プロに聞く!風邪・インフルエンザの季節に「正しいマスクの使い方」
「口だけマスク」していませんか?ウィルス飛沫(ひまつ)・細菌カットする効果的なマスク着用法
風邪・インフルエンザシーズンに、必需品のマスク。意外と知らない「正しい」マスクの使い方をコラムでご紹介します。間違ったマスクの使い方は、効果が半減すると言われています。
マスク生産メーカーのユニ・ユニチャームさんにマスクにまつわる話を聞きました。
★ちゃんとできてる?風邪対策に必須の正しいマスクの使い方
★間違ったマスクの着用は効果が半減?着用のポイントは「のどに繋がる鼻と口を覆うこと」
★マスクは「スキマを少なく装着」が基本
間違ったマスクのつけ方は効果がない?
風邪対策にはマスクをつけましょう!と言うけれど、マスクを正しくつけないと効果が半減するのは、ご存知ですか?しっかり対策できず、ウィルス飛沫(ひまつ)や細菌を入りやすくしてしまう場合も。このコラムでしっかり「正しいマスクの使い方」を身に付けましょう!
「ユニ・チャーム超立体マスク」でおなじみのユニ・チャーム株式会社の松田さんに「正しいマスクの使い方」にまつわる話を伺いました。
Q.よくある「間違ったマスクの使い方」とは、どんな使い方ですか?
A.まず、街中や電車で「口だけマスクで覆い、鼻を出して着用している方」をよくみかけます。かぜは、乾燥などで荒れたのどと鼻にウィルスや細菌が侵入し、感染することで発症するため、うがいやマスクでのどの粘膜を保湿し保護することは、セルフケアの観点で重要です。その為、のどへと繋がる、鼻及び口の両方をマスクでしっかり覆うことが大切です。
次に、マスクを洗って再度使用するという使い方をしているというお声もお聞きします。マスクのフィルターは帯電加工によりフィルター性能を高めております。水に濡らしてしまうと、フィルターの性能が落ちる為、効果的な着用方法とはいえません。
Q.なるほど。確かに「口だけマスク」する人は街や電車でみますね。正しい対策になっていないとは驚きです。
ズバリ!松田さんがおすすめする「効果的なマスクのつけ方」を教えてください。
A.効果的なマスクの付け方のポイントは、「スキマを少なくするように装着すること」です。スキマがあると、せっかくマスクを装着しても、ウィルス飛沫が浸入しやすくなってしまいます。
★チェック!ユニ・チャーム松田さんおすすめの効果的なマスクのつけ方・選び方
□マスクはスキマが少なく、しっかりフィットするマスクを選びましょう。
□フィルター性能も、目的に合わせて選びましょう。
□マスクの上下及び裏表をしっかり確認し、あごまでしっかり覆って装着します。
□ノーズフィットをご自信の顔の形に合わせて変形させ、スキマをなくします。
□マスクの周囲を確認し、スキマが出来ていないか、確認します。
Q.小さいお子様が、じぶんで上手にマスクをつけるコツはありますか?
A.小さいお子様の場合、一番のポイントは「顔のサイズに合ったマスクを選ぶこと」です。お子様の顔の形は鼻が低い、あごが丸い等の特徴があります。その特徴にあわせて作られたマスクがベストですね。
お子様は、マスク装着に違和感があると、装着するのを嫌がります。耳が痛くない、肌触りが良く、適度にフィットするマスクを選んで下さい。
立体形状は息もしやすく、プリーツを広げなくても装着でき、お子様でも簡単につけられておすすめです。
また、お子様が楽しめるデザインなどのマスクを選ぶのも、コツの1つですね。
マスクにもいろんな種類がある?正しいマスクの選び方
Qマスクにいろんな種類があるって本当ですか?
A.マスクはその用途により、「医療用マスク」「産業用マスク」「家庭用マスク」の3 種類にわけられます。わたしたちの生活に最も馴染み深いのが、カゼや花粉対策として薬局やスーパーなどで売られている「家庭用マスク」でしょう。
「医療用マスク」は、主に医療現場もしくは医療用に使用される感染防止用マスクで、外科手術などの際に使われます。
“外科の”“手術の”という意味から「サージカル(surgical)マスク」とも呼ばれています。
「産業用マスク」は、主に工場などで作業時の防塵対策として使用されるマスクです。
工業用マスクや防塵マスクとも呼ばれ、粉塵の量や性質により口や鼻だけを覆うもののほかに顔面すべてを覆うものもあります。
「家庭用マスク」は、カゼ、花粉対策や防寒・保湿などの目的で日常に使われるマスクです。
素材や形状、サイズなども豊富で、フィルター性能と通気性のバランスがよいため、長時間に渡り、快適に使用できるのも特徴です。
その他に、形状の分類として、「ガーゼタイプ」「立体タイプ」「プリーツタイプ」など分類もございます。
Q.そんなに種類があるんですか。知りませんでした。
確かに、お店に行くと、マスクの種類が多すぎてどれを選んだらいいかわかりません。
「正しいマスクの選び方のコツ」はありますか?
A.正しいマスクを選ぶ最大のコツは、「ご自信の顔にフィットするサイズ・形状のマスクを選ぶこと」です。また、しっかりウィルス飛沫を遮断するためには、スキマの少ないマスクを選ぶことが大切です。
特にスキマができやすいのは、「鼻と頬」です。鼻や頬までしっかりフィットするマスクを選んでください。
立体タイプは顔の形に合わせて作られていて、スキマが出来にくくおすすめです。
鼻の隙間を低減するのには、ノーズフィット等の様に顔の形に合わせてフィットできるタイプがおすすめです。
風邪・花粉対策等の、目的に合わせたフィルター性能を選ぶことも大切です。目的に合わせ、しっかり遮断するフィルタを備えたマスクを選んでください。
アロマやミント等、香りつきマスクや、女性向けにピンクなどのデザイン性を備えた商品も販売されています。
女性は、気分に合わせて、このようなマスクを着用することもお勧めですね。
★じぶんの顔にフィットするサイズ・形状のマスクを選ぶこと。
★特にスキマができやすいのは、「鼻と頬」。
★風邪対策なのか花粉対策なのか、目的に合わせたフィルターのマスクを選ぶことが大切。
なるほど、「正しいマスクのつけ方」に色んなコツがあったんですね。早速、今日から家族・友達と一緒に試してみたいと思います。
ユニ・チャームの松田さん、とても勉強になりました。貴重なお話、どうもありがとうございました。
風邪対策・花粉対策に役立つおすすめ商品のご紹介
今回、「風邪・インフルエンザの季節に役立つ正しいマスクの使い方」についてご回答いただいたユニ・チャーム株式会社のおすすめ商品はこちら。■ユニ・チャーム超立体マスク かぜ・花粉用
http://www.unicharm.co.jp/products/mask/d08/003/index.html
文:今井きみこ
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