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4万メートルからスカイダイビング10月26日 15時08分
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アメリカのIT企業の幹部が、上空およそ4万メートルの成層圏からのスカイダイビングに挑戦し、高度の世界記録を更新しました。
記録を更新したのは、アメリカのIT企業グーグルの上席副社長、アラン・ユースタスさん(57)です。
アメリカのメディアなどによりますと、ユースタスさんは24日、アメリカ西部・ニューメキシコ州の砂漠から宇宙服を着て2時間以上かけて気球で上昇し、ジェット機が飛行する高度のおよそ4倍、4万1419メートルの高さに達し、高度の世界記録を更新しました。
これまでの高度の世界記録はおととし、オーストリア人の男性が記録した3万9000メートル余りでした。
ユースタスさんは気球から体を切り離して地上に向けて降下し、落下の速度は音速を上回る時速1300キロ余りに達しました。
そしてパラシュートを開いて、無事、降下の開始から15分ほどで地上に戻り、自由落下の距離などでも記録を更新したということです。
ユースタスさんは、小型機のパイロットとして25年の経験がありますが、挑戦のあと、「見たこともないような宇宙の暗闇と大気の層はとても美しく、すばらしい体験ができた」と話していました。