トップページ科学・医療ニュース一覧「はやぶさ2」を打ち上げ前に公開
ニュース詳細

「はやぶさ2」を打ち上げ前に公開
10月27日 17時18分

「はやぶさ2」を打ち上げ前に公開
K10057314111_1410271816_1410271840.mp4

4年前、世界で初めて小惑星の微粒子を地球に持ち帰った日本の小惑星探査機「はやぶさ」の後継機「はやぶさ2」が、来月の打ち上げのため、鹿児島県の種子島宇宙センターに運び込まれ、27日に報道関係者に公開されました。

「はやぶさ2」は、水や有機物を含む小惑星から石や砂を地球に持ち帰り、太陽系が誕生した当時の姿や生命の起源を探る計画で、来月30日に打ち上げが予定されています。
機体は、組み立てが行われた神奈川県相模原市から、鹿児島県の種子島宇宙センターに運び込まれ、27日に報道関係者に公開されました。
箱型の本体は、高さが1メートル25センチあり、2つの円形の通信用アンテナや折りたたまれた太陽電池パネルが取り付けられているほか、動力源の「イオンエンジン」は、初号機より推進力や耐久性が増しています。
また、「インパクタ」と呼ばれる今回新たに搭載された装置は、金属の弾丸を秒速2キロという高速でぶつけるもので、小惑星内部の物質を採取するのに使われます。
JAXA=宇宙航空研究開発機構の國中均プロジェクトマネージャは、「必ず小惑星からサンプルを持ち帰ってくれると信じています」と話していました。
「はやぶさ2」は、H2Aロケットによって宇宙空間に到達したあと、3年半ほどかけて目的の小惑星に到着し、東京オリンピックが終わったあとの2020年12月ごろ、小惑星の石や砂が入ったカプセルを地球に帰還させる予定です。

関連ニュース

k10015731411000.html

関連ニュース[自動検索]

このページの先頭へ