【動画】3Dアートの描き方について話す永井秀幸さん=平畑玄洋撮影
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 平面なのに絵が飛び出す――。和歌山県の23歳の青年による鉛筆画の作品が、世界を驚かせている。立体作品かと思いきや、全て平面のスケッチブックに手描きしたもの。動画サイトに投稿すると、海外からも「amazing(驚きだ)!」などというコメントが次々と寄せられ、再生回数は500万回を超えた。

 L字形にページを開き、スケッチブックを壁に立てかける。そこに鉛筆で描かれた絵を特定の角度から眺めると、急に手前に飛び出して見える。目の錯覚を利用した「3Dアート」だ。

 作者は和歌山県海南市の3Dアーティスト、永井秀幸さんで、自室の机でこつこつと作業をしている。F~8Bの様々な鉛筆で陰影をつけ、一つの作品に長くて1週間ほど。これまでに70点ほど描いた。