以下の古市君の発言がニュースにまでなっていました。さすがJ-CASTニュースですね。古市君は子どものことが嫌いだそうで,それは以下の理由からだそうです。
番組ではこの日、保育園や公園で遊ぶ子供の声をめぐる近隣住民との騒音トラブルを扱った。その中で子供が好きかどうか尋ねられた古市さんは「いや大っ嫌いです」と即答し、「だって汚いじゃないですか」と理由を明かした。
子供が苦手という人はそれほど珍しくないが、「汚い」という率直な理由には出演者陣も驚いたようで、スタジオは笑いに包まれた。それでも古市さんは表情を変えず
「汚いと思っちゃうんです。遊びまわってるし、手も洗ってないかもしれないし、鼻水とかばい菌とか。しかも寄ってきたりするじゃないですか」
と具体例をもって子供に対する嫌悪を示した。どうやら本当に嫌いらしい。
本題の騒音問題については、自身の好みとは切り離し「しょうがない」との見解を示す。新幹線や飛行機の中で騒ぐ子供にイラッとすることもあるが、子供がいる社会は健全であり、子供がいなければ国は滅んでしまうからだと説明した。
子供も性行為も「汚い」から嫌い 「潔癖症」古市憲寿氏の仰天発言 : J-CASTニュース
子どものことを嫌いだという人は結構いると思うんですよね。まあ「汚い」というのは少数派ではないかと思いますが。それでもあのベビーカーで炎上した挙句,変な言い訳するような人よりまともな発言でしょう。
筆者はなぜ「ベビーカー」で炎上したのか。最大の失火原因は文章の嫌み。(大宮冬洋) - 個人 - Yahoo!ニュース
それでこの子どもが嫌いという話について妻にも聞いてみたのですが,妻は子どもそのものが嫌いかどうかではなく自分の子どもは持ちたくなかったということで,どこまでの「自分の子ども」の問題になってしまうんですね。これは妻が自分の存在について考える日々を送っていたからですが,周囲の子どもまで観測範囲に入っていなかったようです。
私もどちらかという「自分の子ども」と捉えがちですが,乳幼児に関してはどうして良いのか分からないので,なるべく関わらないようにしていました。だから長男の時はいきなり出産後に「お父さん,お子さん持っててね。あれ?初めて?こうやって持ってね」と渡されて,かなり戸惑ったのを覚えています。その後は必死に子育てをしていたので,苦手とか嫌いとか考える余裕がなかったですね。今は余裕があるので,かわいいと感じる瞬間もあって,以前よりも苦手ではなくなりました。
また私は小学生を教えているんですね。だから子どもの良い面も悪い面も両方見えますし,「子ども可愛い」という視点で子どもに接することができないというのがあるんですよね。もちろん嫌いという視点で接してもいませんが,お互い人間ですから日々接していくことで「嫌いだ」と思えることあるわけですね。嘘もつくし,人の悪口は言うし,小学生っていろいろありますよね。
私の場合,あくまでも仕事ですから日々子どもと接することができますが,自分も親になり24時間子どもと接するということは,これは本当に大変なことだと思うし,それを見ている古市君のような若者が,「子ども嫌い」と思うのも理解できます。
ではなんで子ども持ったんだというと「何となく」としか言いようがないわけですが,でも子ども持って良かったなと思えることも多々あるわけです。また「子どもが好き」で子どもを持っても育児が大変で子育てが嫌になることもありますし,「子どもが嫌い」でも子どもに多くの愛情を注いでいる人もいるわけです。それで,結構「子ども嫌い」「子ども苦手」という人,周囲にもいて,みんなそれでも子ども持って自分なりに子育てしているわけです。
だから子育てしていて思うのは,子どもが好きか嫌いかという前提条件よりも,その苦労を共有できる人がどれだけいるかということが大切だと思うんですよね。なぜ「子どもが嫌い」という人が周りにいると分かるかというと,そういうことも話すことができるママ友が妻の周りにいるからです。それぐらい一緒に子育てをし,その悩みを共有していると言えます。これは旦那さんだけでなく,なるべく多くの人と共有できた方が良いかなと思います。
それに「子ども好き」と言ってあまりに子どもに執着してしまうよりも,ある程度子どもと距離を保てる方が良いのではないかという思うわけです。むしろそれは子どもを「見守る」という表現になるのかもしれません。自分の立場だと自分の子どもも客観的に見てしまうことがあって,妻に「かわいいと思ってる?」と聞かれて即答できないなんてこともあるんですが,そういう適度な距離感も良いのかなと勝手に思っています。まあ,その程度が「適度」なのかという議論はあるわけですけれども。
だから意外とですね,古市君みたいなタイプが子ども持ったらイクメンだとか言って,メディアに出まくるのではないかなと思ってしまうわけですけれども,恋愛に関してもいろいろと問題があるようですから,まずはそこからなのかもしれません。今後の彼の動向を楽しみしておりますが,いつまでメディアが活躍できるのかという心配はありますが…。
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