ペットという枠をこえ、家族の一員として愛されるワンコたち。
みなさんワンちゃんは好きですか?
犬が苦手とか怖いという人は、子供の頃にトラウマがあるという方がほとんどだと思います。
犬というのは、その幼少期のしつけが性格を形成する要だと言われていますが、
特定の犬種は生まれながらにして、特に凶暴だったり、攻撃的だったりします。
実際ほとんどの犬は人を殺せるパワーを持っています。(まぁ、小型犬は難しいと思いますが)
本来の性格のせいだけでなく、良いしつけを受けれなかったり、体格の良さだったりのために犯罪者になってしまいやすい犬種もたくさんいます。
今回紹介するのはそんな、超パワフルなワイルドわんちゃんたちです!
10. グレート・デン
この犬は、適切なしつけをすれば温和な性格になります。
しかし、そうでなければこの大きくて威圧的な犬は、とても危険な生物になるでしょう。
オスの成犬のグレート・デンは体重200ポンド(90.7キロ)、立ち上がった高さが86cmにもなり、
完全に殺人マシーンに成り得ます。
アメリカで最近起きたグレート・デンによる不幸は2003年、
サウスカロライナで2歳の女の子が殺された事件です。
また今年の夏には、フロリダで6歳の女の子がグレート・デンに噛み付かれ、
手術を必要とする怪我をしました。
9. ボクサー
ボクサーは猟犬の血統です。
第一次世界対戦の頃には、攻撃や護衛犬として利用されていました。
ボクサーは強いあごと、噛み付きの力強さで知られていますが、
彼らは本来心配性な犬種であり、番犬としてとても優れています。
しかし、とても頑固とも言われています。
ボクサーによって起きた最近の死亡事件は、2013年12月28日、
アリゾナで自分のボクサーと他の犬が喧嘩してるのを止めようとした男性が悲劇に見舞われました。
8. ウルフ・ハイブリッド(狼犬)
写真と名前からヤバさが伝わってきますね。
全ての犬は元を辿れば狼ですが、現在でも沢山の犬がこのワイルドな動物と交配しています。
狼の危険性を血で受け継いでいるこの犬種は、動揺しやすく、気まぐれな行動をとります。
そのため、多くのアメリカの州がウルフ・ハイブリッドの飼育を禁止しています。
1979年から1998年にかけて、
ウルフ・ハイブリッドはアメリカで14人もの人間の死に関わっているのです。
7. アラスカン・マラミュート
テキサス大学の研究によると、マラミュートは1966年から1980年の間にアメリカで5匹の犬に致命的な怪我を負わせました。
この犬種は主に犬ぞりに使われ、アラスカ州の象徴とされる犬です。
彼らは威嚇し、獲物を捉えるのが好きな犬で、小さい動物を攻撃したがる傾向があります。
6. ハスキー
マラミュートと同じように、ハスキーも犬ぞりで有名ですね。
ハスキーは運動大好きなエネルギー溢れる犬です。
彼らは元々、労働犬であり、社交的でペットにされるような犬種ではありませんでした。
1979年から1998年にかけて、シベリアン・ハスキーは15人もの死に関係しています。
職人気質な感じが伝わってきますね……
5. ブル・マスティフ
ブル・マスティフは大きく、威圧感のある犬で、オスは130ポンド(59キロ)ほどにもなります。
この大きさは彼らを凛々しくみせますが、実際、彼らを従順にさせるためには、しつけがとても重要です。
ブル・マスティフは番犬の血統です。なので、彼らは元来、攻撃的な気質を持っています。
今年、ニュージャージーで、ブル・マスティフが脱走し13歳の男の子を攻撃して死に至らしめました。
また、テキサスでは10代の男子がブル・マスティフに襲われていた女の子を助けようとし、
殺されてしまいました。
4. ドーベルマン
ドーベルマンはかつて、一般に警察犬として有名でしたが、 今では他の犬種も使われるようになっています。
ドーベルマンは知らない人に対しては攻撃的になることがあります。
しかし、飼い主にはあまりそのような態度をとることはありません。
彼らの評判は最近良くなってきていますが、
その体の大きさと強さにはいまだに潜在的な危険を秘めています。
アメリカで最近起きた事件は2011年、
おばあさんが飼っていたドーベルマンに殺されるというものでした。
3. ジャーマン・シェパード
ジャーマン・シェパードの噛む力は1,060ニュートン(約108kg重)と言われ、
いくつかの研究によれば彼らは自分より小さい犬を襲う傾向があるといいます。
昨年、35歳の女性が旦那さんが飼っていたシェパードに噛まれ、その2日後に亡くなりました。
現在、ジャーマン・シェパードは一般的に警察犬として使われています。
2. ロットワイラー
アメリカ疾病管理予防センター(CDC)の発表によると、
アメリカで1993年から1996年の間、犬に噛み付かれ亡くなった人の半分はロットワイラーによるものだったといいます。
彼らの危険性の高さは、その驚くべき体力です。
今年に入ってロットワイラーはすでに、米国内だけで2人の人間を死に至らしめました。
ロットワイラーの噛む力は極めて力強く、1,180から1,460ニュートン(120から149kg重)もあります。
1. ピットブル
日本でもここ最近耳にするようになりましたが、
ピットブルは現存する犬の中で最も危険で、攻撃的な犬種です。
彼らはアメリカで、今年すでに22人の命を奪いました。
ピットブルはその攻撃的な性質を爆発させないように、充実していて適切なしつけが必要です。
この超攻撃的な性格ゆえに、世界中で多くの国がピットブルの飼育を禁じています。
1991年に発表された研究によれば、94%のピットブルによる子供への襲撃は、理由なく起こっています。
つまり、子供がちょっかいを出したり、イタズラをしたわけでもないのに襲ったわけです。
他の犬種によるそれが34%なのに対し著しく高く、激情しやすい犬だということがわかりますね。
2001年から2005年の5年間の間に、フィラデルフィアの病院では、
犬に襲われた子供が運ばれる事件が、犬種が分かっていたものだけで269件ありました。
そのうち137件、半分以上がピットブルによるものだったそうです。
いかがだったでしょうか?
これらのワンちゃん達はたしかに、あまり友好的ではなさそうですが、
それでも多くの犬は人とのふれあいや、ちゃんとしたしつけによって、素晴らしい友人になりえます。
犬種に関わらず、ましてや動物の種類に関わらず、ペットとして迎え入れる限りは、
責任をもって世話をしていかなければなりませんね。
Rob Cramer(訳:Eins)