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●入札疑惑の聴取続く (10/28 18:58)

　平川市が発注した公共工事に絡む入札疑惑。県警察本部はなんらかの不正があったと見て、28日も大川喜代治もと市長たちから任意で事情を聴き、調べを進めている。
　28日も任意で事情を聴かれているのは大川喜代治もと市長と大川もと市長の支援者の男性、それに弘前市の建設業者の役員など。
　大川もと市長は28日午後1時過ぎ任意で警察署に呼ばれ、事情を聴かれている。
　また捜査員が午前10時頃から建設業者の事務所に入り、およそ6時間半かけて捜査した。
　関係者によると大川もと市長と支援者の男性はことし1月の市長選挙前に市が発注した公共工事の入札に絡み、弘前市の建設業者に落札に有利な情報を漏らした疑いがあるという。
　このため県警察本部は27日から捜査に着手し、入札に絡んで何らかの便宜を受けた可能性も視野に入れ裏付け捜査を進めている。
　大川もと市長と支援者の男性は、平川市長選挙を巡る違反事件で市議会議員などを現金買収したとして逮捕･起訴されている。
　県警察本部はこの事件で市議会議員20人のうち15人を逮捕するなどして捜査を進め、その過程で今回の入札疑惑が浮上した。
　任意で事情を聴かれている支援者の男性は26日RABの取材に答え、「公共工事に絡んで業者からお金をもらったことは一切ない」と入札疑惑を否定している。
　県警察本部は大川もと市長たちから事情を聴くなどして、疑惑の全容解明に向け慎重に捜査を進めている。

●県病でも対応進む (10/28 18:56)

　世界的に感染拡大が心配されているエボラ出血熱への対応。厚生労働省は国内で感染者が発生した場合に備えた対策推進本部を設置し、県内でも感染患者を受け入れる医療機関の整備が進んでいる。
　政府は西アフリカに滞在し、27日羽田空港に到着した40歳代の男性にエボラ出血熱の疑いがあった事態を重く見て28日朝、関係閣僚会議を開いた。
　会議では安倍総理大臣が検疫の徹底や医療体制の確保など万全の体制を整えるよう指示した。
　厚生労働省は28日対策推進本部を立ち上げ、国内で感染者が出た場合を想定した封じ込めの体制強化の検討に入った。
　青森空港では今月24日からエボラ出血熱を水際で食い止めるための検疫の強化を始めた。
　一方で県内にはエボラ出血熱などの第一種感染症の感染者を受け入れる隔離施設がない。
　このため県は来年4月の稼働をめざし、現在県立中央病院の9階に専門の隔離病棟の整備を進めている。
　部屋の空気が外に漏れないようにする空調設備の工事が終わり、年内にはほぼ完成する見通し。
　来年1月にはこの病棟を使って感染症対策に従事する医師や看護師を集めた研修会を開くなどして万が一に備える。

●八甲田　初冠雪 (10/28 18:54)

　山は雪景色。強い寒気が入り込んだ県内はこの秋一番の冷え込みとなり八甲田で初冠雪を観測し、岩木山には初雪が降った。
　28日の県内は上空1500メートルにマイナス6度以下の強い寒気が入り込み、この秋一番の冷え込みとなった。
　八甲田では27日夜から雪となり、青森地方気象台は午前9時に初冠雪を観測したと発表した。
　いつもの年より11日、去年より11日遅い初冠雪。
　気温が氷点下2.3度まで下がった青森市の酸ヶ湯では27日夜から雪が降り続き、28日午後5時現在で21センチの積雪を観測した。
　八甲田の紅葉を目当てに訪れた観光客たちが雪景色に驚いていた。
　また岩木山では去年より12日遅い初雪が降った。
　津軽岩木スカイラインの8合目では28日朝10センチほどの雪が積もり、28日一日通行止めとなった。

●県･弘大･イオンが協力 (10/28 18:52)

　短命県返上に向けた取り組み。県と弘前大学、それにイオンが健康寿命を伸ばす協力体制を28日発足させ、ショッピングセンターで健康増進と運動を習慣づける取り組みを始めた。
　短命県返上に向けた協力体制を発足させたのは県と弘前大学、それにイオン。
　28日はつがる市のイオンモールつがる柏で開始式を行い、関係者が握手をして取り組みのスタートを祝った。
　取り組みでは県がイオンの協力を得て今年度から取り組んでいる「モールウォーキング」で弘前大学が参加者に健康づくりの助言などをする。
　「モールウォーキング」は店内の通路を利用するため雨や雪の日でも歩くことができ、冬場の運動不足解消に期待されている。
　さらにイオンモールつがる柏では歩数のほか、血圧や骨密度の測定会に参加すると電子マネーに交換できるポイントが貯まる「つがる健康ポイント」を28日から始めた。
　初日の28日は100人が登録し、冬場の健康に向けた決意を新たにしていた。
　「つがる健康ポイント」に参加した人の結果は弘前大学が集計し、短命県返上へ向けて役立てられる。