福永先生のブログdeFXセミナー!第44回

今回からは、MACDについて教えていただきます。
移動平均線、ボリンジャーバンド、RSI、ストキャスティクス、サイコロジカルライン・・・。
今まで様々なテクニカルチャートを勉強してきましたが、MACDの特徴は一体なんなのでしょうか?

みなさんこんにちは。
今回から、MACD(エム・エイ・シー・ディー、またはマックディーと読みます)をご紹介します。

このMACDはジェラルド・アペルによって開発されたテクニカル分析チャートです。
また、MACDはMoving Average Convergence Divergenceのそれぞれの頭文字をとってこう呼ばれています。

MACDは、よく聞きますね!
使っている方も多いようですが・・・。

はい。MACDは有名なチャートですよね。
ではまた例によって、MACDの特徴をチャートから見ていきましょう。

こちらは、ドル/円の分足チャートです。

2本線で作られていることから、一見するとストキャスティクスに見えてしまいますが、これはMACDのチャートです。その違いを見分けるために、右側の目盛りをご覧ください。
ストキャスティクスやRSIの目盛りは0~100%までの間で推移するように作られていましたが、このMACDは目盛りに上限や下限がありません。

すなわち、上昇が続いている間や下落が続いている間はMACDの値の上昇と下落がずっと続くといったチャートなのです。
RSIやストキャスティクスでは、100%に近づけば買われすぎ、逆に0%に近づけば売られ過ぎと判断されましたが、このMACDの場合、目盛りの上限や下限がないとすると、どこで売買判断をすればよいのでしょうか?

もう一度、ローソク足とMACDの動きを上下に比較して見てみてください。
何やら沢山◯が付いていますが、ローソク足の○は、ドル/円が高値や安値を付けたところを指しており、MACDの方は、2本の線がクロスしたところを指しています。
ところで、MACDのクロスですが、ストキャスティクスでも見ましたし、移動平均線でもゴールデンクロスやデッドクロスという売買シグナルがありましたね。
MACDでも同様に、この2本線のクロスが買いシグナル、売りシグナルとなっているのです。
このチャートは分足ですが、売買シグナルと価格の高値と安値がうまくマッチしていますね。
また、大きな青い○の部分をご覧ください。
この大きな○の部分は、MACDの振れ幅が大きくなっているところです。
RSIやストキャスティクスでは、一定幅の中での判断でしたが、MACDは振幅に上限や下限がないため、このように価格の上昇が続けば、MACDの2本線はどこまでも上昇します。
逆に価格の下落が続けば、どこまでも下落するという動きになっているのです。

さて、ここまでMACDの簡単な特徴からご紹介しましたが、そもそもこのMACDはどのように作られているのでしょうか。

移動平均線にも種類があります。

一つは、これまでにお話した単純移動平均線、そして、今回お話ししているMACDに使われているのは、移動平均線は移動平均線でも、平滑移動平均線(指数平滑移動平均線と呼ばれることもあります)と呼ばれるものです。
単純移動平均線は、その名の通り一定期間の終値の平均値となりますが、平滑移動平均線は直近の動き(値)にウエートをかけて作られたものなのです。
たとえば、5日移動平均線の場合、それぞれの値が1日目90円、2日目91円、3日目92円、4日目92円、5日目95円だったとしますと・・・。
一方、平滑移動平均線では、直近の動きにウエートを置いた移動平均線ということになりますので・・・(以下は簡便式ですが)
というように、常に当日の値を2倍にしたりすることで、直近の値の比重が高くなるように作られているのがこの平滑移動平均線なのです。
実際の計算結果をご覧いただければお分かりのように、結果的に一日当たりの平均値は、当日の値に比重がかかったことで0.5円プラスになり、直近の動きが、より移動平均線に反映されるようになっているのがわかります。
またこうすることで、単純移動平均線と比べて、より反応の早い移動平均線が作られることになるのです。
これで、MACDの平滑移動平均線が単純移動平均線より動きが速いことがお分かりいただけたと思いますが、MACDはほかにも優れた点があります。
それは、これまでお話ししたRSIやストキャスティクスといったモメンタムオシレーター系チャートの利点をそのまま引き継いでいるというところです。

もう一度、MACDの目盛りを思い出してみてください。
価格が上昇しているときは、MACDの2本線も並行して上に伸びているのがわかりました。
逆に下方向に伸びているときも同様でした。
このようにMACDは、RSIやストキャスティクスとなどと同様に、この上昇や下落の動きからモメンタム(勢い)を知ることができると同時に、2本線のクロスから売買判断を行うことができるテクニカルチャートとなっているのです。

いかがですか?MACDが工夫されたチャートということがお分かりいただけたでしょうか。

移動平均より動きが素早く、価格変動の勢いもわかって、2本線のクロスから売買判断もできるなんてすごいですね!

そうなんです。

でも、実はMACDはこれだけのチャートではないのです。もっとすごい特徴を持っているのです。

次回は、何がすごいのか。また、MACDの2本線についてなどさらに詳しく見ていきたいと思いますのでお楽しみに。

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