=?ISO-2022-JP?B?GyRCMXMkLyRYOVQkLSQ/JCQhIZQ8OHdPQklXIVYzeUFSPjxPQiRVJGwkIiQkTjkhVz9ARmBAbjgpM3lBUjtUIUE7MDE6SD5FZxsoSiAyMDE0LjEwLjA1?

どれだけになったのかっていうのをね見てもらうっていうのも面白いなと思いまして。
確かにね。
目に見える形でちゃんとそれをお父さんにも見て頂けるっていうことですもんね。
はい。
ご通行中の皆さん♪〜大変恐縮でございます。
♪〜新装開店となりました『遠くへ行きたい』の宣伝に♪〜来ております。
『遠くへ行きたい』新装開店♪〜日曜の朝が変わります。
♪〜ぜひ一つ皆様ご覧いただければと♪〜思います。
『遠くへ行きたい』♪〜『遠くへ行きたい』。
♪〜おかげさまを持ちまして45年に♪〜突入させていただきました。

鉄道で出掛ける旅いいですね〜
(北村さん)裕次郎だからね何が何でも裕次郎。
確かにね。
何といっても湘南生まれ裕次郎コロッケ
へぇ〜あっこれが登り窯っていうのか。
へぇ〜。
(河村さん)80年以上たってます。
何度も申し上げますけれども『遠くへ行きたい』ではございますけれども私定期で降ります。
ん〜。
鎌倉駅前にレトロなホテル発見
生地の甘みがジュワ〜っとこうね口の中に広がって来るって感じで。
あらためて昭和の一番悲しい歴史の1ページにこの2つの洞穴象徴されているんじゃないかな…。
はいどうもありがとう。
どうもいつもお世話になっております光でございます
今回私はあの…鎌倉から三浦半島を旅していまだ残る昭和を探してみたいと思います
茅ヶ崎で暮らす私にとりましてはまぁ地元のようなものではございますが灯台下暗しとはよくいいますね
何が出るかお楽しみでございます
あの…これ定期で来てます。
定期で茅ヶ崎−東京間。
まぁ思えば新米アナウンサー時代からもう53年間毎日茅ヶ崎から通っております
横浜駅のシューマイで思い出しますのがこの醤油差しのひょうちゃんでございますね
これよく集めたもんです
昭和30年新聞の4コマ漫画『フクちゃん』の作者横山隆一さんがユーモア溢れる顔を描きましたのが始まりでございます
表情はこれいろは48ございます
懐かしいねぇ
醤油付けながら。
実にうまいですねこれ。
私はプロ野球中継のアナウンサーになりたかったのであの…ちょうど要するに動いてるものを言葉にしろ…っていうことを教わるわけですよ。
アナウンサーの先輩から。
ただ今電車は新橋を出まして次の品川へ向かっております。
お客様を乗せました客船のそんな汽笛が聞こえて来そうな小春日和の一日でございますみたいなこと言いながらねそんなようなことをして。
そうするとあの…毎日そういうふうにやってるもんだから最初は何かあれですよね…。
(ドアが開く音)あっここで降りるんだいけね。
♪〜
(構内アナウンス)ご乗車♪〜ありがとうございました♪〜鎌倉鎌倉です。
♪〜こういった時もただ今♪〜私は鎌倉に降りました。
鎌倉に降り立ちますと♪〜お聴きおよびのようにこの音楽が♪〜流れてまいります。
さぁ今回最初の目的地古都鎌倉に到着いたしました
相模湾に面しましたこの街文化の香りが高く私にはちょいと敷居が高かったんでございますよね
すごいですねこれね。
立ったら身長どのぐらいなんですかね?
ねぇ何かつまんない疑問でしょ
鎌倉に来たらまぁまずは大仏さまにご挨拶ですよね
相変わらず混んでましたね若宮大路
その鶴岡八幡宮を背にして向かいますのは…
駅からすぐ近くなんですけどね。
あっこんにちはどうも鎌倉野菜ってこれでいいんですか?市場ですか?市場あっここでいいんですね。
ここです農協連。
あっこれがあれなんだ有名な鎌倉野菜のあの…。
ちょっとねサラダにするやつを買いたいなと。
あっこれ…。
これ血液サラサラでいいよね。
これ何ですか?よくいらっしゃるんですか?そうですね。
今すごくきゅうりとかがお安いって。
あ〜そうなんだ。
品のいい奥様ですよね
野菜のほうは形は不ぞろい見た目はキズあり
都会ではお目にかかれないものが並んでおります
しかしおいしいというのがこの市場の野菜
農家が有機農業で育てておりますので味は保証付き
東京から料理人達がわざわざ買いに来るそうです
だって昭和の時代はこういうマーケットでさ交流があったじゃないですか。
市場でね。
これから。
外国の方?びっくりしたなあぁそうですか。
へぇ〜。
どうしてこちらでお仕事を?
(ヨージェフさん)奥さんの家族が…。
ご夫婦で?はい昔から農家で。
あ〜そうですかへぇ〜。
これは何?金時?おいしいです中紫。
あっ紫芋かへぇ〜。
どういうご縁でご一緒になられたんですか?ハワイで?
(和田さん)はい。
ハワイでどういう…。
いわゆる変な話ですがナンパされたわけ…?フフフ…。
そうですね。
ハワイで何されてたんですか?へぇ〜。
波乗りが今野菜のほうで。
かわいいね。
うわ〜いいな〜かわいいね。
久しぶりに僕このくらい小さいお子さん達見た。
鎌倉駅前に立つ赤い鳥居
ここからあの有名な小町通りがスタートいたします
いや〜今日もすごい人です
どっかでこの野菜を食べさせてもらいたいんですけどねぇ
(新井田さん)いらっしゃいませ。
あっこんにちは。
どうも失礼します今ちょっとですね…。
すごい「47年前のホテルオークラのレシピを忠実に守りつづけた」。
いいですね。
どうぞ。
これあのご主人ですねこういうことがお願いできるかどうか分かんないんですけども鎌倉野菜買って来たんですよ。
これちょっとサラダを作っていただけないかなと思いまして。
光さんのあれでしたら何でも私やります。
いいですか?すいません恐れ入りますどうも。
うわ〜うれしいな。
大佛先生がいらしてた…。
アラカンの『鞍馬天狗』これを書いた昭和の文豪大佛次郎さんが通ってらしたお店だそうでございます
よろしくお願いいたします。
よろしくどうぞ。
私の父がオープンしまして鎌倉で一番古いフレンチのレストラン。
あっ一番古いフレンチのレストラン。
味はずっと…。
そうですねもう昭和の時代から一回も変わらないで同じメニューを出してます。
大佛先生はお肉が大好きなので「シャリアピンステーキ大佛次郎好み」ですね。
このシャリアピンステーキ召し上がりました。
当時私の父がコックだったんですけど私の父と大佛先生が2人で作ったソースなんですよ。
先生がね「もうちょっと醤油入れてみろ」「もうちょっとジンジャーを利かせてみろ」。
そんな親しかったんですか?ほとんど毎晩いらしてました。
さてまずは鎌倉野菜のサラダです
お待ちどおさまでした。
こんないいサラダになるわけだ。
これが自家製のドレッシングこれも47年同じ味で作ってます。
うんこれが新鮮な度合いなんですかね。
このシャキシャキ感と…。
味が濃いです。
うん濃いですね。
きゅうりも…。
野菜の味がね。
メーンディッシュはシャリアピンステーキ
昭和11年日本を訪れましたオペラ歌手シャリアピンの「柔らかいステーキを食べたい」という要望に応えましてみじん切りにいたしました玉ねぎに牛肉を漬け込む調理法
これを帝国ホテルのコックが考案したそうでございます
この店で作ったオリジナルソースはペースト状になった玉ねぎの上にかけます
付け合わせはレンズ豆とキッシュパイです
ねぇどんな味だと思います?
お待ちどおさまですシャリアピンステーキ。
はいどうぞ。
和風の味付けのおソースです。
あっ和風ですか。
肉の柔らかみ…柔らかいけどもちゃんとかまないと味が出ないというそういう焼き方。
それでこの大佛先生と新井田さんのお父さんが考えられたソースの絶妙な染み入り方。
う〜ん。
うん!ホントおいしいわこれ。
言葉に出ないうまさですね。
まさか『鞍馬天狗』がシャリアピンステーキから生まれてるとは。
もう本当にまいう〜ですねごちそうサマンサ
いやごちそうさまでございました
あっやっぱりねこれあれなんですよ。
いろいろ後からいろんなお店が出来たんだけれども本来は生活道だったんだと思うんですよ。
だから床屋さんがありますもんねぇ。
昔からこの街で暮らした人にとりましては大切な床屋さんです
こういう店が残っているところが小町通り
うれしいですねぇ
こういうのが好きなんですよこういう。
うわ〜いいねぇ。
チョコレートパフェ800円あっこれ安いなぁ。
こういうお店があれだねちょうど小町通りの…。
あっちょっと見てくださいこのホットケーキ。
ちょっと分厚くない?これ。
ちょっと行ってみましょう。
こんにちは。
すいませんがちょっと検証も含めましてですねホントにあんな厚いホットケーキなのかどうかをいただきに来たんでよろしくどうぞお願いします。
こういう椅子がいいよね。
案外今こういう椅子ないんだよね。
あれですか結構古いんですか?こちらは。
(岩田さん)そうですね昭和23年創業なので…。
昭和23年戦後すぐ?そうですね。
えっあなたはこちらのオーナーでらっしゃるの?はい創業者の孫です。
あ〜そうですか。
おじいちゃまがここをつくられたんですか?はい。
このお店にはかつて文士の方々もたくさんお集まりになったそうでございます
川端康成さんや久保田万太郎さんなどもよくおみえになって名物のホットケーキを召し上がったとか
ジョン・レノンさんがオノ・ヨーコさんと一緒に。
オノさんと…。
その名物のホットケーキがこちら
見てくださいこのボリューム
戦後海水浴に来たお客さんに喜んでもらうために考え出されたそうでございます
失礼いたしますお待たせいたしました。
ホットケーキです。
あ〜すごいなこれは…。
看板に偽りなしですね。
厚さ5cmの2段重ね
あっそれだけで食べてみよう。
う〜ん。
全然気取りのないホットケーキですねこれね。
大切にしてらっしゃる…あ〜分かるなぁ。
それまでにやっぱり日本にはなかった甘さ。
それはもうまさにホットケーキなんかに代表されるものであってねでもその甘さで「あっ日本は豊かになったな」…っていうそんな感じがしたもんですよね。
(河村さん)このトンネルの先にございます。
へぇ〜。
「ちょっと面白いものがあるから見て行かないか」…って誘われましてね
トンネルを抜けますとそこは雪国だった…というのは冗談で川端さんもこちらにはいらっしゃってないそうでございます
へぇ〜あっこれが登り窯っていうのか。
(河村さん)もともとの持ち主は北大路魯山人です。
えっあの魯山人?あの魯山人なんですけれども。
いやいやこれは珍しいものを発見いたしました
美食家で知られております北大路魯山人
おいしいものを食べたい一心で焼き物を作ったっていわれておりますよね
それを焼いておりましたのがこの窯だったんですよね
まだまだ現役で使っております。
あ〜そうですねへぇ〜。
これ松ヤニですか?あ〜。
まっガラスと言って差し支えないです。
あ〜そうですか。
へぇ〜。
少〜しずつ動くし。
魯山人が築いた窯で今でも焼き物をしてらっしゃいますのがこの河村さんですが鎌倉はですねホントに興味深い人が多いですね
歩き回っておりましたら日も暮れてまいりました
実はいつも鎌倉の駅から眺めておりまして不思議なホテルがあるなと思っていたんですけれどもね
ちょっと行ってみましょう
すいませんこんにちは。
あっこんにちはすいません突然なんですけどもホテルで?
(西村さん)そうですこちらホテルになりますね。
あ〜そうですか。
もう建物は大正時代のものになるのでかなり古いものなんですけども。
そのまま残されてる…。
大正時代からホテルなんですか?そうです。
そちらの写真にもあるんですけど…。
こちらが?はい。
こういうふうになってるんですか。
はい。
ツーベッドでですねふ〜ん。
ホントだホテルだわ。
鎌倉駅の目と鼻の先に由緒正しきクラシックホテル
これは発見うれしかったですね
長年の謎も解けたということになりますよ
このゴージャスなホテルで1人1泊5000円から
お得ですね〜
ホント不思議だったんです駅から拝見しておりましてですね。
皆さんもそうおっしゃる方…。
それにしても今日はよく歩きました
何かぐっすり眠れそうだな〜
永眠しないようにしないと
さぁ次に向かいますのは湘南子葉山でございます
私達の青春時代海水浴といったら子です
かの石原裕次郎さんが少年時代を過ごされました海への入り口でもあります
そしてまたあの『太陽の季節』の舞台でもございます
この子海岸の向こう葉山には裕次郎さんが大好きだったというものが残っております
裕次郎さんのコロッケっていうねよく聞くんですけどもね。
どうもこちららしいんですあっこれがそうだ。
「これぞ葉山の味葉山コロッケ」。
・いらっしゃいませ・すいませんあの…。
えっどれですか?こちらです。
こっち?はい。
へぇ〜。
へぇ〜。
ええありましたありました。
へぇ〜。
それで…。
裕次郎さん?そうです。
ですよね。
ハハハ…。
うれしいね〜優しいなホントに
揚げたてを食べさせてくださるわけでございますからね
ですよね。
何が何でも裕次郎!はい。
やけどすると大変…。
はいありがとうございます。
熱いから…気を付けてお食べください。
裕次郎さんコロッケでございます。
いや〜ホント思いがけない出会いでしたね
さて次は横須賀へ足を延ばします
横須賀は戦前海軍の軍港でした
今でもそんな面影が残っているんでしょうかね?
ふと振り返るとあれですね。
何か昭和の香りを残しているそんな駅舎ですよね。
太平洋戦争の時代三浦半島は丸ごと軍事の拠点でございました
ご覧くださいこのタクシー会社の車庫
日本軍が作戦のために造った地下壕を利用しております
半島のあちこちに岩を掘り抜いた壕が今でもたくさん残っております
岬の諸磯湾にはとても珍しい使い方をしている地下壕があるそうです
ちょっと失礼して。
すいません石井商店さん?あっこちらさん。
ごめんくださいどうも。
こちらに昭和の防空壕跡を使ったお魚屋さんがあってそれが石井商店さん…?
(石井さん)そうです。
あるんですか?ええ。
車で行きますか?ええ。
すいませんよろしくお願いします。
・ヨットハーバーがあるんですか?・・うんヨットハーバーになってて・石井さんここですか?そうです。
これが防空壕?ええ。
へぇ〜。
銀紙貼って。
ええ。
それで明るくしてるんですか?ええそれで…。
これ…。
あ〜。
またよく考えましたね。
うわ〜ホントだへぇ〜。
これ今日捕れたやつですか?は〜。
あらあらあら立派なサザエだね。
こんな大きいの。
あららら…。
つぼ焼きにしたら大変だこれ。
これつながってるんですか?このトンネルは。
奥で。
一年中気温が安定しております地下壕は魚介類を養生させるのに最適なんだそうです
ええ。
こういうふうに…。
あら〜。
あ〜これはいざ本土決戦のために。
そうかここは特殊潜航艇の艇庫だったんですね
この艇庫があそこですよね。
それでこの写真のまさに海龍が入っておりましたのはここ。
この艇庫っていうことになるわけでありますよね。
ホントに…。
何かそんなことを思いますとですねあらためて昭和の一番悲しい歴史の1ページにこの2つの洞穴象徴されてるんじゃないかな…っていうふうには思えてなりませんね。
新たなスタートを切りました『遠くへ行きたい』いかがでございましたでしょうか?でもあらためてですね昭和は遠いな。
そういう意味で遠くへ行きたいというそういった旅になったんじゃないかなと思いますね。
でも昭和を遠くしてはいけないなっていうそういうような思いに駆られた旅でもありました。
私達やっぱり昭和生まれの人間はしっかり誇りを持って昭和を伝えて行かなければいけないんじゃないかなってそんなようなことを偉そうではありますけどもこの旅でつくづく感じさせてもらいましたね。
2014/10/05(日) 07:00〜07:30
読売テレビ1
遠くへ行きたい