大隈悠
2014年10月27日23時22分
カゴメは27日、午後8時以降の残業を原則禁止する制度を5月に導入したことを明らかにした。仕事の無駄を洗い出し、人員の適切な配置につなげる「業務改革室」も今月に設置。長時間労働を防ぎ仕事の能率を上げるよう、社員に意識改革を促す考えだ。時間外手当を減らす効果も見込む。
対象は国内のオフィスや工場で働く約1600人。基本的に午後8時以降の残業を認めず、管理職を通じて社員に徹底を求める。違反者への罰則は設けず、管理職が率先して帰る▽午後8時には音楽を流して帰宅を促す、といった取り組みを進めているという。
カゴメでは原材料のトマトの値上がりや円安によるコスト増が業績の重しになっている。広報担当者は「残業しない働き方を広め、経費削減にもつなげたい」と話す。
おすすめコンテンツ
朝日新聞デジタルをフォローする
PR比べてお得!