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福島知事に内堀氏初当選

2014年10月26日20時20分  スポーツ報知

 任期満了に伴う福島県知事選は26日、自民、民主、公明、社民の各党が支援した前副知事の内堀雅雄氏(50)が、共産党と新党改革が支援した元岩手県宮古市長の熊坂義裕氏(62)ら5人を破り、初当選した。東日本大震災と東京電力福島第1原発事故後、初の知事選。震災復興と原発政策が争点となったが、各党が相乗りで内堀氏を支援したこともあり、議論は深まらなかった。

 安倍政権は、知事選で原発再稼働が否定されなかったとして、再稼働に向けた手続きを進める構えだ。自民、公明両党は7月の滋賀県知事選に続く敗北を免れた。今後は、米軍基地問題がテーマとなる11月の沖縄県知事選が最大の焦点となる。

 内堀氏は当選後、福島市内の選挙事務所で「自分の使命として、福島の復興に全身全霊をかける。まずは避難地域の復興に力を入れ、福島県を活性化させる」と述べた。

 現職の佐藤雄平知事から事実上、後継指名された内堀氏は多数の業界団体からも後押しを受け、組織力を生かし終始リードした。選挙戦では「復興の時計の針を止めてはならない」と2期8年の佐藤県政を支えた実績を訴え、即戦力をアピールした。

 熊坂氏は県政の刷新を掲げ、全国の原発再稼働反対を訴えた。出身地の福島市を中心に支持拡大を狙ったが届かなかった。

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