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オリックスのエース金子が満場一致で「沢村賞」初選出

東スポWeb 10月27日(月)17時0分配信

 沢村賞選考委員の堀内恒夫氏、平松政次氏、村田兆治氏、工藤公康氏(北別府学氏は所用で欠席)はこの日、都内のホテルで話し合い、満場一致で金子を選んだ。金子は今季、26試合に登板し、16勝5敗、防御率1・98の好成績を残し、エースとしてチームの2位躍進に大きく貢献した。

 沢村賞の選考基準には7項目あり、1=登板試合数(25試合以上)2=完投試合数(10試合以上)3=勝利数(15勝以上)4=勝率(6割以上)5=投球回数(200イニング以上)6=奪三振(150個以上)7=防御率(2・50以下)となっている。

 委員長を務めた堀内氏は「7項目中5つをクリアした。2年連続で結果を出した」と金子の選考理由を説明。工藤氏も「防御率1点台は金子だけ」と絶賛した。欠席した北別府氏も「上回る投手がいない」と金子を推薦していた。

 一方で、金子がクリアできなかった完投数(4)と投球回数(191)について、堀内氏は「沢村賞の権威を高めるためにも選考基準を変える必要がある。パ・リーグはDH制があり、セ・リーグは(投手が)打席に入る。いろいろな条件があるので選考基準も見直さないと。クオリティースタート(6回以上を3自責点以内)を考えてもいいのでは」と先発、中継ぎ、抑えと役割分担が明確になっている現代野球に沿った基準変更の必要性を訴えた。

最終更新:10月27日(月)17時5分

東スポWeb

 

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