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Ssmjp201410 wakatono

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Discussion about issue of systems operation and security in ssmjp 201410.

Discussion about issue of systems operation and security in ssmjp 201410.
Of course, this is the trigger of discussion.

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Ssmjp201410 wakatono Presentation Transcript

  • 1. 緊急 teach in! CVE-2014-8485
  • 2. CVE-2014-8485 •_bfd_elf_setup_sections()の脆弱性 •不審なファイルにBinutilsのstringsを実行する と,おかしいことが起きるかも •lcamtuf@coredump.cx の blog で紹介されて た(@2014/10/24)
  • 3. 進撃の運用現場と セキュリティの乖離 wakatono
  • 4. 開発に必要なもの •人 •モノ •カネ •知識 •経験
  • 5. 運用管理に必要なもの •人 •モノ •カネ •知識 •経験
  • 6. 知識と経験 •開発と運用のどちらでも必要
  • 7. あ •開発や運用で必要なものもう1つ •それは?
  • 8. モラル
  • 9. インモラル(何かエロい)な運用 •多分成立しない
  • 10. そのための教育? •良識人/善男善女には有効 •最初からやる気満々の人には通用しない •彼らは隙あらば殺る気満々
  • 11. そういう人を出さないために? •最初から運用を考えた設計 –使用期限をきちんと考える 資産化とも関連 –使用期限内はきちんと使える設計 運用もその前提で(!) •運用でケチらない 不届き者を入れない •運用だけでカバーしようとしない だいたいボロが出る
  • 12. なんて綺麗にいけるの? •多分「いけない」 ことのほうが 圧倒的に多い…
  • 13. 最初から運用を考えるという こと 開発企画時から「開発」「運用」 の2つをきちんと考える あとできれば「たたみ方」な.
  • 14. 開発時に考えるべきこと •その開発対象はどのくらい使うのか 例えば5年は使うとか かかる費用は「開発」+「利用期間中の運用費 用」 •更改はするのか 5年使った後は,また別のモンに引き継ぐのか •上記前提を考えなおすタイミングはどこに設ける のか お金の総枠が変わるリスク
  • 15. セキュリティを考えるポイント •これから開発・運用に入るものは今から でも –あたりまえといえばあたりまえすぎますが •すでに運用に入ってるものは, 運用の確認と見直しから入る必要がある –たいていの場合,他の業務との関係もあるの で面倒だが,適当に考えると後でひどい目に
  • 16. 運用上のセキュリティ •外との接点が一番のポイント •でも,運用結果や情報って,外との接点が必要 なモンでもある –これがないと,普通はお金をもらえない •ここでジレンマ –個別に解決するしかない(安直に「ソリューション 入れて解決」とか言ってる奴は(ry –このジレンマを突く不届き者が必ずいる(と思え)
  • 17. 不届き者って? いろんなパターン
  • 18. 典型的なのは… •「何かにのめりこんで借金」は鉄板 –あぶり出すのもかなり難しいが… •ペイが少ない人に対して責任をどこまで 集中させるか? –運用まわすことを最優先に考えると,多分NG •重要な情報を扱う局面で再委託をさせな いというのは本質ではない –本質は「どこまで追いかけられるか」 –追いかけられないのであれば,再委託どころ か委託もNG
  • 19. 重要なのは •「やったらバレル/捕まる」をきちんと得心 してもらう –教育の一環ではあるけど,「通り一遍のCBT」で はまず効果なし •隙を見せない意志表示 –そういってるけど「こうすりゃバレないでしょ」 と思ってる人の出鼻をくじく •例:取ってる証跡などをきちんと明示 •実際に隙を見せない –ルールを決めて,そのルールから外れたら検出さ れるということをきちんと見せる
  • 20. 悪魔の一言「運用でカバー」 言うは易し,行うは難しの典型
  • 21. 運用あるある •「技術的に実現困難」「では運用でカバー」 思いつき/開発側の腕の無さを運用に押し付 けるな •運用費用を削減しろ 最初から一定期限の運用費用を想定しとけ… •開発チームがそのまま運用に 人柱… •暫定仕様が気づいたら正式に 思いつき/開発側の腕の無さを運用に(ry
  • 22. セキュリティ運用の難しさ •そもそもシステムが司る業務を知らない(!) •セキュリティ屋はセキュリティ屋の範疇でモノ を語ることが多い 専門企業はその傾向強いか? •セキュリティ強化→運用オーバヘッドとなる ケースが多い それでも運用費用下げるの?
  • 23. なので… •セキュリティ屋さんは業務屋さんの中に 入り込んでほしい –やってる企業さんもいらっしゃいます •運用屋さんは損益分岐点をきちんと示し て欲しい –「セキュリティ云々のために工数増大する」 というのは,根拠とともに述べてほしい(そ の意見は期待されてます)
  • 24. とはいいつつも,日本の運用 •マジでピカ一です,ハイ 言った以上のことも考えてやってくれちゃう これであのお値段は(ry •セキュリティについても(オーバヘッドでけ えよはおいといて)かなり強固 •海外の事例があまりにも(ry •もっとも,お値段も非常に高い とはいえ,上記の事情もあるのでしょうがな いところも
  • 25. セキュリティ屋と運用屋 •多分,相性は良い •運用屋は「安定運用のために必要なことをき ちんと遂行する」ことに価値を見出す –セキュリティが安定運用に寄与することを説明し, 実行する動機付けを行う必要がある •セキュリティ屋がここを説明できないと,運 用屋は納得しない –そりゃ当然だわな…
  • 26. アウトソース •セキュリティとコア業務に関しては,本気でやめたほ うがいいです 業務とセキュリティを分離して考えるのが実は一番い けない(分離できるところもあるとはいえ) •とはいえ,世の中の流れはBPOとかBPOとかBPOとか セキュリティってビジネスプロセスだっけか? •セキュリティとコア業務の境界がなくなってくるけど … これはこれで正しい –分離しなきゃいけないって誰が決めた? –アウトソースしづらくなる/できなくなるけど •コア業務のアウトソースなどという常軌を逸した行動はしない よね?
  • 27. 経営手法の現状を見ると •正直,今の経営手法自体が相当イッてる感 –欧米型の経営が日本企業でも主流だけど,強い日 本企業の経営手法はそもそも欧米型の経営とは相 容れない部分もある –日本企業を瓦解させるために,欧米型の経営手法 を(誰かが)流行らせたとしか思えない •成果主義/数値化/見える化が流行 –現場を見て業務や成果を評価できない人でも数は 比較できるよね? –適正に評価できない人には良いツール •適正に業務評価できる人には邪魔者でしかない
  • 28. 数値化の罠 •何も起こってない(きちんと運用できて いること)を数値化するのってかなり難 しい •セキュリティの場合も同様
  • 29. 数値化しづらい業務の運命 •費用なりの効果を求める→数値に根拠を求め る だいたい費用削られるか,本質でない数値化 のために貴重な工数を取られるか どっちにしてもバッドエンド •工数削られると何が起こるか? 人が削られる→一人何役もやることになる さらに安い会社を探して運用を任せる 委託をやめて自分らでやる
  • 30. 工数を削られるってことは •費用が削られるってこと →運用者が儲かるどころか人を削って やっと現状維持 •儲からないと何が起こる? 従事者の給料は増えない →従事者に何か(経済的にアレなこと が)あると,従事者は補填のために何か を考える
  • 31. そういう人を出さないために? •最初から運用を考えた設計 –使用期限をきちんと考える 資産化とも関連 –使用期限内はきちんと使える設計 運用もその前提で(!) •運用でケチらない 不届き者を入れない •運用だけでカバーしようとしない だいたいボロが出る 運用費用を聖域と考えるのではなくて, 「計画された費用で計画された期間計 画された業務をきちんと完遂するため の必要経費」と考える必要
  • 32. セキュリティも同様 •何か起こると「なんとかしろ」 •何もないと「なんでこんなにかかる の?」
  • 33. セキュリティも同様 •何か起こると「なんとかしろ」 •何もないと「なんでこんなにかかる の?」 何か起こってほしいと 思ってるようにしか見 えない
  • 34. 日本型経営とセキュリティの 親和性 実は意外にあうと思ってたり
  • 35. 嫌疑がかかった時の証跡 •「自社の人が悪いことをやってないこと を示す」のは難しいが,就業時間内の行 動を示すための証跡はある程度提示可能 •ホンネはどうあれ経営層からどう証跡取 得について提示されるのがベターか? –社会の要請で –内部といえども信用できないから –「当社の社員は信頼できる」ことを客観的に 示すため
  • 36. 運用といえばCSIRT? CSIRTという名の銀の弾丸はない
  • 37. 最近よく聞くこと •インシデント発生→CSIRT設立 •セキュリティリスクに対応するためCSIRT 設置準備 •CSIRTがあればインシデント対応は万全 –いや,そんなことないから
  • 38. CSIRTという考え方 •昔からあったけど,認知度が上がったのは ごく最近 •すでにインシデント対応をやってるところが あるならば,札をつけるかつけないかだけの 話 •経営幹部から降りてくるのはもう少し抽象的 なオーダーでいいはず(CSIRT設立はあくま で手段)
  • 39. 運用といえばSIEM? SIEMという名の(ry
  • 40. SIEMというソリューション •なんか見えない攻撃を見えるようにして くれるらしいぞ •「相関分析が~」「ログ分析~」 •でも…SIEMは銀の弾丸ではない
  • 41. SIEMで必要なネタ •日々の運用管理で出てくる証跡類 –要は適切に取得されたログ •適切に取得されないログはゴミよりタチ悪い •怪しいものを怪しいと言い切れる知見 –誤検知を誤検知と言い切れるだけの知見 •運用がきちんと回ってないと,SIEM邪魔 者
  • 42. SIEM運用がまわったとして •レスポンス必要なネタが増えるだけ •でもそれは悪いことなの? •何を良くするとSIEM入れてよかったにな る?
  • 43. セキュリティはリスクの新参者 (1/2) •これまで思い知らされた事実の山からの発見 •セキュリティリスクはあくまでリスク要因の 1つでしかない –せめて,運用上のリスクと運用者にとらえていた だくにはどうするのがよいのか? •しかし新参者であるが故に,対処方法や方針 等がまだ確立されていない風 –100%予防は困難. –予防に加えて早期検知と適切な対処が鍵
  • 44. セキュリティはリスクの新参者 (2/2) •新参者であるが故に,どうしても他の リスクと比較して後回しにされがち –最近はそんなこともないか? •リスク要因としてのセキュリティを, 堂々と語れる大御所がまだまだまだまだ 少ない –いないとは言わない –時間に解決してもらうしかないか?
  • 45. ということで… まだまだ続くよ 問題提起