『Sunset Overdrive』海外レビュー
『Sunset Overdrive』の海外レビューです。
- ジャンル: アクション
- 機種: Xbox One
- 開発: Insomniac Games
- 販売: Microsoft Studios
さあ、『Jet Grind Radio』に言及すらせずに仕事を終えたぞ。
・明るくユーモア満点で魅力的な演出
・風変わりで楽しい武器
・ゲームでいることに幸せを感じているゲーム
・悪くない物語
・高品質のマルチプレー
悪い点:
・慣れるのが大変
Xbox One独占の『Sunset Overdrive』は、Microsoftにとって大当たりとなった。Xbox Oneユーザー必携のゲームであり、まだXbox Oneを持っていない人間が購入に走る良い理由になるだろう。
グラフィック: 黄色とピンクが都市に独特のポップさを加味。主人公のアニメーション(とリスポーン・シークエンス)も素晴らしい。ミュータントの内蔵が擬音に変化するのは不思議と最高
サウンド: 版権&オリジナルのパンク/グランジ楽曲がアクションのテンションを高めている
プレー性: オープンワールドを飛び回るのは素晴らしい体験で、最高のシューティングと膨大な収集要素が楽しさを増強
エンターテイメント性: ミッションはバラエティに欠けているが、20時間以上を隅々まで楽しめた
リプレー性: 高め
ミッションの単調さを除けば、『Sunset Overdrive』は極めてやりがいのある体験で、独特の見た目やスタイルを最高のゲームプレーが支えている。Insomniac Gamesが本領を発揮した色鮮やかな復帰作であり、Xbox Oneのとんでもない独占タイトルだ。
・唯一無二の移動メカニックがSunset Cityを文字通りの遊び場に変える
・奥の深い戦闘カスタマイズ
・Insomniac Gamesだけが提供できるぶっ飛んだ武器
・ボリューム満点のキャンペーン、豊富なサイド・ミッション、チャレンジ、そしてやりがいのある収集要素
・様々な戦術や武器を駆使することを強いられる多種多様な敵
・シングルプレーとの連携も素晴らしい、ユニークで充実したマルチプレー・モード
悪い点:
・僅か900pと30fps
・失望させられるキャラクター・カスタマイズ
・少々簡単すぎる
900pという解像度、30fpsというフレームレート、そしてマルチプレー中の稀なカクツキが『Sunset Overdrive』最大の欠点だとするなら、かなり良い線行っているだろうと思う。事実、『Sunset Overdrive』ほど純粋な楽しさを堪能できたゲームは、今年一本もない。Insomniacが楽しみながら作ったであろうことは容易に想像できるし、遊園地で風船の上を跳ね回り、ジェットコースターのレールに飛び乗り、ヘアスプレーの爆弾をばら撒く私に、その喜びが伝わってくるのである。
・スタイリッシュ
・素晴らしい移動メカニック
・最高の戦闘
・巧みなアップグレード・システム
悪い点:
・変わり映えしないミッション構造
『Sunset Overdrive』は壮大でゴージャス、そしてとにかく楽しい。オープンワールドでA地点からB地点へと移動するのがこれほど楽しいことはなかった。Xbox Oneで最も楽しく、ハチャメチャで素晴らしいゲーミング体験を提供してくれる。さて、そろそろ失礼して狼のマスクを身に付け、一番高いビルから飛び降り、爆発するぬいぐるみを怒れるロボット集団に向けて発射しなければ。
・隅々まで爆笑できる
・多種多様な素晴らしい声優の演技
・チャンレンジ満載の広大なオープンワールド
・楽しいマルチプレー
・シングルプレー・ゲームとしても成立している
悪い点:
・ミップマップに少し問題がある
・一つのハード・ロック
・スキップできないカットシーン
ゴミ運搬船の防御から、ドラゴンの背をグラインドしたり、爆発する敵にボーリング・ボールを投げ付けるなど、『Sunset Overdrive』はとにかく狂っている。私の好みだ。クレージーさ目当てでプレーし、第四の壁を破壊する楽しさで長居するのだ。
サウンド: Insomniac Gamesはオリジナルのパンク・ロックを山ほど製作しているが、パンクを知らない私にはどうでも良かった
インターフェース: 光には影が必要。ゲームにはちゃんと仕事をするインターフェースが必要。『Sunset Overdrive』にはそれがある
ボリューム: ストーリー・キャンペーンは短めだが、追加ミッションやチャレンジ、Chaos Squadマルチプレーなどがあり、更に週間チャレンジの追加もある
『Sunset Overdrive』は、市場を支配する陰気で深刻なトリプルAタイトルからの歓迎すべき口直しだ。豊富なカスタマイズや最高の武器、非常に肉体的な移動法によって、Insomniacは「何になりたい?」と問う。コンテンツに関しては物足りなさを感じるものの、楽しさは疑いの余地がない。
その見た目、感覚、サウンドにすっかり魅了された。優しいミッション構造とどうでもいいタワー・ディフェンスを忘れてしまえば、本作には新世代コンソールのアクション・シューターに期待する全てが詰まっている。
それに、「コンバット版『Tony Hawk』」というのは、はるか以前に誰かが思い付いているべき素晴らしいアイデアだろう。
・鮮やかでド派手なアクション
・プレーヤーを楽しませる寛容さ
・説得力のある楽しい声優の演技
・爽快感のある超人的な機動性
悪い点:
・序盤にお使いクエストが多すぎる
・マルチプレーのバランスが今一つ
Insomniac Gamesは、『Sunset Overdrive』で素晴らしいゲームを完成させた。不満点はあるものの、楽しすぎてどうでも良くなるはずだ。『Crackdown』や『Tony Hawk’s Pro Skater』、『Ratchet and Clank』といったゲームとの比較も可能だが、そうしたゲームの長所を一つにまとめつつ、何でもアリのロック的な態度を注入することで、独自性を見事に獲得している。陽気さが新鮮な、Xbox One最高のゲームの一つだ。
・ゴージャスなグラフィック
・Sunset Cityを移動しているだけで楽しい
・全てがプレーヤーを楽しませることを目的としている
悪い点:
・万人向けではないユーモア
・少々がっかりな銃
『Sunset Overdrive』ほど独創的なゲームは久しぶりだ。オープンワールドを自由奔放に移動できるのは本当に新鮮だし、敵の種類や動作全般が楽しさを第一に追求している。退屈さを一切感じさせないゲームで、第四の壁の破壊やユーモアは好き嫌いが分かれそうだが、あらゆるXbox Oneユーザーが手にすべきゲームである。
・豊かでカラフルな環境による素晴らしい世界構築
・充実の武器システム
・終盤には実にスムーズに機能する移動システム
・充実感のある移動と戦闘のコンボ
悪い点:
・必死にパンクを装い過ぎている一部のユーモア
・奇妙な難易度曲線を感じる移動と戦闘
・限定されたキャラクター・カスタマイズ
『Sunset Overdrive』はInsomniacらしからぬゲームだが、それまでの経験が見事に活かされている。ファンならば、独創的な武器の数々や優れたデザインの移動方法に気付くだろうが、この2つがこのような形で融合したことは今までなかった。そうした要素が反抗的なティーンを特別な存在にしており、懲りすぎなところのある態度ですら削ぐことはできないのだ。
操作性 4.0: 扱い辛い箇所もあるが、概ね自然に操作できる
音楽/効果音/ボイスアクト 4.5: 脚本が最高!声優も皮肉っぽい脚本を見事に演じている
バリュー 4.0: 真面目くさったゲームに飽きているゲーマーなら数十時間楽しめる
『Sunset Overdrive』は、E3で公開された予告編の公約を全て実現している。脚本、物語、武器、グラフィックの色彩、広大な世界の移動方まで、全てに楽しさが詰まったゲームだ。レビュー中で本作の新鮮さが気に入ったと言ったが、もっと綺麗にまとめられる。『Sunset Overdrive』は今年最も新鮮なゲームであり、本作に興味がない人は、これから大量にリリースされるありふれた焼き直しで忙しくなるだろう。ありきたり以上のゲームを求めている人にとって、『Sunset Overdrive』こそ待ち望んだゲームだ。
・Sunset Cityの移動がとても楽しい
・色鮮やかなグラフィックと巧みな全体のスタイル
・素晴らしい主人公
悪い点:
・ムラがあり時にぎこちないシューティング
・必要性が全く感じられないトラップを駆使したディフェンス・ミッション
・当たり外れのある気取ったユーモア
こんなオープンワールドは未だかつて存在しなかった。『Sunset Overdrive』の怪しいシューティングとムラのあるミッションは、文句の付けようがない機動性と熱狂が伝染するカオスが補っている。
・ありきたりのシューターとは異なる素晴らしい武器の数々
・最高に楽しいグラインドとウォールラン
・笑えるジョークの数々
悪い点:
・戦闘を始め、全てが浅薄で非常に簡単
・敵の種類やシンプルなミッション・デザインなど、バラエティが殆どない
浅薄で単純、自分で思っているほど笑えもしないが、それでも本作には他の次世代フランチャイズにはないエネルギーとイマジネーションがある。
・シームレスなぶっ飛んだ戦闘と動きが楽しい
・実際にかなり笑えるジョークの連発
悪い点:
・常にエンジン全開なので疲れる
・一部のキャラクターは本当に本当に酷い
時としてやかまし過ぎることもある、エネルギーに溢れた風変わりなシューターだ。
・非常に楽しいマルチプレー
・卓越した移動メカニック
悪い点:
・酷いミッション構造
・すぐ退屈になる敵との戦闘
『Sunset Overdrive』は、当初の公約を果たせていないように見える。素晴らしい要素は必ず、貧弱なデザイン決定に足を引っ張られている。自由で簡単な移動すら、音楽が掛かっていないことや、新たな高所がなく、コンボを繋げないことが判明して台無しになっている。そこにあるのは無音だけで、この世界は空っぽだという洞察が後に続く。マルチプレーが本作のハイライトだが、貧弱なキャンペーンを救うことはできていない。