FOOT × BRAIN【日本で体験!強豪国・有名クラブのサッカースクール】 2014.10.04

日本サッカーの未来に暗雲が漂っている。
世界で勝てる人材はどうすれば育つのか?
そんななか注目すべき動きが…
バルセロナやACミランなど海外の名門クラブが日本でサッカースクールを開校
日本各地でスクールを展開している
強豪国の育成法から学べることとは?今回注目したのはワールドカップ王者のドイツと準優勝国アルゼンチン。
香川真司も所属するドイツの名門ドルトムント。
そのスクールで行われていたのは…
ドイツ代表も取り入れているライフキネティック。
そのトレーニング方法を見てみると…
その驚きの理論とは!?そして南米の雄アルゼンチンのボカジュニアーズでは…
蹴っていたのはボールではなくまさかのあれ!
南米クラブならではのユニークな取り組み。
その狙いとは?
今夜は名門クラブの育成法から日本の進むべき未来を考える
日本サッカーを強くするためにさまざまな視点からサッカーを考えていく番組『FOOT×BRAIN』。
今夜は育成を考える上で日本にある世界の名門クラブのサッカースクールに注目します。
所属チームとは別に週1回ほど通うのが一般的で…
いったいどんな練習をしているのか?潜入してみた。
まずは香川も所属する
今年ブラジルで開催されたワールドカップの優勝メンバーをはじめ数多くのスター選手を輩出
そんなドイツの強豪ドルトムントが国外初のサッカースクールを開いたのが日本
去年10月都内に3校を開設
ヘッドコーチはもちろん外国人。
本国にあるドルトムントで指導を経験した者がトレーニングを仕切っている
ドイツ流の育成から日本が学べることとは?
今回密着したのは12歳以下のクラス
右。
え〜っ?
なぜかその目的とは?
ライフキネティック。
これは
複数の動作を同時に行い脳の働きを活性化させることで一瞬の状況判断能力が向上するのだという
右。
慣れてしまうと脳に刺激を与えられないからだ
更に日本ではあまり見られない練習が
離せ離せもっと!常に準備常に準備!2!ラストパス!3!ナイスプレー!黄色!
その状況でパスを通すためにはハードワークが要求される
日本の同年代ではあまりやらない
トップチームと同じコンセプトで練習。
多くのスター選手を生み出す秘密がそこにはあった
どうでしょうか?この…Jクラブの下部組織と比べて何か練習イメージと違うなっていうのあります?今おもしろいシーンあったんですよ。
あの年代で4対4でやらせないんですよ。
難しいんですよ。
4対4だとボールが回らないんで日本だとフリーマンといって攻撃の…味方になる選手を入れたりするんですね。
簡単にして回ることを学ばせたりするんだけどやっぱり難しくさせるんだなっていうふうに。
でも結構回ってましたね今。
回ってました。
ここで今夜のブレインが登場
最近バイエルン・ミュンヘンにしてもドルトムントにしても少しでもプレースピード判断スピードを上げるっていうのが重要視されてるので子供たちのトレーニングの中でもそういうのは意識して指導されてますね。
日本とは異なる
一般的にはパスを受ける前にルックアップして周りの状況を確認してから次のプレーを決めるのがセオリー。
しかしルックアップを忘れた場合指導者はどのようにアドバイスするのか?日本の場合は…
指導者の方はおそらく止めて今何がいけなかったかなと問うと思うんです。
それに対して子供はボールを受ける前にルックアップすればよかったと。
そうだよねと。
おそらく理想としてはこれが正しいと思うんです。
一方ドイツでは…
ドイツの指導者はここでひとつ気をつけるのは確かにそれが理想だけれどももし見えなかったときにキミはでもボールを受けることもあるでしょうと。
受けたときに状況判断すること。
見えなかったんだから見えるところにトラップするとか見える人間にもう一度パスを戻すとか。
それを一度現象を起こさせてからみんなの前で指導すればなるほどと。
わかるようになるのかなって。
そうですね。
そのへんは子供たちに早い段階からトレーニングの内容というよりもトレーニングの声掛けというかそういうところにすごく気をつけてる。
それは今最近ドイツの中では強く言われているとこですね。
状況判断能力を向上させるライフキネティック。
ここで3人がトレーニングを体験。
テレビの前の皆さん必見です
このライフキネティックっていうのは必ずしもサッカーのトレーニングだけではなくてご老人から子供からいろんな方に広く行われているトレーニングで今日は簡単にご自宅でもできるようなものをご紹介したいと思います。
これはうちのクラブのフラッグを今日は持ってきたんですけれども。
大きく宣伝しましたね。
旗を左右に振ってください。
この動きに合わせてじゃあボールを上下にあげていただいて…。
結構難しいことやってますよ。
うまいな。
うまい!あれ?顔がこわばってきた。
あれ?ボールは上にあげてください。
振る旗に安定感がねえな。
難しいですねこれね。
グダグダになってしまった秋田だが実はこれうまくできなくてもいいんです。
大切なのは考えながら脳をフル回転させること。
だから失敗してもオーケー
次はサッカーの動きを取り入れたトレーニング
秋田さんが足でボール蹴っていただいたら今度すぐ手で取っていただいて今度は投げる。
で都並さんは手で投げていただいたらすぐ次は足。
わかんなくなります見てても。
いいよ。
おっいいですね。
おっ能率上がってるよ。
すごいすごい!回ってる回ってる。
早い!脳動いてますよ。
続いて都並にはより複雑な要求が
じゃあ今度は勝村さんと秋田さんは投げても転がしてもどっちでもいいです。
都並さん目が怖いです。
怖い?おっ…。
すげぇ迷ったぞ俺は。
何で返せばいいんだ?今中間…中間ですね。
あいけね!さすが!ファイトファイト!やめろよそういうことだからお前!すごい迷うぜそれ。
悪いねこの人。
楽しいですねこれ。
皆さんが大人気ないということがよくわかりました。
回転グルグルだよ…。
瀬田はこのライフキネティックのメソッドを取り入れ日本でこんな活動を行っている。
特定の場所を持たず全国に出張指導を行うサッカースクール
そこでこだわっているのは…
数字や方向などピッチで使える単語を教えてからボールを使った練習に入る
グッド!オーケーナイスナイスナイス!
単語の意味を思い出しながらプレーすることで脳が刺激されるのだ。
更にこの指導法には世界の厳しさを知る瀬田ならではのこんな思いが
海外で今やっている選手たち全員がコミュニケーションの問題で最初苦しんでるんです。
ただ彼らはサッカーでみせられる分語学っていうのがどうしても必要なのはわかるんですけどもどうしてもなかなかそこに本腰が入らない。
だってゴール決めれば試合出られるでしょというのがやっぱり選手の中ではあるので。
そこで語学っていうものコミュニケーション能力ってものが足を引っぱってしまうとかわいそうだな。
じゃあそうやって思う前の子供たちに半無意識にサッカーを楽しんでる段階でドイツ語を少し入れてあげると彼らがもし海外に行こうと思ったときの垣根が下がるんじゃないかなと。
正直…。
間違いなくしゃべれたほうがいいしコミュニケーションで例えば語学が苦手でも自分からいける人っていうのは意外と大丈夫なんですよ。
これが両方できたら味方にはすごくわかりやすいんですよ。
でも意外と見てると…。
固まって何がしたいんだかわからなくなる。
自信があるともっとつながっていくからお互い…っていうふうにやり合えるじゃないですか。
どうしてもしゃべれないと萎縮をしてしまうんですよね。
萎縮するし待っちゃう。
待っちゃダメなんだな。
バイタリティーですよねホントに「自分が」っていうアピールできるかどうかっていうのが重要ですよね。
あの英雄マラドーナも所属していたアルゼンチンのボカジュニアーズ。
そのスクールの練習をのぞいてみると…
せ〜の!
コーチが使うのは基本スペイン語。
難しい説明は翻訳して子供たちに伝えている。
開校3年目ながら首都圏に4校
現在は生徒数の増加もあり能力ごと3クラスに振り分けての指導を行っている
今回取材したのは
この日は
プロのピッチでも必要とされるプレー中のタメ
ここでは腕や体の使い方まで徹底的に叩き込まれる
接触プレーを重んじるがゆえこんな練習も
これは1対1でも負けない体の使い方やメンタルの強化につながるという
更にこれぞ南米といった
ボール代わりに子供たちが蹴っていたのは…
お次はスパイクを脱ぎ捨て…
ハッハッハ!いいな。
実はこれアルゼンチンサッカーの原点を取り入れたストリートコース。
その狙いとは…
このスクールでしか味わえない貴重な経験。
それが子供たちの成長を後押しする
今のペットボトルはおもしろかったね。
僕もサッカー小僧だったんで雑誌にジョージ・ベストっていう有名なスーパースターがテニスボールでリフティングをしているっていうのを見て全部それでやればうまくなるってそのまま信じました。
雑誌の言葉を。
確かに上達早いですよ。
難しいことすればいろんなバランスとか覚えていくし。
ストリートのねアルゼンチンのね…。
スペイン語でしゃべってましたけど…。
そうですね…。
その言葉が彼らに入っていってるというのがほぼ無意識でやってると思うので。
しゃべれるようになってボカのマーク見てで試合とか観てて行きたいって絶対思うだろうね。
すごい強く思うはずだから…。
しかも今ACミランに本田君がいてインテルに長友君がいてって頂点に日本人の選手がいる…ドルトムントでもまた香川君が戻って活躍してるってわかりやすいですもんね。
こんなふうになれるっていう…夢ありますもんね。
そうですね。
ワールドクラスの選手を育てるために海外のサッカースクールから学べることとは…
特にジュニア世代なんか大事じゃないですか。
だから世界見るとジュニアのコーチっていうのはおっさんが多かったりするんですよ。
すべて経験して…監督やりましたいろんなことやりました。
で子供をみる。
もちろん技術指導もしますけど…。
日本ってまだそこの循環がうまくいってないのでまだ指導者のかけ出しの指導者が自分の勉強しながら子供と進んでしまうみたいなところあるんで人体実験みたいなことをやってたりするわけですよ。
それはホントにまだまだ足りない。
だからホントにコーチたちがレベルアップをしていくことが日本の子供たちが育つっていうところになってくると思うんですよね。
『FOOT×BRAIN』アプリをダウンロードしよう。
今回はSOCIO会員のなかから2014/10/04(土) 23:30〜23:55
テレビ大阪1
FOOT × BRAIN【日本で体験!強豪国・有名クラブのサッカースクール】[字]

欧州の強豪ドルトムント、南米の強豪ボカ・ジュニアーズ。ドイツとアルゼンチンの巨大クラブは日本にスクールを開校していた!W杯決勝進出2国の育成事情を徹底取材します

詳細情報
番組内容
W杯優勝のドイツ、準優勝のアルゼンチン。2つのサッカー大国は子供たちをどう育成し、どのような基準で世界に選手を送り出しているのだろうか?その単純な疑問に答えるべく、海外に飛ぶ!のではなく…なんと香川真司も所属する独の名門ドルトムントもアルゼンチンの名門ボカ・ジュニアーズも日本でサッカースクールを運営していることが判明!「日本で学ぶ世界のサッカー」をテーマに今週もサッカーを考えます!!
出演者
【司会】
勝村政信、杉崎美香
【ゲスト】
瀬田元吾(独フォルトゥナ・デュッセルドルフ日本デスク)
【解説】
都並敏史、秋田豊(ともに元日本代表)
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関連情報
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ジャンル :
ドキュメンタリー/教養 – スポーツ
スポーツ – サッカー

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音声 : 2/0モード(ステレオ)
サンプリングレート : 48kHz

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