トップページ社会ニュース一覧戦後最悪の火山災害 御嶽山噴火から1か月
ニュース詳細

戦後最悪の火山災害 御嶽山噴火から1か月
10月27日 5時45分

戦後最悪の火山災害 御嶽山噴火から1か月
K10057139811_1410270616_1410270626.mp4

57人が死亡し、戦後最悪の火山災害となった御嶽山の噴火から27日で1か月です。
今も6人の行方が分からない一方で、ふもとの自治体では旅館や飲食店などでのキャンセルが相次いでいて、多くの観光客が集まる火山の防災対策をどう充実させていくのかが大きな課題となっています。

先月27日、多くの登山客でにぎわっていた御嶽山で起きた噴火では、噴石が直撃するなどして57人が死亡したほか、6人の行方が今も分かっていません。
噴火から1か月となった27日、ふもとの王滝村と木曽町で、噴火した時刻と同じ午前11時52分に職員や住民が犠牲者に黙とうをささげます。
一方、火口から4キロの範囲では今も入山規制が続いています。
ふもとのスキー場は、この冬、営業できるかどうか危ぶまれていて、村民の2割がスキー場に関わる仕事に就いている王滝村では、生活にも大きな影響が予想されます。
さらに、地元の商工会によりますと、木曽町と王滝村では旅館や飲食店などで予約のキャンセルが相次いでいます。
こうしたなか、火山の噴火による被害を防ぐため、兆候を捉えにくい水蒸気噴火への対応も考慮に入れた観測態勢の強化のほか、登山者や住民への情報提供の在り方の見直し、さらにはシェルターの設置を求める声が上がっています。
戦後最悪の火山災害から1か月、多くの観光客が集まる火山の防災対策をどう充実させていくのかが大きな課題となっています。

関連ニュース

このページの先頭へ