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●公共工事に疑惑
(10/27 18:58)
市長選挙を巡る違反事件で市議会議員20人のうち15人が逮捕された平川市で今度は市が発注した公共工事に絡む疑惑が浮上し、警察が捜査に着手した。
県警察本部は27日朝から平川市の大川喜代治もと市長や大川もと市長の支援者の男性、、それに弘前市の建設業者の役員などから任意で事情を聴いている。
大川もと市長と支援者の男性は、ことし1月に行われた平川市長選挙を巡る違反事件で市議会議員などを現金買収したとして逮捕・起訴されている。
県警察本部はこの事件で市議会議員20人のうち15人を逮捕するなどして捜査を進めてきた。
その捜査の中で市長選挙の前の大川市長時代に平川市が発注した公共工事に絡み、弘前市の建設業者に落札に有利な情報を漏らしていた疑いが浮上した。
このため大川もと市長たちを複数の警察署に呼んで、任意で事情を聴いている。
また27日午後4時過ぎ捜査員が建設業者の事務所に入り、裏付け捜査を進めるとともに情報を漏らした見返りとして何らかの便宜をはかった可能性も視野に調べている。
県警察本部は市長選挙を巡る買収事件に続いて浮上した公共工事に絡む入札疑惑の全容解明に向けて慎重に捜査している。
●「嘱託殺人」主張
(10/27 18:56)
夫を殺害し、死亡共済金などを騙し取った罪に問われている女の裁判員裁判で被告は「夫に頼まれて死なせた」と否認し、弁護人も「嘱託殺人」を主張した。
殺人と詐欺の罪に問われているのは住所不定の湊谷眞里被告64歳。
起訴状によると湊谷被告は2002年4月青森市の自宅で夫の明博さん当時52歳の首をひものようなもので絞めて殺害し、明博さんが失踪したように装って死亡共済金など1500万円を騙し取った罪に問われている。
事件は去年6月、湊谷被告が働いていた盛岡市内の飲食店で収納ケースに入れられた明博さんの遺体が見つかったことから発覚した。
27日の初公判で湊谷被告は「主人に頼まれたので死なせてしまいました」と述べ、弁護人も殺人より刑が軽い嘱託殺人にあたり、時効が成立していると主張した。
これに対して検察側は冒頭陳述で湊谷被告が睡眠導入剤やヒモを準備していたことや、失踪を装うため明博さんの自転車を近所に放置するなど隠ぺいをはかったと述べた。
判決は来月11日に言い渡される予定。
●サンマの水揚げ続く
(10/27 18:54)
八戸港では27日朝200トンを超えるサンマが水揚げされ、今月の水揚げ数量はあわせて850トン近くになっている。
27日朝、第1魚市場にサンマを水揚げしたのは岩手県大船渡市などの漁船5隻。
八戸市から岩手県久慈市の沖合い100キロで漁獲されたもので、体長30センチ前後のサンマあわせて209トン。
サンマは主に北海道や岩手県の港に水揚げされており、八戸港には年に1回ほどしか水揚げはない。
しかし今年は今月6日に36トンが水揚げされたのをはじめ、25日の309トンなどあわせて6回、847トンが水揚げされた。
漁場が八戸港に近いことや豊漁が続いて岩手県内の漁港が対応できなくなっているためと見られている。
価格は10キロあたり513円から437円と最初に水揚げがあった今月上旬に比べて半値ほどまで下がっているが、浜はサンマの水揚げに活気付いている。
水揚げされたサンマは八戸市内のスーパーや加工用として取り引きされていた。
●評価書案提示へ
(10/27 18:52)
東通原発の敷地内断層を調べている原子力規制委員会の調査団は活断層の可能性を否定できないとする評価の方向性を確認し、次の会議で評価書案を示す。
調査団は27日11回目の会議を開き、東通原発の敷地内を南北に走るF-3、F-9断層や原子炉建屋周辺の小断層について東北電力から聞き取りをした。
東北電力側には社外の専門家2人が初めて同席し、新しいデータも示しながら改めて敷地内の断層は活断層ではないと主張した。
また断層の上の地層が変形しているのは断層が動いたためではなく、岩盤が劣化して膨らんだと見るのが合理的だと説明した。
しかしF-3、F-9の主要な断層は活断層の可能性が否定できないという調査団の見解は変わらなかった。
また冷却用の海水を取り入れる取水路などの真下を通る「f-1」断層は意見が分かれており、原子炉建屋の真下を通る「f-2」断層は活動性なしの見解で一致した。
調査団は次の会議で東通原発の敷地内断層に関する評価書案を議論する。
●短命県返上の初授業
(10/27 18:50)
弘前大学は短命県返上には子どものころから正しい生活習慣を身につけてもらおうと、27日から黒石市の中郷小学校で出前講座を始めた。
6年生の学級で弘前大学大学院の中路重之医学研究科長が「青森県では君たちのお父さんと同じくらいの40歳代の人たちが長野県の2倍も亡くなっています」と話すと、子どもたちは驚いたようすだった。
そのうえで「短命県の原因を考えてみよう」と授業を進めた。
短命県返上の授業は子どものころから健康への正しい知識と生活習慣を身につけようと、弘前大学と中郷小学校が初めて行ったもの。
子どもたちは班に分かれて塩分の取りすぎや運動不足など、短命県の原因を考え発表した。
短命県返上の授業は12月1日まで毎週1回行われる。
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