はやいな
小学校のときの五人組の話なんだが
当たり
もう20何年前の話
【iOS事前登録】『ファイナルファンタジーVII Gバイク』がスマホ向けアプリで登場!
【Android事前登録】事前登録をすると、マテリア【コメット】をプレゼント!
3年になるときと5年になるときにクラス替えがあるから、知ってるやつと知らないやつ半々くらいだった
「塾に行ってるやつ」「ヤンキー」「運動できるやつ」「おとなしいやつ」があって
俺らは「遊びに命かけるやつ」だった
俺も20年くらい前に、遊びに命かける奴らでゴレンジャーくんでたわ
奇遇だなw
まあゴレンジャーみんな見てたからなw
一人が幼馴染だったので一緒に行動することになった
赤 リーダーだが基本ヘタレ みんなから好かれる 大人に怒られる時は先頭切って怒られる役回り
青 クールで運動ができて背が高い 言葉に刃が仕込まれている 努力家
緑 俺 勉強できる 運動とか普通 遊びの頭脳労働担当
桃 背が低い 女の子から「かわいい〜」て言われるタイプ 性格は意外と男前
そうなんだよ まあ他のやつほどの個性はなかったんだな
「そろばん教室に行く」だった
赤黄緑は同じそろばん教室に通ってて、そこに青桃も入った、その初日ゴレンジャーで集まってから、そろばん教室に行った
まだ時間が早すぎたので、近くの公園で時間つぶすか!って話になり、ブランコで誰が一番飛べるんだ大会や手すりの上を誰が一番歩けるんだ大会が行われた
「誰が言い出した!!」って言われて、なぜか四人で赤の方見たんだよな〜
リーダー誕生
先生
赤
青 黄 緑 桃
こんな感じ
シールだけ取ってチョコは黄にやるという暗黙のルールがはびこっていた
一回俺のビックリマンシールごと食われた
桃が店のおっさんに腕を掴まれて怒鳴られてた
おっさん「取ったもん出せ!見ててんぞ!」
桃「知らんわ!」
おっさん「ポケットに入れたやろ!見せろ!」
桃「痛いね!やめろや!」
おっさん「はよ見せろ!」
四人「ちょっと待てーーーい」
三人「ちょっと待てーーーい」
黄「モグモグーーー」
だったが
赤「そんなやつちゃうわ」
緑「手離せや」
黄「おかわり」
桃「よう見てろ」
カバン ガサガサーー
ポケット バーン
何もない
赤青黄緑「どうしてくれんねや?」
おっさん「ぐぬぬ…もうええわ!帰れ!」
赤青黄緑「謝れボケ!!もうこうへんぞ!」
とりあえず公園へ行った
青「復讐するか」
赤「したいな!」
黄「モグモグ」
桃「いや、まあ…ええんちゃう」
赤青緑「なんでやねん!お前が一番腹立つやろ」
赤青緑「ええええええええええええええ!!!???」
緑「何も持ってなかったやろ?」
桃「いや、それ」
桃がモグモグしてる黄を指差す
黄「お前らの分もちょっとあるぞ」
桃「カバンに入れたフリして黄にパスした」
黄「ビックリしたけど持ってたらマズイと思って食ったわ」
緑「それって完全に…」
青「窃盗団やな。俺らも共犯になるな」
全員のビックリマンシールは増え
黄の体重も増えた
まだゴレンジャーになってもいないただの窃盗団なので気にせず寝てくれ
連休中には終わらせたい
その時俺はふと気付いた
「これって仲介してうまくやれば金になるんじゃないか」
赤は人から好かれる性格なので、何組の誰が何を欲しがってるか調べさせた
フルコンプリートを狙ってるやつらは意外といて、悪魔シールや御守りシールなんてものも欲しがってるやつがいるとわかった
小遣いをハンパなくもらってるやつはダブりを捨てるやつすらいるので何でももらってこさせた
桃は女の子が少しだけ持ってるとかそんなんを集めてもらった
俺は情報を整理して、俺らの手持ちでニーズのあるシールを赤に売りに行かせた
段々仲介の方が楽しくなってきてシールを集める(ギる)のは売るためだけになってきた
いるぞw
まああんだけお菓子食えばゆるやかな自殺とも言えるが
職員室じゃないんだ!?ってゴレンジャーはビビった
校長と教頭と担任の前に整列するゴレンジャー
机 赤
青 黄 緑 桃
こんな感じ
でもどこまでバレてるかはわからない。しかし口裏を合わせるヒマはなかった
もはや何の策もないまま敵の基地に連れて行かれるゴレンジャー
めっちゃ怖いおっさん、呼び捨てビンタ睨みねじり上げが常套手段
教頭
あんまり記憶にないけどハゲてた気がする 優しい
校長
小さいおっさん、メガネでスダレヘアー
赤「宿題忘れたことですか」
赤はヘタレだが、こういう時に素でこういうことを言える器がデカイ
やつだった
青はホントに冷静、テンパってるとかほぼ見たことない
黄は隣にいた俺に
「何かなw」って幸せそうだった
桃は歴代校長の写真見てたらしい
青「何をですか?」
担任「何かのシールの売買や!」
時間が止まった
教頭「六年生の生徒が万引きで捕まってね 君達に売るつもりだったと話たんだよ」
ハルオってやつで「何やったら高く買う!?」ってよく聞いてきてた
同時にこれはむしろチャンスだと思った 多分俺と青は同じこと思ってたと思う
売買だけなら逃げ切れる、とw
「こんな大事になると思わなかった」「反省してる」「買ってくれって上級生に、いわれたら断れない」「2度とやらないから万引きした人から報復されないようにしてくれ」などなど弁解し、注意で済んだ
とりあえずもう万引きはしない
ハルオには警戒
手持ちのシールは価値があるやつは安くていいから売りさばく
その後店じまい
が決まった
言葉に刃がしこまれてる青かっこいいwww
続きに期待ほしゅ
ゴレンジャーというよりサンバルカンやアバレンジャーだが。
サンバルカンかそれも懐かしいw
俺らは緑と桃の逆サンバルカンはけっこうあったわw
保守ありがとう
今日は昼飯を遠くまで食いに行くので、道すがら携帯で書いていこうと思います
ただ、何か時間がポッカリ空いてしまってヒマなので学校に残って遊んだりしてた
そして司令に声をかけられたわけだ
職員室で俺らのウワサは聞いてたらしく、「1組のゴレンジャー?」って聞かれた
僕の事覚えてますか?
屋上で握手したあの時のおこちゃまです!
俺緑だよ?赤じゃないよ?
武器ブーメランだよ?投げてる間丸腰だよ?
みんな「赤!」とか「青!」とか呼ばれるのに「みど!」ってよばれる
緑…だよ…
ミドくそ懐かしいwwwwww
決め技とかん時に「ミド!」って
主にモモレンジャーが呼んでたのが印象的
子供心にはそんなに可笑しく感じなかったけど
思い出すとじわじわ来る
>>78
ひとりだけフルネーム「ミドレンジャー」だからなw軽いイジメだw
みんなカッコよかったです!
もう遠い記憶ですがゴレンジャー大好きでした!!
懐かしいわwまじでww
ありがとう
あなたの思い描く理想のゴレンジャーではないかもしれないが、見ていってください
青「何の話すか?」
赤「先生好き」
緑「赤黙ってろ」
黄桃はスロープの手すりで遊んでた
ゴレ「へ?????」
正直バスケを5人ですることも知らなかったゴレンジャーだった
青緑「ちょっと作戦タイム!」
司令「いいよー、待ってる」
青「俺は5人でできるってのが気に入った、やってみたい」
黄「走るとかやだぞ…のどもかわくし」
桃「バスケって何するやつ?」
緑「…正直に言うと運動は面倒やけど、みんなで何かしたい」
青黄緑桃「…」
赤「やるぞ!司令のために」
青「おい、別にやってくれって言われてるわけじゃ…」
赤「んにゃ、決めた、やる!」
青黄緑桃「「「「しゃーねー」」」」
ここからどうやってヒーローになるのか期待。
>>80
ありがとう
がんばって書いていくわ
とりあえずミニバスメンバー達が試合をしてるのを見ながら司令が解説してくれる
「ボールを持って3歩歩いちゃダメ」
「動く時はドリブルをする」
「相手ゴールのリングを、ボールが上から通過すれば得点」
「叩く蹴る引っかけるなどは反則」
青緑「だいたいわかった ポートボールみたいな感じだな!」
赤黄桃「だいたいわかったやつが2人いればオッケーだな!」
にれんじゃー
→ただのコンビじゃね?
さんれんじゃー
→ゴロ悪くない?
みれんじゃー
→未練ありそうだから却下
よんれんじゃー
→ゴロ悪いって聞いてなかった?
しれんじゃー
→子供に試練与えんな却下
ごれんじゃー
→ゴロも完璧、まさに神の与えし数字、君こそがヒーローに相応しい
ゴレンジャーはこうやって人数が決まった
これデマな
デマかよw
ヤットデタマン誕生秘話みたいだと思ったわw
ミニバス達「は?すぐにできるわけないやろ!ドリブルとか練習しろ」
赤「えーーーやだやだ、試合してえーー」
司令「いい加減にし!ろ!」ゴン
グーだった
ゴレンジャーは基礎からスタート
体育館の隅っこでドリブルとかパスとかの練習
赤黄桃緑「はあ…つまんねえ」
青「はっ…はっ…」ダムダム
青「早く試合して見返すぞ」
赤黄桃緑 …ハッ
パス…パス…パス…パス…パス
ドリブルドリブルドリブルドリブル
司令「へえ」
桃の家で作戦会議
赤「さて明日試合やけどシュート入るのが青しかいないぞ」
黄「モグモグ」
桃は4時ですよーだ見てた
青「できることをやればいい、緑なんか作戦あるか?」
緑「パスパス作戦」
赤青黄桃「びっくりするほどダサいな!」
だから極力俺らはパスで前に進む
そしてもう一個、シュートはなかなか入らない
だから無理に何もしなくても、落ちたシュートを背が高くて幅のある黄が取ればいい
赤と青は足速いから前を2人で走る
相手がシュートしたら走る
そこからはゴレンジャー得意の相手の目を盗んだパス!
黄「桃!」
桃「みど!」
緑「赤!」
赤「青!」
青「でりゃっ」パサッ
青が決めるのはご愛嬌でwww
青「俺んとこまでくるか?」
桃「作戦名がさあ」
緑「おまえら…」
赤「よしっそれでいくぞ!!」
青黄桃「「「しゃーねー」」」
赤「でも作戦名は変えな、俺らの名前もつけなアカン!」
黄決定
赤はリーダーこれもお約束
赤決定
青議論されることもなく決定
ここから、ここからが男ゴレンジャーの辛いところ
桃前「は?お前なんかナヨナヨしててカマくさいってみんな言うてるぞ!」
俺は心にかなりのダメージを負った
この一瞬で片膝ついたからな
桃前も悪いって思ったらしく「ごめん、俺桃な!」って言ってくれた
なんだかんだでゴレンジャー結成
ゴレンジャーハリケーン
そのままだった
ハマったwあほほどw
小学生のバスケなんてボールのまわりウロチョロするだけやのに
ゴレンジャーは全員でコートを広くとってノーマークでシュートやからな
負けるわけがない
多分俺らはゴレンジャーを再放送で見た世代なんだと思う
今見たら放映時期に俺ら産まれてたwww
4時ですよーだは小学生の時に桃の家でしか見てなかったから間違いなくこの時期
司令「あんたらがんばりなさいよ」
ゴレ「あたりきしゃりき!」
みんなパスもドリブルも上手くなってゴレンジャーハリケーンも赤が決めるパターンもできてた
この勢いで、二つの学校に完勝してゴレンジャーは天狗になってた
ゴレ「俺達が負けるはずがない!」
試合開始
ゴレンジャーはディフェンスを知らなかった
相手チームのめちゃめちゃうまい2人がドリブルでいいように抜いてシュートを決める
なんてこたねーよ!
ゴレンジャーハリケーン!!!
パスカット
ゴレンジャーハリケー
パスカット
ゴレ
パスカット
ナニコレ
ライン際をドリブル突破しようといた赤がほんの少し押されてラインを踏んでしまう
ピッ ラインクロス 相手ボール
ゴレンジャーハリケーンが決まったと思った瞬間、青がユニフォームを引っ張られ試合が止まる
桃がパスをもらった瞬間に2人で取り囲みボールを叩かれ、取られてしまう
負けたことのないゴレンジャーのフラストレーションは溜まりに溜まっていた
そしてついに一人でゴール下を守っていた黄の顔を相手選手がたたいた
これについにゴレンジャーはキレてしまう、
「「「「「ガマンならん!」」」」」
赤「どうする?」
黄「もう勝ち負けはええわ」
青「…やるか」
桃「そやな」
緑「よっしゃ、こっちも反則しまくったろうぜ!」
ゴレンジャー「おおしゃっああ!」
だが、その3秒後、ゴレンジャーのうち四人はコート上に倒れることとなる
もう俺達は笑い過ぎて一歩たりとも動けなかった…
桃「なんだってええええええ」
コートにコダマしたね、ゴレンジャーの叫び
またバスケはするんだが、残りの夏休みの話をしようかな
ゴレンジャーは深刻な問題を抱えていた
いつもの桃の家
赤「まだ夏休み一ヶ月あるな」
黄「おお!遊べるな!」
青「ただなぁ…」
緑「金がねえ」
桃「とりあえず俺ん家やったらジュースお菓子揚げ物焼き鳥なんでもあるやんけ」
そう桃の家は近所のでかいスーパーのお惣菜屋さんなので冷めたオカズとか、留守番してくれてるからとジュースお菓子を差入れてくれるのだった
緑「ほぼ毎日やしな」
桃「弟の面倒見てくれるからってオカンも感謝してるぞ」
黄「そっか、俺モグモグ」
赤「そういえばゲンジ(クワガタ)どうした?」
桃「弟が土で遊んで逃がしよった」
黄「ゲンジのおっさんとこに買いにいこか!?」
緑「だから、その金が…!」
ゲンジのおっさんというのは、近所のおっさんで、自宅で飼育したり、近所の山に行って捕ってきたりして売るおっさんのことである
ベタ(コクワ)以外は買い取ってくれるとの話だった
青「今からやと、もう遅くないか?」
緑「今日はエサ塗るだけや、明日の早朝取りに行く」
赤「おし、エサ作るか」
桃「ハチミツと…バナナがそこにあるわ、あとは料理酒でええかな」
緑「あと酢」
黄「えーー酢入ったら食えへんわ」
うらやま過ぎ
今夜もおつかれさん がんばってねー
ありがとう
ちょっと前にゴレンジャーで集まることがあって、その時まで忘れてたこともいっぱいあるんだ
だからみんな本当は素敵なことあったんだと思うよ、ちょっと忘れてるだけで
青「塗りにいくか」
黄「ほな桃、俺らぬってくるわ」
桃「俺も行くって」
緑「弟は?」
桃「鍵閉めてったら出れへん、アホやから」
赤青黄緑「何も面倒見てへんやん」
山に向かったゴレンジャーは恐ろしいものとすごいものを発見する
どれもゲンジが集まりそうなクヌギの木
1箇所目
カナブンとノコギリとベタ
2箇所目
ノコギリとベタとカブト……スズメ…バチ…だと?
赤「こええええ!マジ?無理やって!」
黄「緑行けって!」
緑「アホか!」
桃「石ほるか?」
緑「よりによってその選択!?いかれてんのか!」
青 スタスタ 網 サッ
網の中で暴れるスズメバチ ブーン
青 スタスタ
池に網 ジャボン
赤黄緑「もっといかれたやつがいたーーーーー!!!」
3箇所目の近くには赤土のエリアがある、当時
だいぶ明るくなった山の中で、赤の手のひらには
紫水晶が乗ってた、親指の爪くらいありそうなやつ
ところが、だ
換金ルートが…ない
というのは、「山に行って、でかい水晶を見つけること」に意味があるわけだ
要するに金払ってまで必要なもんじゃないってことで売れない
まあ「せっかく見つけたから」と、ショッピングセンターの宝石売場に赤に持って行かせた
「は????」みたいなババアの顔を確認して大爆笑して帰ったから、ゴレンジャー的には最高のお宝だった
ゲンジは桃のと、おっさんのとこに売るのを分けて、カナブンはヒモつけて桃弟にあげた
その日の駄菓子と大爆笑と桃弟の大はしゃぎが戦利品
青「そやな」
黄「まだ夏休みはあるな」
緑「今はクラスのやつも合わへんし売買は無理やな」
桃「カナブン死んだわ」
黄「飛ばし方教えんとなモグモグ」
桃「無理やろ、アホやからな!」ニッコリ
赤「カナブン取りに行く!」
青黄緑桃「「「「しゃーねー!」」」」
青「まあ公園とかでもいそうやな」
黄「ほな公園回るか」
桃 鍵ガチャ
緑「公園やし弟連れてっても…」
桃「ジャマや!」
しかし暑い
夏休みだから当たり前だが、とにかく暑い
当時はコンビニなんてなかった
駄菓子屋では涼めない
仕方ないので自販機でジュースを買って木陰で涼みながら飲むかってことに
黄「あ!財布ない!」
青「黄、桃の家に財布置いてたやろ」
黄「気づいてたら言えよ!」
青「いらんのやろと思ったんや」
黄「100円貸して」
青「ない」
黄「なんで?」
青「黄が財布置いてたから、いらんのやろと思ったんや」
緑「まとめてアホか」
自販機の下から100円玉が
当時はバブル景気のせいか、自販機周辺にお金が落ちてることは、よくあった
緑「新しい遊びを見つけた!」
赤青黄桃「おーー!!」
赤「確かに釣り銭のとこにも金落ちてることあるわ」
黄「タバコの自販機とかもあるんちゃう」
青「自販機の下もやけど溝のとことかにも落ちるやろ」
緑「使う道具考えんとな」
桃「なーー、カナブンは!?」
ゴレンジャーは基地に帰り桃弟をめっちゃ可愛がった
まあとにかく楽しかったよ
となると日が昇ってからの短時間勝負だ 5時集合
持ち物は 火ばさみ 軍手 雑巾 懐中電灯 バール ビニール 殺虫剤
まず探すところは3箇所
釣り銭口
自販機の下(火ばさみ 懐中電灯)
自販機の前の溝板の下(バール 軍手 懐中電灯 時々殺虫剤)
ありがとう
共感してくれてるんかな
釣り銭口に100円残ってるとか、溝板をバール差し込んで開けたら400円くらい落ちてたこともあった
赤「大漁大漁!」
黄「慣れてきたし二手に分かれるか」
青「そやな、赤と四人で分かれるぞ」
桃緑「りょうかい」ビシッ
赤「ちょ!やめて!」
そんな時代だったんだなバブルって
赤「また明日やろうぜ」
黄「夏休み全部やろうぜ」
桃「いくらになるんやろ」
青「お前らは童話のよくばりじいさんか」
他の遊びは、やっぱり野球かな
5人だからタイベンっていうやつ
ピッチャーが投げる
バッター打つ
野手が捕る(捕ったら動かない)
ピッチャーがホームベースを踏む
野手が返球
ホームベースから離れずにピッチャーがワンバウンド以内に捕ればアウト
が多かった
場所は桃のスーパー横の道
前の道の向こう側のガードレールを越えればホームラン
黄はホームランバッターだった
黄「こいやあああ!」
桃「打たせるかああ!」ピュッ
黄 カーーーンッ
緑「フライや!取れる!」ダッシュ
桃「捕れよ!ミド!」
緑「おらああああいっ」
原チャ ブーーーン ドンッ
緑「いってえええ、血い出てる え!?ヒザ震えてる…何があった?」
赤青黄桃 爆笑
青「お、お前な…空飛んでたぞ…ワハハハハ…ハラ…いてえ」
何?俺が…飛んだ…だと???
赤「3mは飛んだな」
桃「いや俺の正面から左の家の向こうに消えて行ったから5mは飛んでるやろ」
青「鳥人間コンテスト」
黄「おばちゃんに謝れよ」
仲良しゴレンジャーだったわけなんだが、実はたまに緑は引け目というか疎外感みたいなもんを感じてたんだ
なぜかというと、緑の家はそんなにお金に余裕はなかったんだ
赤青黄桃はラジコンやスケボー、ファミコンソフトを欲しいって言えば買ってもらえる家だった
そして何よりツラかったのはチャリだった
この当時の流行りは、ハンドルが低くい今で言うロードレーサーみたいな形をして、フレームの真ん中に三段変速のついてるタイプだった
緑は兄貴と共用のママチャリしかなかった
だからチャリがない日がほとんどで黄の後ろに乗っけてもらうことが多かった
みんなはザザーーって横向きに止まるけど、俺はギギーってなって止まれない
スケボーやファミコンソフトは借りれるが、ラジコンが流行ったときはみんな夢中で借りれない、河原のゲートボール場で走らせてたから、緑はヒマだった
何も言わずに帰っちゃったんだ
そんなことは知らない残りのゴレンジャーは
もちろん見つかるわけない
帰ってるんだもん
緑の家 ピンポーン
緑母「はーい」
黄「…こんばんは」
緑母「あれ?黄ちゃん、こんな遅くにどうしたん?」
黄「おばちゃんゴメン!緑が河原でいなくなったんや!」
赤「探したけど見つからへん…」
青「…下流の方も見たけど…」
桃「ゴメンなさい!俺らが悪いねん」
緑母「わかった、ありがとうね、いっぱい探してくれたんやね、ちょっと待っててや」
緑母 階段 ダンダンダンダンッ
緑母「緑いいいい!」
緑「ひ、ひいいいい」
ズルズルズルズル ドンドンドンドン ズルズル ポイッ
緑「…はい」
緑母「あやまらんかああ!」
緑「す、すみますん?」
赤青黄桃「すむかあゴラア!」
殴られた蹴られた泣いた何か嬉しくて泣いた自分のアホさに泣いた
赤と桃がニヤリとする
「まかせろ!」
赤桃「おまたせ!」
ラジコン ジャーーーン
青「ホーネットやぞ!」
黄「フレームないけどな!」
桃「近所の兄ちゃんがいらんって言うとったんや」
赤「バッテリーも充電した!」
緑「おまえら…」
赤青黄桃「「「「さあ!走らせたまえ!」」」」
緑「お、おお!」
コントローラの左側のスティックを勢い良く前に倒す!フルスロットルだぜ!GO!!
緑「すげええ!はえええ…ん?」
すごく速いバックだった
緑「あ、あれ?」
試しにスティックを後ろに倒す
前進する
赤青黄桃「………クッ……ククッ…ブッ…ブハハハハハ!ヒャヒャヒャヒャ!!!」
こういうところがゴレンジャーの最低で最高なところだった
でもママチャリ舐めんなよ
いっとくけど余裕でドリフトもウイリーもできるからな
小5の夏休みの宿題は、漢字の書取り、算数ドリル、日記、自由研究、星座を見て画用紙に書くだった
ログを見てもらえばわかるように、ゴレンジャーの夏休みは多忙を極めていた
何もできていない
だが俺もゴレンジャーのミドと呼ばれた男だ ぬかりなかった
手先の器用な赤と青が5人分自由研究の工作をする
黄と桃は漢字の書取り5人前
筆跡を変えるために左手で書いてたのを青に見つかり、やり直しを命じられていた
そして俺は算数ドリルをやるのと、家から夏休み中の新聞を持ってきていた
日記は日付けと天気を書いたら、あとは「楽しかった。」と5人で書き続けた
2時間ほどでドリルが埋まり、あとは4人がうつす作業
赤「全部同じ答えにするとバレるかもしれんから、わざと間違えようぜ!」
青黄桃「おう」
緑は、赤と青が作ったダンボールを円に切り抜いたものに糸をグルグル巻きつけた「ヨーヨー」と言い張るものを、どうやって遊ぶのか試していたが、「振り回すしかない!」という結論にいたり、それからはヒマだった
黄「いや、忘れんうちに間違えようと思って」
赤「2+3 わからんやつが 2×3 解いてるぞ」
桃「アホやな〜、俺必殺技見つけたったで!」
桃「1問ずつズラして書くねん!これで絶対バレへん!」
桃ドヤ顔
桃はいろんな意味で終わったが
あとは星座を見て画用紙に書くだけ
多分理科の時間に使った教材の、中のシートをクルクル回すと1年で見られる星座が順番に出てくるやつを見て書け、ということだったのだが、
赤「どうせなら今夜の星を見て、みんなで書こう!」
青黄桃緑「「「「しゃーねー」」」」
ってことに
青「あれが、ベガか」
緑「あっちがデネブかな」
桃「アンタレスは?」
黄「あれか」
赤「北斗七星や!あ、俺、死兆星見える」
黄「うぬが今ここで死ぬからよ」ゲシッ
赤「やめろや、すべり台の上やぞ!」
青「ベガ!デネブ!アルタイル!」
桃「ベガ♪デネブ♪アルタイル♪」
ゴレンジャー「ベガ〜♪デネブ〜♪ア〜ルタイル〜♪」×10
おまわりさんから注意を受けた
久しぶりに見たなぁ...
当時、世間では「キャンプ」と呼ばれてたと思うが
赤が「合宿する!」って言ってたので合宿
行程は
早朝黄の家集合
黄父の車でキャンプ場へ
併設のアスレチックや川で釣りなど心身を鍛え上げる
夕方よりカレーを作る
食べる
寝る
迎えに来てもらう
帰る
というハードスケジュールだった
着いたらさっそくテキパキとテントを作る黄父
ゴレンジャーはそこらをウロウロしていたよ
テントが出来上がり集合
黄父帰る
赤「さあ合宿開始だ!」
青「それまだ続いてたんか」
桃「家に帰るまでが合宿です」
緑「最初にいうセリフちゃうわ」
黄「カレー作る?」
赤青桃緑「「「「流れ読めや」」」」
まあゴレンジャークオリティなので、人と違うクリア方法に情熱を燃やすのだが
20mほどの張られたロープに滑車がついてて、滑車から垂れ下がったロープにつかまって端から端までいくやつ
桃「おりゃああ」
腕だけでロープにつかまり足をV字に滑っていく
青「猿かあいつは」
緑「てやあああ」
後向きに滑っていこうとしたら、勢いつきすぎて高速回転しながら滑っていった
赤「あいつ何がしたかったんや」
青「おらっ」
左ひざでロープをガッチリはさみ、左手でロープを持って滑っていく
黄「どうやっとんねん、あれ」
赤「青には負けん!」
同じようにするが左右に体がゆれている
フラフラ ドザザーー
緑「こいつ何がしたかったんや」
黄「みとけやあああ!」
足でロープをはさみL字型ですごい勢いで滑ってくる
だが黄の体重は前進運動より落下運動を優先した
L字のまま地面を引きずられる黄
その姿はまさに
青「おかえりテディベア」
今日はこんなもんで
おやすみ
またきます
ロープの網の上を歩くコースを、あえて下にぶら下がりながらハードモードで進む赤と青
その上で飛び跳ねて進み、赤と青をエクストラモードにする桃と緑
その下では、とぼとぼ歩く黄
赤青桃緑「「「「ここで散歩!?」」」」
赤「そんだけしゃべれりゃ大丈夫だ」
青「おいだまされんな!そいつはただ散歩してただけやぞ」
緑「まあ確かに疲れたし腹へった」
桃「弁当食おうぜ」
黄 スクッスタスタスタ
赤「あいつ元気やんけw」
緑「…やべえ、あのテディベア俺らの弁当ねらってるぞ!!」
青「何が釣れるかな」
桃「どうやろ、ウグイとかか」
緑「川魚とかようわからんわ」
赤「釣ったら食おうぜ!」
黄「めんどくさい、アミかせ」
青「素手でいけ、クマらしく」
青「つまんね」
赤「まあまあ、寝っころがってじっくり待てや」
黄 zzZ〜
緑「なんか釣れへんかなー」マキマキ
ん?なんか…釣れ……
赤「ヤ・モ・リwwww」
桃「釣ったけど料理できひんぞ」
黄「焼いたらええやん」
緑「俺さばくわ」
赤「包丁ないやん」
緑「持ってきた」
青「ミスター味っ子か」
わりと好きだったし、少し小さい包丁を誕生日に買ってもらって嬉しかった思い出がある
赤「料理なんてすごいな」
桃「俺なんて包丁持ったこともないわ」
黄「緑はフライドポテトとか作るぞ」
緑「料理好きやからな」
青「カバンに包丁入れる理由にならへんぞ」
はやく続きが読みたい
やあ、ありがとう
AAいやされるw
興味津々のゴレンジャー
赤青黄桃 ジーーーー
緑「お前ら近い」
魚の腹に包丁を入れて尻尾にむけて引く
赤青黄桃「…!」
緑「なんでお腹押さえとんねん」
青「お前…残酷やな」
黄「魚の気持ちわかるか?」
赤「さっきまで自由だったのに…」
桃「いきなり腹裂かれたんやぞ!」
緑「お前ら魚側により過ぎや」
赤青黄桃「ひっひいいいい」
緑「だからなんでお腹…」
桃「いやでも緑!いきなり内臓を取り出さr」
緑「もう俺、お前らのこと半魚人て思うからな」
2匹目もさばく
怪人達は手を合わせ拝みだす
緑「ん、もう魚だお前ら」
赤 ソッ
緑「おい!このヤモリで俺に何させる気や…」
青 ジーーーー
緑「青君、君つっこんでくれないと俺忙しいんだけど」
黄「ヤモリをさばいてはいかん」
桃「ヤモリは丸焼きやろ」
緑「魔女はあっちいってろ」
タスケテ
カマドはキャンプ場の水場にあるが、周りではテント横で火をたいてたので、俺らもテント横にカマド作った
完成したら火を付ける
この頃は着火剤とかなかったんだろうな、火がなかなかつかない
青「火つかへんな」
桃「新聞けっこう使ったな」
赤「もっと細い木がいるわ」
黄「パクってくるわ」
緑「おー、頼むな」
赤青桃緑「あいつ今なんつった!」
緑「あ、ああ良かった…」
黄「ナタ」
赤「なんだって?」
黄「ナタを拾ってきた」
青「殺人鬼でもいんのか?ここ」
桃「あー、昨日金曜日だったもんな、使用済みか」
青「確実に落ちてねえ」
赤「後で返しに行くわ」
桃「全てが終わった後でな」
緑「桃は持たないで」
それを新聞の上に並べて
赤「お!ついた!」
ゴレンジャー「イエーーイ」
網をのせて、その上にカレー鍋をのせる
早朝に黄母に切ってもらった材料を順番に炒める
桃「緑、手際いいな」
緑「余裕っす」
赤「家庭科の成績良さそう」
黄「将来嫁にほめられそう」
青「お前らまっすぐ褒めろや」
晩ごはんだー!!
赤「うめーー!」
黄「おかわり」
緑「早いな!」
青「ご飯きれいに炊けたな」
桃「魚うまーーーい!」
黄「おかわり」
赤青桃緑 「だから早いねんって!」
ジュースを回し飲みながら空を見上げると満天の星空だった
ホントに楽しかった
周りのテントはだんだん静かになっていくけど、ゴレンジャーはずっと笑ってた
今でもこの時に戻れたらって思う
21時ぐらいになると山だし川沿いだし、けっこう冷えてくる
でもずっと火を焚いてるから、まきもなくなってきた
緑「寝るか?」
赤「まだ寝たくない!」
黄「こういうときは」
桃「窃盗団」
ゴレンジャーは更生してなかった
まきは裏手にあることは昼に黄が確認した
赤黄桃が管理棟のまだ向こうにあるトイレに行き帰りに裏手に回る
青緑は管理棟の表で話ながらトイレに行くフリをする
管理棟で動きがあれば、青緑が時間稼ぎ
ゴレンジャーは窃盗の手際がいい
「赤レンジャイ!」
「青レンジャイ!」
「赤レンジャイ!」
「赤レンジャイ!」
「青レンジャイ!」
になりそうなのにしっかり分担できるのとかも
よく考えたら偉い、賢い
青「あったけーー」
緑「火から離れるだけで大分寒いな」
黄桃「赤がビビるから束から何本か抜いただけやし、すぐなくなるかもよ」
赤「お前らの「1人一束な!」は狂ってるとしか思えんわ!」
青「何泊する気や」
結局2回目の窃盗団敢行!
まあさっきの様子なら見張りはいらないかと、青と桃で窃盗開始
ところが1分もたたないうちに走って帰ってきた
緑「どした?管理棟の灯りついたか?」
青 ハァハァ 「犬」
黄「犬?」
桃「野犬…ちゃうかな…ああしんど」
青「遠くでわからんかったけど街灯の下に犬がいた」
ワオーーーワンッワンッ
赤「なんか…聞こえたな」
緑「マジか…」
黄「やべえ、薪がもうなくなる」
桃「決死隊行くか」
こういう時のクソ度胸! 桃
犬が来ても冷静に対処!いや冷酷に処分! 青
やはり美味しそうな方にいくはずだ! 黄
動物は火を恐れるはずだ!という言葉を信じて火のついた薪を持っていく
赤緑は怖いもの見たさもあって、少し離れて見張り
赤「さあはじまりましたね緑さん」
緑「はい、ここが正念場、楽しみな一戦ですよ」
赤「おっと早速桃と青が先行してますね」
緑「さすがの機動力ですが、たいまつを持っているのが黄だということを忘れてませんかね」
赤「なるほどフォーメーションのミスですか?」
緑「青桃は待たざるを得ませんからね、時間との戦いでもあります これは痛いかもしれません」
赤「おっとこれは!!!たいまつが消えましたね!!」
緑「はい、これです 私がおそれていたのは」
赤「いやーどうしますかね 一旦引きますか? あ!いや、続行です!これはどういうことですか?」
緑「正直たいまついらないと気づいたんでしょうね」
緑「ここまで順調にきてますよ」
赤「管理棟の横をコッソリ抜けて行きます」
緑「よく考えてみると予定通りなら、たいまつ持って管理棟の横を歩いてるはずなんですね」
赤「放火魔www」
順調かに見えた…が!
ワンワンワンワンッ!!
すごい勢いで犬が離れたトイレあたりから飛び出してきた
その距離100〜150mほど
赤 緑を押しのけテントにダッシュ
緑「ま、待って!」
赤は振り向きもせずBダッシュ
緑「おまえええええ!」
赤「ひいいいい」
緑はゴレンジャーの中で一番足が遅かった
だが後ろからは犬!前には緑を見捨てた男!
緑は赤を抜き去りテントにゴールした!緑はすぐさま入口のファスナーを閉めた
赤「開けて!開けてえええ!」
シャカシャカシャカとテントをこする音がする
緑は別に何もしていなかった
緑は特にファスナーを持って開かなくしたりしたわけではい
赤「ごめん!ごめんて!開けてえええ!」シャカシャカシャカ
赤「頼むわ!悪かった!」シャカシャカシャカ
緑「………ブハッ、ウヒャヒャヒャヒャ」
赤「…あれ?緑さん?」
緑「テントに鍵がかかるか!」
黄「やべえええ、マジ死んだと思ったわww」
桃「白い犬がこっちに走ってきたから、金網越えて逃げた」
青「一束しか盗れんかったわ」ドサッ
緑「お前らルパン一味か」
どこにもイケメンの要素がないが、言われたことがないので文面通り受け取る
ありがとう
ルパン三世見てた人ならわかると思うが、CMの前にルパンが車に飛び乗ろうとして失敗するやつ、あるだろ?
赤「ルパンダサーーーい!アリッ」ゴロゴロ
青黄桃緑「ウヒャヒャヒャヒャ」
あの当時の子供達、いや大人でも!本当は「ルパン・ザ・サード!」と言ってると知ってた人はいるのか!?
緑は
緑「ルパンダサーーーい!アリッ」ゴロゴロ
緑兄「アホ!ルパンザサードじゃ!」
という一言に意識を手放した
他にルパンルパーーーンてのとルパンだぞーーーーってのは聞いた事あるな
ルパンルパーーンは俺も聞いたことある!とにかく仲間だなw
気がついたら、薪は使い果たし時刻も0時くらいだった
もうさすがのゴレンジャーも充電切れ 誰からかわからんが、順番にテントで夢の中に落ちていった
緑「おはよー」
黄「うーす」
青「おはよう、緑も早いな」
緑「赤と桃は熟睡してるわ」
黄「俺なんか散歩してきたぞ」
緑「キャラに合わへんことすんな」
青「…もう食えないよお、とか言うて寝てろ」
黄「早起きくらいさせろや」
火をつけコーヒーをわかす
匂いで赤と桃も起きてきた
コーヒーの味とかよくわからんけど違いのわかる男っぽく飲んだ
飲むごとに砂糖を入れるゴレンジャー
テントを片付けてもらい、荷物を車に運んだ
濃密な合宿を終え、一皮むけたゴレンジャー車に乗り込む ブーン
桃「いやー騒いだなw」
黄「冒険やったなw」
緑「色々あったけど、ホンマに楽しかったなw」
青「おい…あれ…」指差したその先に
飼い主とじゃれる「白い犬」が…
赤「俺らは今何も見なかった!!」
青黄桃緑「「「「しゃーねーwww!」」」」
今日はこんなもんで
おやすみ
またきます
まず話しやすい桃から
桃は2人で遊ぶことも多かった
桃「ミドーミドーKOって何の略?」
緑「ノックアウト」
桃「ほー、NGは?」
緑「ノーグッドやったかな」
桃「さすがやな、他になんかあったっけ?」
緑「あー、あれは?SOS」
桃「すぐに おかんに しらせて」
緑「迷いがないのがすげえわ」
担任「青と緑マット片付けといてくれ!」
青緑「へーい」
青「…!」
緑「どした?」
青「キン肉バスター」
緑「はい?」
青「かけさして!な!悪いようにはせんから!」
緑「かける時点で悪いとは思わんのか?」
青「今しかない!このチャンスは一生で一回あるかないかや」
緑「パピコおごれよ」
パピコで命かける緑
青「行くぞ」
グイッ
緑「あ、あがった、こええええ」
青「クッ…飛ぶでええ」
緑「ひっ」
青「ふんっ」
カチーーーーーーン
ドサッ
緑「なんか飛ばされたぞ!…あれ?青?」
マットの上でうずくまる青
どうやらリアリティのため、片膝ついてフィニッシュするつもりが、その片膝で顎を強打し、歯の上下が勢い良くあたったらしい
緑「お、おい」
青「ありがとう、満足したわ」
青は…何に満足したのか…
なんていうかマイペースそのものだったよ
あとパロスペシャルも結構痛い
>>289
パロスペシャルもやるよな
ただ俺は肩関節がやらかすぎて落とせたんだよw
幼稚園くらいに引っ越してきた黄は一番近所の同い年だった
もうすぐ中学生になる春休みに「塾に行こう」って言われて、もう一人家が近所の龍と三人で行った
まあそうなると、悪い遊びが流行るわけで、初めてタバコ吸ったのはこの時だった
塾生達「なあなあ、三人もう帰る?」
三人「帰るで」
塾生達「ちょっと一緒においでや」
三人「?」
テクテク
公園
塾生達「タバコ吸ったことある?」
三人「ないよ」
塾生達「吸いいや、もう仲間やん」
三人「お、おう」
シュボッ スパー ケホケホ
塾生達「ハッハー だっさいなー!」
龍「ダサいって誰に言うてんねん」
緑「まあまあやめとこ」
龍「お前、おいこら!ちょっとこい」
緑「やめとけって、黄も止めろや」
黄「龍落ち着け!」
塾生達「何もめてんねん、やるのかやらんのかはっきりせえや!」
龍「あ!ゴルァ!やる言うてんねん、はよ離せ2人とも」
龍「お前死んだぞ!」
俺らの制止を振り切ろうと本気で暴れる龍
暴れるのでちょっと蹴られたりしてた
龍「離せ言うてるやろが!」ドスッ
黄の腹に龍のパンチが入る
黄「ええ加減にせえやあああ!」
ラリアッッッッット
龍が回ったよ…
黄「人が「まあまあ」言うたら聞けや!そういう流れやろが!」
緑「いや、黄君怒るとこが何か違う」
緑「え?結局お前がシバくの?」
塾生頭「ご、ごめん」
緑「あやまるんかい」
入塾1日で1号生シメちゃった
剣桃太郎のようでしたよ
赤は高校別々だったから疎遠になってたんだけど、元気かなと思って電話してみた
プルルルル ガチャ
赤母「もしもし」
緑「あ、すいません、緑といいますけど赤君いますか?」
赤母「あー、ちょっと待ってね」
保留音
赤「もしもし」
緑「赤?元気?緑やけど」
赤「うそつけ!Aやろ?」
緑「は?緑やで」
赤「うそやって、騙されへんぞ」
緑「お前、ええ加減にせえよ」
赤「はいはい、今日小学校の話したからやろ?バレてるって」
緑「おおう、タイムリーな電話やな」
赤「ほら、Aやんけ!」
緑「ソウソウバレタ?ソレダケ!マタアシタナ!」ガチャ
次の日電話があったから5分ぐらい
「イヤイヤオレハAダヨ、ミドリッテダレヤネン」っていい続けてやった
黄レンジャーが
カレーにおびき出されて
敵にまんまと捕獲されるシーンw
(≧∇≦)
そう、その日は区民運動会の日で、町内の代表で走った参加賞でティッシュ5箱組のをもらったのだ
その参加賞をなぜか狙うやつらがいた
まあゴレンジャーなんだが
桃「おうおう!兄ちゃんいいもんもってんじゃん!」
赤「俺達にも分けてくれよ」
緑「チンピラか」
黄「痛い目見る前に渡しとけ」
青「内蔵引きずり出すぞ」
緑「もうおどしが殺人予告になってんぞ」
赤「5人揃ってティッシュ持ってゴレンジャー!」
緑「語呂が悪いわ」
桃「なんでやねん!」
緑「ボケてねえ」
黄「だが緑の心はゆれていた」
緑「ゆれてないゆれてない」
赤「そうやって強がr」
緑「もうええわ!次々ボケやがって」
青「おい、緑やめろ!」
緑「え…?」
青「俺がまだやろうが」
緑ダッシュ
チャリにまたがりシャー
赤青黄桃「待てーーーい!」
赤「包囲しろ!」
青黄桃 シャー ササッ
緑(くそっ、敵に回すとホンマめんどくさい)
赤 緑 青
桃・黄
こんな感じ
この先は、しばらくまっすぐな下り坂を走ると90度のカーブがあり、その横はドブ川だった
車体を傾け減速せずに曲がるつもりだった
しかし!
カーブで緑のチャリの前に青がインから差し込んできたのだ
緑「やべ!」
スローモーションになる
一瞬青の顔が見える
緑(薄笑い…だと?)
だがそこには赤がいた
ガシャガシャン!!!
弾かれる赤
避けた緑の後ろからは黄が青にまっしぐら
止まった緑が振り返って見ると
青と黄がクラッシュ
赤は自転車が縁石にタイヤの横が引っかかったが、そのまま縁石に立ち、止まった
そこに後続の桃が赤のチャリにトンッと当たった
後向きにヘドロが浮いてるドブに落下していった
青黄桃緑「…ああ」
ドブンッと大の字に落ちた赤
ダメだ助けないと!
だが体が動かない
もう腹筋が崩壊して動けない
青黄桃緑「………あ…か…だ…じょ………た……す…け…」
もう呼吸ができないほど笑った
何とか呼吸も収まったが、汚ないので触りたくない
青「緑ティッシュマジでもらうわ」
緑「おう」
緑ティッシュポイッ青キャッチ
青は這いつくばる赤の目の前にティッシュを投げ捨てる
青「お前が欲しがってた物だ、使え」
黄桃緑「渡し方!」
他四人は見守る
桃「髪の毛にまだついてる」
赤「…うん」
黄「ケガしてないか?」
赤「…うん」
緑「まだティッシュあるからな」
赤「…うん」
青「アホやな」
黄桃緑「もう少し温もりをあげて!」
緑「そ、そうやな」
(惨敗やろがあ)
赤「ティッシュ2箱使ったった」
赤「ホンマやったら0箱、小学校で分けてても1箱、今は2箱や!」
青黄桃緑「しゃーねーw」
進級したら最初に委員会とか決めるよな
みんなクラス委員だけはなりたくないので、だんまり決め込むか、他の委員に立候補するか、だ
ゴレンジャーは遊びの時間を取られるのがイヤなので、だんまりだ
担任「クラス委員いないか?決めんと帰れへんぞ!」
1組「…」
担任「先生が指名するか?誰か推薦するか?」
ちぃちゃん「…女子は私やります」
1組女子「おー!パチパチパチ」
1組男子(頼む!誰かこの雰囲気に流されて立候補しろ!)
担任「じゃあ女子はちぃな、男子は!?今手上げたらヒーローやぞ」
1組男子(アホか!何のヒーローじゃ!)
もはや冷戦状態の1組男子
「△△君がいいと思います」とか言って、「××君がもっといいと思いますなどと言い返されれば、決戦投票により二分の一の確率となりかねない
今のままなら少なくとも、18分の1である
動かない、いや動けない
女子「もう指名でいいんと違いますか」
担任「そうやなー、ちぃ、お前誰とがいい?」
担任のレベルがあがった
担任は「セクハラ」と「パワハラ」の呪文を覚えた
ザワッ…ザワザワ…
ちぃちゃん「…えっと、決めれません…」
うん、仕方ない!無理だよな!
いっそ1人でやらないか?
緑「なんで!?」
担任「お前がいい気がする」
緑「嫌です」
担任「なんでや!?このままやったら決まらへんやろ」
緑「決まらなくてもいいです」
女子「なんなん?ちぃちゃんが嫌なん!?」
緑「え?」
(どこからそうなるんじゃあああ!)
女子「ほらちぃちゃん下向いてるやん、泣かんときー」
緑「お、おい…」
(どう考えてもお前のせいやろうが)
赤青黄桃 パチパチパチ
1組男子 …ハッ パチパチパチ
緑は
ヌーの大群が、川でワニに襲われ、1匹が食われてる間に渡りきる映像を思い出していた
とりあえず心に決めたのは「赤青黄桃に宿題を見せない」
黄「おめでとうございます!」
赤「先生!大勝利でしたね!」
緑「おまえら…しゃべんな」
青「ダルマに目を入れましょう」
桃「どうです?このあと私のいきつけの駄菓子屋で一杯!良いババアそろってますよ!」
3クラスあるから3人が生徒会ということになる
クラス委員をなすりつけられた日の放課後、1組の教室で待っておくように言われた
クラス委員が集合し、なぜかゴレンジャーも集合していた
緑「帰れ、おまえら」
黄「いやいや」
赤「うちの子の晴れ舞台やぞ」
緑「誰の子だって?」
桃「ちゃんと座っとけよ」
青「たまには手を上げて発言するんやで」
赤「参観日ww」
司令「おまたせー、ん?なんでゴレンジャーいてんの?」
赤「父兄参観です」
司令「はいはい、ジャマせんときやー」
司令「じゃあ、クラス委員さんがんばろうね」
司令「とりあえず今日しなきゃならないのは、クラス委員のどちらかに生徒会もしてもらうので、それを決めるってこと」
ザワザワ…
ここでもまたか
司令「1組は緑やりやー」
ここでもまたか
赤青黄桃 パチパチp(ry
赤「さすが!」
桃「待ってました!」
青「悪ノリがすぎるぞ」
黄「そうだ!」
青黄「緑はこんなところで終わる男じゃねえ、生徒会長だ!」
友達に恵まれなかったら何処に電話すればいいんですかね
もうああいう場って言ったもん勝ちだよな
司令「さてじゃあ、生徒会長は緑、生徒会役員はBとCね、今日は以上!解散!ゴレンジャーは体育館集合」
ゴレンジャー「ヒイッ」
司令も大学までバスケをしてた人で、ゴレンジャーの誰一人として、1on1で司令からゴールを奪ったことはなかった
そんな司令にバスケを教えてもらい、ゴレンジャーは徐々に進化していた
五年生の終わりには六年生チームに勝てるくらいに成長していた
司令「集合したね、バスケすんで!」
ゴレンジャー「えーー」
緑「もう今日は帰りたい…」
黄「司令、今日は緑にとってツライ日だったので休みにしよう」
緑「おい、誰のせいだ」
桃「生徒会長になったお祝いせんとアカンし」
緑「おいってば」
青「体操服ないから」
緑「お…何でもない」
赤「バスケすんぞ、ゴルァ!」
青黄桃緑「ったく…しゃーねー!」
青黄「押忍」
司令「それから赤は足が速いし、レイアップシュートも入るから、一番前で守って、最初に走るねんで」
赤「うい」
司令「桃と緑は、黄と青がとめたボールを拾って、赤につなげる役な、自分でも積極的に相手ボールを取りに行くこと」
桃緑「へーい」
ゴレンジャーがディフェンスを練習する
元々盗むのは得意だ、しかも後ろには黄と青がいる
ゴレンジャーがバスケチームとして進化を始めた
立ってる味方の横を抜けて相手選手のマークをはずす「スクリーン」というテクニックや
相手よりゴールに近い側に立って、背中で相手をゴールに近づけさせない、「スクリーンアウト」というテクニックを教えてもらった
司令「赤ちょっとおいで」
赤「ワン!」
司令「バスケでは相手とボールの間に体を入れることで、相手にボールを触らせないことが重要やで」
司令 赤に背中を向けてボールを床に置く
司令「赤、ボール取ってみ」
赤「ワン!」
キュキュキュッ 背中で赤の進路をふさぐ司令、どうあがいても赤は前に進めない
青黄桃緑「おお!すげえ」
ゴレンジャーも最初はやらされ感があったが、ある生徒会の集まりの日
1組の教室にBとCとちぃちゃんが集まる
ちぃちゃんは生徒会役員ではないけどよく手伝ってくれてた
ゴレンジャーもなぜかいた
桃「緑はよ終わるー?」
黄「帰り駄菓子屋よってこうや」
赤「今日バスケの日やぞ!」
B「あ、ゴレンジャーってバスケしてんねんって?先生言うてたよ」
Bは司令のクラスの女子
C「へえ、そうなんや?バスケカッコいいよね」
Cは3組の女子
ゴレンジャー「なんだって?」
ちぃちゃん「がんばってね、ゴレンジャー」
ゴレンジャー「もう一度…いってくれないか?」
ちぃちゃん「え?…がんばって…ね?」
ゴレンジャー「さあ!バスケしに行くぞ!」スタスタ
BC「緑は残りなさい」
21時か…
おまたせ
いや、まあ可愛かったけど
小6男子なんて、まだまだ恋とかよくわからん頃だったよ
でも応援されれば燃えるし、何より女子から「ガキね」としか思われてなかったであろうゴレンジャーが、「カッコいい」になるチャンスだ
元々お調子者なゴレンジャーはノリノリだった
司令はゴレンジャーの性格を見抜いてたのかもしれない
女子もだけど、となりのクラスの男子も練習をのぞきにきたりしてた
ビックリマンシールの時に顔は売れてるので、五年生六年生の間で「ゴレンジャーがバスケしてるらしい」とウワサが広まってた
練習は週3.4くらいだったけど、遊びと並行して楽しくやってた
司令はゴレンジャーの扱いがめちゃくちゃうまかった
桃「あちぃダルい…ハア」
黄「もう一歩も動けない」
青「おい、寝んな」
緑「つら…クソ暑いわ」
赤 グターーーー
司令「暑いなー、扉開けよ」
ガラガラー
司令「お、Bーー!」
B「先生ーー、練習中?」タタタッ
司令「いや、もうゴレンジャー寝てるで」
B「ちょっとーー!」ヒョイ
ゴレンジャー「おら、次行くぞ!」
B「やってるやん」
司令「うん、やってるわ」ニヤニヤ
たしか司令が言うには
「試合でしか試合感覚は身につかへん、体で試合を覚えとかんとすぐ疲れてしまうで」
だそうな
青「ふう、疲れたな」
緑「駄菓子屋よってこうや」
桃「ええなー、腹も減ったわ」
赤「俺ソースカツ食お」
黄「おぶって」ズシッ
赤「ぬおっ!!こなきじじいが!」
緑「安心しろ、こなき大男や」
青「安心する理由がないわ」
ゴレンジャー「ギクッ」
緑「ヤダナア、ナンノコトヤラ…」
赤「タ、タカシん家のソースカツ食おうかな」
青「人の家のソースカツ食いに行くな」
緑「んで誰だよたかし」
司令「しゃーない、ジュース買ったげるから、まっすぐ帰り」
ゴレンジャー「いやっほぉい」
チャリン ポチッ ガチャン
ゴレンジャー「ゴクゴク…ぷはあ」
青「この一杯のために生きてんな」
桃「うめええええ」
緑「ごちっす」
司令「ああ、ええよ、あんたらホンマがんばってるわ」
赤「司令大好き」
黄「おかわり」
司令イケメン
そうだな
姐御肌のいい先生だった
今年はうちの小学校で土曜日の午後に行うことになった
当日の中休み
ピンポンパンポーン
司令「本日午後から体育館で、バスケットボール四校対抗戦が行われます 五年生チーム、六年生チームが代表で戦います 時間のある生徒はぜひ見にきてください」
さすがに給食もない土曜日にそんなたくさんの人がくるはずないと思ってた
が、会議室で弁当食べて体育館に行ったらチラホラ人がいる
赤「放送のおかげか」
黄「全校生徒くるように言うたらええのに」
青「そんないっぱいどこで見るんや」
桃「舞台の上から?」
緑「ギュウギュウやな」
黄「いっそ並ばせる?」
青「朝礼か」
ゴレンジャーもアップを始める
青「きたぞ」
去年ボロボロに負けた相手だ
赤「たしか上手いのはあいつとあいつやな」
緑「絶対勝つ」
桃「気合入ってきたー」
黄「桃、ボール持って走んなよ?」
ゴレンジャー ザッ
司令「先発は赤青黄桃緑な」
ゴレンジャー「おう!」
司令「円陣組もう、となりと肩組み」
司令「赤何か言い」
赤「ケケケケガのないよろひ…」
緑「ひどい…」
黄「もっと気合い入ること言えや」
赤「スポーツマンシップにのっとり正s」
青「らー、行くぞ!」
黄桃緑「おおお!」
去年はボロ勝ちした相手だが、今年は黄くらい背の高い選手がいるようだ
だが幅は黄ほどはない
ゴール下は黄が圧倒した
後半にはゴレンジャー温存
黄「余裕やな」
青「まだここは本番やない」
緑「何か観客増えてへんか?」
桃「ホンマやな」
赤「司令!もう一回出して!」
相手はみんな背は小さいようだ
だがナメてはいない、観客が増えて、ゴレンジャーに気合いが入ってきた
円陣
司令「1試合目良かったで、でもそれは一回忘れよ!小さいチームには上から行くな!腰を落として下からあたれ、はい赤!」
赤「さっきの試合の感じで!」
青黄桃緑「忘れろ言われたやろ!」
小さいチームだが、足は早い
もし腰が高かったら、やられていたかもしれない
オフェンスは背の高い青黄を中心にゴール近くから確実に点を取る
ディフェンスは中を固めて、遠くからシュートを打たせて落ちたことろをみんなでリバウンド
後半ゴレンジャーはまた温存
桃「よっしゃーいける!」
緑「次勝てば…」
青「緑、落ち着け、気にしすぎんな」
黄「そうやで緑」
赤「今はこの試合に集中や!」
青黄桃緑「それ円陣で言えや」
司令「周り見てみ?」
ゴレンジャー「お…」
ゴレンジャー!がんばれ!あと一勝!ザワザワ
ちぃちゃんBC「せーのっ、ゴレンジャー!がんばってーー!」
行けるぞ!
桃「なんやこれ?」
緑「すげ…」
ミニバス達「ゴレンジャー!頼む!」
黄「まかせんしゃーーい!!」
司令「勝たなあかんわけじゃない!でもここで勝ったらめちゃくちゃカッコいいで!ヒーローやで!私の中でもうあんたらはとっくにカッコいいけど、みんなは知らんねん、私はみんなにカッコいいゴレンジャー知ってほしい!」
ゴレンジャー「……しゃーねー!!!」
青「おう」
赤「俺ら去年万引きしまくってたな」
桃「ほんでシール売って」
黄「楽しかったな」
赤「でも、今の方が楽しいわ」
赤「この試合で最高にすんぞ!!」
青黄桃緑「やりゃあできんじゃねえか!リーダー!しゃあおらああ!」
去年はまったく歯が立たなかった
上手いのは2人、色白と色黒だったから白と黒にしよう
白はドリブルとシュートがめちゃくちゃ上手く足も速い
黒は背は高くないがジャンプ力がすごくて体格も良く、黄と当たっても負けてなかった
相変わらず白は速い、赤が何とかついていくが、どうしても抜かれてしまう
リバウンドも黄と黒の取り合いだが、分が悪い
白黒はなかなか止められないが、青だって止められてない
司令「後半はマーク変えていこう!青は白について、黒は黄と桃でついて!赤と緑で残り3人見なきゃいけないけどいけるね!?」
ゴレンジャー「当たり前!!」
ちぃちゃんBC「ゴレンジャー!がんばれ!」
負けんな!いけるぞ!
試合再開
白の動きが止まる
青は白をピッタリマークしていた
黒にパスが入る
黄と桃の挟み撃ち
ボールを奪う
ゴレンジャーハリケーン!
だが青の負担がでかい
赤「青大丈夫か!?」
青「ハァ…ハァ…大…丈夫」
司令「交代!青!赤ー、白につけ!」
後半も終盤にさしかかる
ファウルで時間が止まり司令は作戦タイムをとる
司令「青もう最後までいけるね?」
青「まかして」
ゴレンジャーはみんな疲れてた
でも、応援してくれる人がいる
しゃべったこともないやつが応援してくれる
赤「…最高にすんぞ!!」
青黄桃緑「…まかせろ」
段々どちらも点が入らなくなる
こういう時間が精神的にキツい
ガマンガマン…青がいない間にあけられた点差がじわりじわりと狭くなる、残り時間はわずかだ
青がシュートを決める
点差は一点差まで追いついた
向こうは最後の攻撃のつもりだ
白がボールを運ぶ、青がマークにつくが、抜かれてしまった!
ゴール近くまで行かれた
青「黄頼む!」
黄「まかせんしゃーーい」ボゴッ
シュートにきた白のボールを黄が叩き落とした
黒が落ちたボールを拾いにいく
だが桃がヘッドスライディングでボールを緑に渡す
わからんけど、「赤は絶対前で走ってる」と思った
緑「赤ー!」ブンッ
赤「よしっ」バシイッ
だが相手は1人だけ戻っていた
赤は右から抜こうとするが抜けない
「赤ーーーー!」
すぐ後ろから青が走ってきてた
赤 ポイッ
青はボールを受け取って、飛んだ
パサッ
赤「うおおおおお!」
青「まだや!戻れ、ディフェンス」
ピッピッピーーーーー試合終了ーー
ゴレンジャー「うわあああおおおおおおお!!」
整列したのかも覚えてないが、ゴレンジャーで叫び合った
周りからも叫び声が聞こえてた
この時ゴレンジャーはヒーローだった
窃盗団でブローカーだった俺達はヒーローってものになったんだ
司令「ゴレンジャー!カッコ良かったぞ!お前らは今この場のヒーローや!気分はどうや!?」
ゴレンジャー「最高や!!!」
ーーーーーーおしまいーーーーーー
こちらこそ遅くまでつきあってくれてありがとう
とりあえず一旦ねます
まだ少しだけ書きたいこともあるので、夕方18:00くらいにはこれるかな
またきます
>>400
たしかに劇的な幕切れだった
スラムダンク良かったなー、俺バイブルだよ
さて、まあ二週間書かせてもらって、応援してもらって本当に嬉しかったです
改めてありがとう
ただあの頃は楽しかった、聞いてくれ、だけで書き始めたわけじゃないんだ
赤はゴレンジャーのリーダーで
青はゴレンジャーのエースで
黄はゴレンジャーのムードメーカーで
桃はゴレンジャーの切り込み隊長で
緑はゴレンジャーの頭脳だった
5人揃って最高のゴレンジャーだった
それを言いたかった
それを青に捧げるつもりで書いた
もう何年も前だけど、未だに信じられない
大変だったな
ご冥福をお祈りいたします
ありがとうございます
みんなゴレンジャーのお面かぶってたから顔わからんかったけど、笑ってるってすぐわかるんだ
遊んだ事、楽しかった事、ケンカした事とか次々思い出してさ
家族を遺して悔やまないはずないし、子供の成長だって見たかっただろうにさ
ああ、無念だったと思う
ホンマに
仏壇の前で拝んでも、お墓の前で拝んでも、納得できひんかったんや
一回思い出すとあかんね?
次から次から楽しかったことが出てきよる
もう、青に会いたいとしか思えへん
また初めから読み返してみるよ
青とゴレンジャーの楽しい思い出を語ってくれて
ありがとう
こちらこそ
聞いてくれてありがとう
そいつは自分で選んだから、
勝手に何やってんだって気持ちや力になれなかったやるせない気持ちがゴチャゴチャしてたよ。
>>420
お悔やみ申し上げます
表現できないよな、わかる
もう大丈夫、ありがとう
家族に「何こいつ!?気持ち悪っ!」みたいな顔されたので、外で一服してきたw
もう落ち着いた、すまなかった
夏祭りの話
あの戦いから少し後、夏祭りが始まった
夕方に集まって、チャリで神社に乗りつける
赤「何からしようかなー」
桃「まずはこの狛犬を血祭りにしてやろうか!」
緑「どこの悪魔の祭りや」
黄「焼きそば何個食おかな」
青「悩みの次元が違うな」
黄「俺得意」
赤「あー、黄は得意やな」
テキ屋「ほー、えらい自信やな、ほいよ!」
黄 スチャッ グイーーーーン
テキ屋「体…やらかいな…」
ポコッ スチャッ ポコッ スチャッ ポコッ
テキ屋「な…に…?」
緑「フッフッフッ、そいつはただのデブではない!」
桃「油断したな!」
青「これが油断した腹だぜ」
プヨンッ
桃「俺得意」
赤「そうやっけ?」
桃「まあ見てろって」
桃 ジリジリ
緑(おお!端に追い詰めて取る気か)
桃 ジリジリ
緑(テキ屋のおっさん側に行ってしもた)
桃 シュパッ
黄「何て技だ…」
青「お椀の方ですくっとる」
青「俺得意」
桃「へえ」
青 カリカリカリカリ
赤「うわっ割れた!」
青 カリカリカリカリカリカリ
黄 パクパク
緑「おい!抜こうともせず食うな」
青 カリカリカリカリカリカリカリ
桃「はよ割るか抜くかせえや!」
赤「ゴレンジャーが揃ってる!」
緑「さすがにお面は…もう俺らも来年中学生やぞ」
桃「俺にモモレンジャーのお面持って帰れってか」
黄「200円って焼きそば食えるわ」
青「1人でそこのオバQつけとけ」
赤「5人揃ってゴレンジャーやんけ!青の「写ルンです」で撮る!」
青黄桃緑「しゃーねー!」
そういうこと
焼き増ししてくれた覚えがないから世界に一枚だけの写真かもしれない
終わった…ありがとう
みなさんのおかげです
ケジメついた気がする
ボケーーー!
早く行きやがって!
お前の話書いてやったわwお前こんな話されんの嫌やろw
ゴレンジャー最高、俺らが死んだらまた会おう!
最後まで読ませてもらったよ
いや〜ここ数日楽しく読まさせてもらった!
ありがとう!
引用元: http://hayabusa3.2ch.sc/test/read.cgi/news4viptasu/1413039606/
1 名前 : 暇つぶしの名無しさん投稿日:2014年10月27日 17:36 ▼このコメントに返信 ぱんつぬいだ
2 名前 : 暇つぶしの名無しさん投稿日:2014年10月27日 17:43 ▼このコメントに返信 桃まわすとこがよかたぁ
3 名前 : 暇つぶしの名無しさん投稿日:2014年10月27日 17:45 ▼このコメントに返信 40年くらい前じゃね?
4 名前 : 暇つぶしの名無しさん投稿日:2014年10月27日 18:02 ▼このコメントに返信 1975年(昭和50年)4月5日から1977年(昭和52年)3月26日まで
37年前だ
5 名前 : 暇つぶしの名無しさん投稿日:2014年10月27日 18:12 ▼このコメントに返信 泣いた
青…
6 名前 : 暇つぶしの名無しさん投稿日:2014年10月27日 18:19 ▼このコメントに返信 いい青春だ。うらやましい
7 名前 : 暇つぶしの名無しさん投稿日:2014年10月27日 18:33 ▼このコメントに返信 子供のころは皆主人公だったなぁ・・・
8 名前 : 暇つぶしの名無しさん投稿日:2014年10月27日 18:41 ▼このコメントに返信 ごれんじゃい! 赤れんじゃい 黄れんじゃい・・・・・
9 名前 : 暇つぶしの名無しさん投稿日:2014年10月27日 18:42 ▼このコメントに返信 ゴレンジャーじゃなくてゴネンジャーな
10 名前 : 暇つぶしの名無しさん投稿日:2014年10月27日 18:59 ▼このコメントに返信 ダメだ長い。頑張ったけどダメだ。
11 名前 : 暇つぶしの名無しさん投稿日:2014年10月27日 19:01 ▼このコメントに返信 なんと良き話か
12 名前 : 暇つぶしの名無しさん投稿日:2014年10月27日 19:04 ▼このコメントに返信 涙が出るわ
俺もこんな青春送りたかった
なんでこんな腐っちゃったんだろう
13 名前 : 暇つぶしの名無しさん投稿日:2014年10月27日 19:06 ▼このコメントに返信 G「ゴレンジャーだと?」
老「驚くのも無理は無い。でも本当なんだ」
老「もうあれから二十年も経ってしまっているが、私たちはゴレンジャーだったんだよ」
G(こいつが・・・赤か?)
G13は5人の老人を見回すが・・・
G「ちょっと待て、桃レンジャーは誰だ!」
14 名前 : 暇つぶしの名無しさん投稿日:2014年10月27日 19:06 ▼このコメントに返信 なんという良スレ
15 名前 : 暇つぶしの名無しさん投稿日:2014年10月27日 19:11 ▼このコメントに返信 再放送で見たって書いてあるだろ
ウチにも20年位前に縁日で買った赤レンジャーお面があるから息長いんだなあ
16 名前 : 暇つぶしの名無しさん投稿日:2014年10月27日 19:15 ▼このコメントに返信 創作とか関係なしにすごく良かった。
子供の頃にここまで充実してるのはそう多くないと思うわ。
17 名前 : 暇つぶしの名無しさん投稿日:2014年10月27日 19:16 ▼このコメントに返信 俺はマジでミドレンジャーが好きだった。
18 名前 : 暇つぶしの名無しさん投稿日:2014年10月27日 19:21 ▼このコメントに返信 因みに本物のミドレンジャーは、黄昏セブンティーンと呼ばれ、あの風貌で17才という設定なんだぜ…
19 名前 : 暇つぶしの名無しさん投稿日:2014年10月27日 19:23 ▼このコメントに返信 スタンド・バイ・ミー見たくなった
20 名前 : 暇つぶしの名無しさん投稿日:2014年10月27日 19:27 ▼このコメントに返信 イイハナシダッタナー
21 名前 : 暇つぶしの名無しさん投稿日:2014年10月27日 19:38 ▼このコメントに返信 黄色「まずは腹ごしらえだ!」
22 名前 : 暇つぶしの名無しさん投稿日:2014年10月27日 19:40 ▼このコメントに返信 あ〜
23 名前 : 暇つぶしの名無しさん投稿日:2014年10月27日 19:42 ▼このコメントに返信 え。お菓子パクってたのは問題ないの?万引きじゃん
24 名前 : 暇つぶしの名無しさん投稿日:2014年10月27日 19:43 ▼このコメントに返信 スレタイ見てゴレンジャーの中の人やってた話かと思った。偶にヒーローの中の人いるよね。
25 名前 : 暇つぶしの名無しさん投稿日:2014年10月27日 19:46 ▼このコメントに返信 お前ら東映公式配信は見ているか?
ちょうど今、ゴレンジャーの配信はじまってるぞ
26 名前 : 暇つぶしの名無しさん投稿日:2014年10月27日 19:56 ▼このコメントに返信 長い
産業
27 名前 : 暇つぶしの名無しさん投稿日:2014年10月27日 20:07 ▼このコメントに返信 なんかのスレで青レンジャーって呼ばれてた幼馴染みがしんだって話見たなぁ・・・この話とはまた別なのか
28 名前 : 暇つぶしの名無しさん投稿日:2014年10月27日 20:08 ▼このコメントに返信 万引きしてる奴らがゴレンジャー名乗るなや
29 名前 : 暇つぶしの名無しさん投稿日:2014年10月27日 20:21 ▼このコメントに返信 大体昔の子どもは三人揃うと三馬鹿で四人揃うと四天王で五人揃うとゴレンジャーなんだよ
細かいことは気にしなさんな
30 名前 : 暇つぶしの名無しさん投稿日:2014年10月27日 20:35 ▼このコメントに返信 年齢関係なく万引きするヤツはクズ
口裏合わせて逃げ切った思い出なんか得意げに語ってるんじゃねえよ
31 名前 : 暇つぶしの名無しさん投稿日:2014年10月27日 20:43 ▼このコメントに返信 輝いてんな
32 名前 : 暇つぶしの名無しさん投稿日:2014年10月27日 20:51 ▼このコメントに返信 こういう雰囲気のスレ最近減ったような
5、6年前はゴロゴロあったのに
33 名前 : 暇つぶしの名無しさん投稿日:2014年10月27日 20:54 ▼このコメントに返信 語り口が上手いな 文章の流れが良くてスラスラ読めたわ
34 名前 : 暇つぶしの名無しさん投稿日:2014年10月27日 21:31 ▼このコメントに返信 20年前ゴレンジャー???
35 名前 : 暇つぶしの名無しさん投稿日:2014年10月27日 21:40 ▼このコメントに返信 まだ、高校生だけどなんか感動しました
ありがとう
36 名前 : 暇つぶしの名無しさん投稿日:2014年10月27日 21:57 ▼このコメントに返信 とっても良い話だった
俺の時はデンジマンだったなあ