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首相 「首脳会談を」 韓国国会議長に伝える10月27日 18時24分
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安倍総理大臣は、日本を訪れている韓国の国会議長と総理大臣官邸で会談し、冷え込んでいる日韓関係の改善に向けて来月のAPEC=アジア太平洋経済協力会議などの国際会議にあわせて、パク・クネ(朴槿恵)大統領と会談したいという考えを伝えました。
安倍総理大臣は、伊吹衆議院議長の招きで日本を訪れている韓国のチョン・ウィファ(鄭義和)国会議長と総理大臣官邸で会談し、ことし8月に就任したユ・フンス(柳興洙)駐日大使も同席しました。
この中で安倍総理大臣は「訪日を心から歓迎する。今回の訪日を契機に議員交流がますます盛んになり、日韓関係が発展していくことを期待している」と述べました。
そのうえで安倍総理大臣は「日韓にはいろいろな課題があるが、それを乗り越えていくことが両国の発展につながる。来年、国交正常化から50周年を迎えるなか、関係を改善していかなければならない。来月のAPEC=アジア太平洋経済協力会議など国際会議の場で、パク・クネ大統領との首脳会談を実現できたらいい」と述べました。
またチョン・ウィファ国会議長が、いわゆる従軍慰安婦を巡る問題について、「安倍総理大臣のリーダーシップで、こうした問題にも解決の道を探ってほしい」と述べたのに対し、安倍総理大臣は「政治問題化したり、外交問題化することは避けたい。河野官房長官談話を見直す考えはなく、慰安婦の皆さんがいかに大変な思いをされたかということへの思いは歴代の総理大臣と同じだ」と述べました。