奥田薫子
2014年10月27日18時16分
アニメやゲームの人気キャラクターが車体に大きく描かれた「痛車(いたしゃ)」ブームが盛り上がりを見せている。日本のポップカルチャーが海外で人気を集める「クールジャパン」の追い風も受け、外国人観光客も注目。自動車の販売戦略に活用する企業も出てきた。県内の愛好家たちが集う横浜・大黒埠頭(ふとう)で、「痛車の世界」をのぞいてみた。
18日夕の首都高湾岸線大黒パーキングエリア。派手なイラストで覆われた痛車約30台が続々とやってきた。パーキングにいる人の注目が一斉に集まり、外国人観光客が歓声をあげて車の横で記念撮影を始めた。
「おっす、はんそで」「おーい、マギさん」。笑顔であいさつを交わす運転手たちは、痛車のイベント会場やソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)で知り合った「痛車乗り」仲間だ。お互いを「ハンドルネーム」で呼び合うのがルールという。長年の付き合いでも本名を互いに知らない者もいる。メンバーは20~40代、ほとんどが社会人だという。ほぼ毎週末に開かれる全国各地の痛車関連のイベントに可能な限り駆けつけている。
おすすめコンテンツ
※Twitterのサービスが混み合っている時など、ツイートが表示されない場合もあります。
朝日新聞デジタルをフォローする
PR比べてお得!