2014/10/27 19:42 政治・経済
名護市辺野古沖でボーリング調査のため設置された器具が台風の影響で海底のサンゴ礁を傷つけていたことが分かった問題で27日、国会議員らが沖縄防衛局を訪れ抗議しました。
沖縄防衛局を訪れたのは県選出の野党の国会議員4人でつくる「うりずんの会」で、27日午前、沖縄防衛局の井上一徳局長と面談しサンゴ礁の損傷について抗議するとともに作業の中止を求めました。
これに対して井上局長は台風接近の前に一部のフロートを撤去したほか補助アンカーを付けるなど十分な対策はとったと説明したうえで、ボーリング調査を継続する考えを示しました。
一方、同行した市民団体は傷ついたサンゴの写真を示しながら気象庁の予報などから被害は十分に予測できたと抗議しましたが、井上局長は「防衛局として現在調査を行っており専門家の意見を聞きながら対応したい」と繰り返すにとどまりました。