通信教育大手のベネッセホールディングス(HD)は24日、顧客情報を大量に流出させた問題で、改善報告書を経済産業省に提出した。外部に委ねていたデータベースの運用を、情報セキュリティー会社と組んで自前で担うなど約50項目を来春までに改善する。実施状況は月1回、経産省に報告する。データベースの責任者を設けて社員らの利用を管理するといった対策も示した。

 ベネッセは再発防止策を9月17日に出したが、「不十分」として経産省から同26日に追加対策を求める勧告を受けていた。