ポストペイ型の「au WALLET クレジットカード」登場

　KDDI、沖縄セルラーは、KDDIフィナンシャルサービスと共同で「au WALLET クレジットカード」を10月28日より提供する。au IDに紐づくau回線の契約がある場合、年会費は無料。au回線を解約すると年会費は1250円（税抜、以下同）になる。発行手数料は無料。auショップか専用Webサイトから申し込める。

　「au WALLET クレジットカード」は、「au WALLET」のサービスとしてこれまで提供されてきた、プリペイド型のクレジットカード「au WALLET カード」とは異なり、ポストペイ型の通常のクレジットカードとして発行される。

　「au WALLET クレジットカード」ならではの特徴として、クレジットカードとして通常の店舗で利用した場合でも、200円につき2ポイントの「WALLET ポイント」が貯まる。これまでのプリペイド型のクレジットカード「au WALLET カード」は、ポイントアップ店ではない通常店舗では、200円につき1ポイントだった。

　貯まった「WALLET ポイント」は、「au WALLET クレジットカード」の請求金額に充当できるほか、（銀行口座からの引き落とすなどの）auの毎月の利用料に充当することもできる。

　また、通常のポストペイ型クレジットカードになるため、プリペイド型クレジットカードが利用できなかった店舗やサービス、公共料金の支払いなどでも利用できるようになり、利用できるシーンが拡大するとしている。

　このほか、一般的なVisaブランドに対応するクレジットカードと同じく、一回払いやボーナス一括払い、リボ払いなどの支払い方法を選べるほか、キャッシング機能、ETCカードの追加、自動付帯保険などの仕様・サービスを備える。高校生を除く満18歳以上のユーザーが発行対象で、発行にあたっては所定の審査がある。

　auでは、今回の「au WALLET クレジットカード」について、プリペイド型の「au WALLET カード」とは併用できるものとして提供する。従来から提供している「au WALLET カード」は、使いすぎを未然に防げるプリペイド型で、発行時に審査が不要、ポイントをすぐに支払いにチャージできるといった点が異なるとしている。

　なお、1人で「au WALLET カード」「au WALLET クレジットカード」の2枚を所有していても、ポイントの管理は1つのau IDで行われる。スマートフォンアプリで提供されているau WALLETアプリでは2つのカードで貯まったポイントが統合されて表示される。2015年1月以降は、「au WALLET クレジットカード」の内容を確認・管理できるアプリが「au WALLET アプリ」に統合される。