高速道路料金の支払いに設定しているクレジットカードが延滞状態の場合、ETCカードがいきなり使えなくなることはあるんでしょうか?
延滞しているのは自分が悪いとはいえ、高速道路の料金所でいきなりバーが開かなくなったら困る…という方は多いと思います。
ETCカードは有効期限しかチェックされない:
結論から言ってしまうと、ETCカードは有効期限が切れてさえいなければ問題なく利用可能です。
例えば利用限度額がいっぱいのクレジットカードがあり、クレジットカード本体のほうではもう1円も余分な買い物が出来ない状態だとする。しかし、ETC車載器の中に挿入されているETCカードには、その『利用可能残高が0円な状態』という記録はもちろん入っていないため、高速道路料金の支払いには問題なく使えるのです。
専門的な用語でいうと、『ETCカードはETCゲート通過時に、利用承認を取らない』ということになります。
クレジットカード本体が延滞していてもOK:
では、クレジットカードの支払いを遅延してしまっている場合はどうなのかというと、これもOKです。
前述のようにETCカードは有効期限さえ切れていなければ料金の支払いに使えるカードです。親となるクレジットカードでいくら長期に渡る延滞を起こしてしまっていたとしても、ETC車載器が読み取るのは所詮はETCカードの有効期限くらいなので、ETCカードが手元にある以上は使えるのですね*1*2。
高速道路上にもそんな注意書きはない:
事実、高速道路上には『ETCカードの有効期限にお気をつけ下さい』という文字はあっても、『クレジットカードの利用限度額にご注意ください』や『クレジットカードを延滞している方はETCカードが使えません』といった文字はありません。気をつけるべきは有効期限だけなんです。
- 存在:有効期限に置きをつけ下さい
- 存在しない:限度額にご注意ください
- 存在しない:料金の延滞にご注意ください
以上、クレジットカードを延滞している場合、ETCカードは利用できるのか?また、利用限度額いっぱいまで利用している場合はどうなる?…という疑問解決でした。