2014年10月28日02時08分
ユネスコ(国連教育科学文化機関)は27日(日本時間28日)、日本政府が無形文化遺産に推薦していた「和紙 日本の手漉(てすき)和紙技術」について、事前審査をしていた補助機関が「登録」を勧告したと公表した。文化庁によると、登録の可否を審査する政府間委員会で登録勧告が覆った例はなく、「和紙」が無形文化遺産に登録される見通しとなった。
無形文化遺産は、芸能や祭り、伝統工芸技術や社会的慣習などが対象。国内からは、昨年に登録された「和食 日本人の伝統的な食文化」など、これまでに22件が登録されている。
「和紙」は、既に登録されている「石州半紙」(島根県浜田市)に、「本美濃紙」(岐阜県美濃市)と「細川紙」(埼玉県小川町、東秩父村)を加える形での登録を目指している。
「和紙」を登録するかどうかを正式に判断する政府間委員会は、11月にパリで開かれる。
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