎 
臼田あさ美
 ○ 
ともさかりえ
 ○ 
水上剣星 
矢崎広 
川口春奈 
吉村卓也
 ○ 
田中好子(特別出演) 
大塚寧々 
三浦友和
原作・脚本
【脚本】
福田雄一
監督・演出
【演出】
成田岳 
石井祐介

【プロデュース】
鹿内植
音楽
Rita−iota

【主題歌】
「ふたつの唇」EXILE(rhythm zone)

ジャンル :
ドラマ – 国内ドラマ

映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
音声 : 2/0モード(ステレオ)
サンプリングレート : 48kHz

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