福永先生のブログdeFXセミナー!第45回

前回のパートⅠでは、MACDは移動平均より動きが素早く、価格変動の勢いもわかって、2本線のクロスから売買判断もできることを勉強しました。
パートⅡでは、もっとすごい特徴について教えていただきます。MACDの秘密とは?!

みなさんこんにちは。

前回は、移動平均線やストキャスティクスと共通するMACDの簡単な見方についてお話ししましたが、今回は、さらにMACDの2本線の意味について詳しく見ていきたいと思います。

MACDは、今までに勉強したテクニカルの利点を複数持っていましたね!
さらにすごい特徴の秘密は、2本線にあるのでしょうか?!

はい。前回の続きとなりますが、チャートをご覧ください。

こちらは、分足チャートで上段がローソク足、下段がMACDとなっています。

また、前回お話ししましたように、MACDは目盛りが0から100%というふうになっておらず、中心に0ラインがあって、その上下にプラスとマイナスの目盛りがあり、制限がないとお話ししました。
でも何故このような目盛りになっているのでしょうか。

また、なぜ中心に0ラインがあるのでしょうか。
実は、この0ラインが我々にすごいことを教えてくれているのです。

では、0ラインの意味や、なぜプラスやマイナスの目盛りに制限がないのか見てみましょう。
今問題にしている部分を解決するためのヒントは、MACDの計算式にあります。

前回もお話ししたように、2本線から作られているMACDは、一見するとストキャスティクスなどの2本線のモメンタムオシレーターのように見えますが、このMACDは・・・。 


なっ、なんと!3本の線から作られているのです!?
えっ。うそ~。と、思われた方が多いと思いますが、実際にそうなのです。
どういうことかと言うと・・・。
このように、2本線のうちのMACDは12日間で作られた平滑移動平均線から26日間で作られた平滑移動平均線を差し引き、その差し引いた「差分から作られていた」のです。

また、もう一方のシグナルと呼ばれる線の方は、このようにして作られた差分を再び移動平均線に直したものなのです。
したがって、2本線に見えるMACDは、実は3本線から作られていたということなのでした。 びっくりですよね。

へぇ~!
MACDが3本線から作られていたなんて!
思ったより複雑な計算式になっているんですね!

そうですね。ちなみに、MACDは2本線をセットにしてMACDと呼んでいますが、2本線のうち1本を単独で呼ぶ時もMACDですので間違えないようにしてください。(ちょっとややこしいですが・・・。)

12日EMAと26日EMAの関係をどのように考えればよいと思いますか?

また、なぜ、12日EMAから26日EMAを差し引いて差分を出す必要あるのでしょうか?
さらにこの計算からでた答えの意味は????
一般的に使われている単純移動平均線には、このような考え方はありませんでしたよね。

実は、この計算された結果の中に、なぜMACDの中心に0ラインがあるのかの答えが隠されているのです。


では、もう一度先ほどのMACDを作る時の計算式をご覧ください。
と、なっていますが、まず12日間のEMAと26日間のEMAがあらわす意味を考えてみます。

12日間のEMAは、いわば短期の移動平均線です。
そして26日間のEMAはいわば中期の移動平均線です。


では、この短期のEMAから中期のEMAの値を差し引いた結果は何を表しているのでしょうか?

たとえば、12日間のEMAの値が93円で、26日のEMAが91円だったとすると、差分は+2円となります。
実際の計算では、こういった計算を毎日行っていくわけですが、この差分がプラスであるということに意味があります。

なぜなら、差分がプラスと言うことは、上昇トレンドであるということを表しているからなのです。
実際のチャートをもう一度見てみましょう。
上段のローソク足をご覧ください。

ローソク足チャートでは価格が上昇している時、5本移動平均線>25本移動平均線>75本移動平均線と言う風に「常に」より短い期間の方が上に位置しており、このことはすなわち、この各移動平均線の値も短い期間のものの方が大きいということを同時にあらわしていることになります。
すなわち、先ほどご覧いただいたMACDの計算式のように、期間の短いEMAから期間の長いEMAの値を差し引き、計算した結果がプラスになっているということは、直近の値が上昇している(=上昇トレンド)ということを表していることになるわけです。
よって、計算結果がプラスなのかマイナスなのかを見ることで、EMAから見たトレンドが上昇トレンドなのか下落トレンドなのかを知ることができるようになっているというわけなのです。
そのためわかりやすいように、自然と0ラインが中心に位置する形となっていると考えられるのではないでしょうか。

ちなみに赤い点線の四角い枠で囲まれた分がローソク足とトレンドの関係が一致しているところです。
また、0ラインのところに赤い線を引いてみましたが、上段のローソク足のトレンドとMACDの2本線の位置関係を比較してみてください。
価格が上昇している時は、MACDも2本線ともに0ラインよりも上に位置し上向きとなっていますし、逆にMACDが0ラインよりも下に位置している時は、ローソク足も移動平均線より下に位置しており、下向きになっているのがわかります。

なるほど・・・。
計算式だけ聞いたときは複雑に感じましたが、意味がわかると見方も難しくないですね!

いかがですか?

このようにMACDの優れている点は、移動平均線よりも早くトレンドの変化を知ることができるということに加え、これまでのモメンタムオシレーター系のチャートでは知ることができなかったトレンド(=価格の方向)も知ることができるという、トレンド系チャートとオシレーター系チャートの良い面の両方を兼ね備えているというところにあるのです。

それぞれの良い面を兼ね備えているなんて、便利なチャートですね!

そうなんですよ。MACDはとても便利なチャートなのです。
さて、次回ですが、今回トレンドの見方もわかりましたので、実戦でどのように使っていけば良いかを見ていきたいと思います。
また新しい発見があるかも知れませんよ。


次回もお楽しみに!!

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