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メガネの祭典、国際メガネ展。
業界展示会が好きだ。あの「ストイックで専門的な雰囲気」がたまらない。
先日は『総合洗浄技術展』という、工業用洗浄機械の技術展を見てきた。 あまりにも専門的すぎてさっぱり内容が分からなかったが、それはそれで面白いのだ。 で、そんな展示会がよく開かれている東京ビッグサイトのイベントスケジュールに、気になる展示会が載っていた。 『国際メガネ展』 そんなイベント、あるのか。 メガネ装着歴30年のメガネ人としては、ぜひ見ておきたい。 > 個人サイト イロブン Twitter:tech_k ビッグサイトがメガネまみれにビッグサイトの前まで来て驚いた。
展示会の開催表示看板が、国際アパレル展や国際シューズ展、国際アクセサリー展よりも国際メガネ展の表示がはるかに大きいのだ。 すごいぞ、メガネ展。 こんなにデカデカと「メガネ」って書いてあるの、面白い。
「アジア圏で最大のメガネ関連の商談会」ということで、さすが会場内に入るともうとにかく辺り一面がメガネ。どこを見てもメガネ。
ビッグサイトのホール全体がメガネ屋になったような光景である。 みんながとにかくメガネ見てる。
ブースの仕切りもメガネ。
このイベントは全国のメガネ店やメガネ関係者の商品仕入れのために展示会なので当たり前と言えば当たり前だが、スーツ姿のビジネスマンが真剣にメガネをあれこれチェックしているのが面白い。
最新メガネいろいろメガネ展の良い所は、普通のメガネ店には並んでいないような最新のメガネや変なメガネをあれこれ見られるところだ。
フィンランドのかっこいい木製メガネ。
これは、フィンランドのKRAA KRAA というメガネブランドが出展していたウッドフレームのメガネ。
今年の優秀なメガネを選ぶ「アイウェア・オブザ・イヤー」の機能・技術部門でグランプリを獲っていた。 かけるだけで高まるロハス感。「隙あらばログハウス建てたがる人」っぽい。
木製でヒンジがないので、折りたためない。
さらに顔の幅に合わせて広げたりという調整もできない。 なぜなら基本的にオーダーメガネだから。最初から自分の顔に合わせて作ってもらうのである。 これがメガネの素材見本。印刷用の紙見本みたいでグッとくる。
ちなみに作ってもらう時は、本物の板の見本から素材を選べる。
ウォルナットなど数種類の木材から好みを選んで、切り出してメガネにしてもらうのだ。 高級フレームもすごいなんか宝飾店かという雰囲気のブースがあったので覗いてみたら、本当にメガネだかジュエリーだかわからないゴージャスなのが並んでいた。
INONというブランド。基本的に18金製フレーム。
さっきは木製だったが、ここは金。ゴールドである。
カメオメガネ。意味は良く分からないが豪華なのは伝わる。
18金のフレームに横顔のカメオつき。なんというか、まぁ、すごい。
これをつけると、横顔の目元にさらに横顔があるという入れ子構造になる。 高級メガネも試着してみたかったのだが、万が一何かあったら大変なのと、この写真を撮ってる横でメーカーの人が「万が一何かあったらいつでもお前を取り押さえるぞ」的な姿勢で待機していたので挑戦できなかった。 あとから検索したら、金のフレームはシンプルなやつでも最低でも30万円してた。 とりあえずやっとくか、ぐらいの軽い気持ちで挑戦しなくて良かったと思う。 これはエメラルドつき。
エメラルドとかダイヤとかちりばめたフレームになると、もはや価格が見当も付かない。
本当に挑戦しなくて良かった。
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