Apple Pay決済に非公式に対応していた、アメリカのRite AidとCVS Pharmacyという大手ドラッグストアが、Apple Pay決済のサポートを停止していたことがわかりました。ギズモードより引用させてもらいます。
Apple Payは失敗に終わるのか。
MacRumorsによると、Apple Payを非公式にサポートしていた米大手薬局チェーンであるCVS phamacyとRite Aidは、同サービスのサポートを打ち切ったことを発表しました。
Apple Payはピンチ?
なんだかギズモードの記事の書き方によると、Apple Payの仕組みが悪くて大手小売店が撤退した…みたいな感じを受けますが、実際にはApple Payを非公式に対応していた小売店2社が、同業グループで新しく作る独自モバイル決済導入のためにApple Payのサポートを停止しただけの話です。
Apple Payが悪いわけでも、Appleがピンチでもありません。元ネタはこちらのITmediaの記事であると思われます。
Rite AidとCVS PharmacyはApple Payを正式には導入していないが、既存のNFC端末で非公式にApple Payを利用できることが話題になっていた。
これらのチェーンは、米Targetや米Walmart Storesなどが中心となって2012年に立ち上げたジョイントベンチャーMerchant Customer Exchange(MCX)のメンバー。MCXは来年、Apple Payと競合する独自の決済システム「CurrentC」をスタートする計画だ。
タイトルと冒頭部分だけが煽り気味:
ちなみにギズモードでもそのあたりのことはきちんと書かれているので、タイトルと冒頭部分だけがあおり気味なだけですね。
CVS phamacyとRite Aidが導入したいと考えられているシステムは、「CurrentC」と呼ばれるもので、NFCではなくQRコードを用いた支払いになるとのことです。CurrentCはMCXグループによって管理され、この2つのチェーンの他にもLowe's、Publix、Old Navy、Walmart、Best Buyといった企業も参入するとのことです。
QRコードによる支払いシステムが本当に成立するかは疑問ですが、多くの大企業はサポートするとの姿勢を見せているとのことなので、きちんと使えそうではあります。
CurrentCも楽しみ:
今回話題になった、Apple Payに対抗する形で導入されそうなCurrentC(カレントシー)も面白そうな決済手段になりそうですね。
Current CはQRコードを利用した決済で、Apple Payと違ってクレジットカード払いではなく銀行口座から直接引き落としがかかるという仕組みがまたユニークな感じ。個人的にはクレジットカード大好き人間なのでApple Payのほうが好きですが、後払いが嫌い、クレジットカード払いが嫌い…という方を含めて普及余地があるのかもしれません(特にアメリカはデビットカード大国なので、デビットカードのほうが馴染みがある人が多い)。
以上、Apple Pay払いに非公式に対応していたアメリカの薬局が、Apple Pay決済を停止…という海外ニュースでした。