2014年10月27日22時41分
有村治子女性活躍担当相が代表を務める政治団体が、脱税の罪で罰金の判決を受けた鹿児島市の企業から計60万円の寄付を受けていたことがわかった。有村氏の事務所は「初めて知った。寄付をいただいた後の起訴で、返金の手続きをすでに取った」としている。
政治資金収支報告書によると、有村氏が代表の「自民党東京都参議院比例区第30支部」は2011年6月と12年8月に、鹿児島市の設計工事・配電盤製作会社から30万円ずつ寄付を受けた。同社は寄付後の13年4月に、架空経費を計上する手口で10年6月までの2年間に法人税約1億3200万円を脱税した法人税法違反の罪で、罰金3千万円の判決を受けている。
一方、小里泰弘環境副大臣の資金管理団体「全国泰山会」も10年6月に同社からパーティー券30万円分を購入してもらっていた。小里氏は朝日新聞の取材に「自民党に相談したが、法的問題はないとの見解だった。ただ道義的な部分もあるのでそれを含めて対応を検討している」と話した。
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