長期連載「罪と更生」が単行本に 法律文化社から出版
犯罪に手を染めた人が立ち直って社会で生きていくために、刑罰や再犯を防ぐ支援のあり方などについて現場から考えた西日本新聞の長期連載「罪と更生」を基に加筆した「ルポ・罪と更生」が法律文化社から出版された=写真。
取材班は昨年の秋まで2年にわたり、九州をはじめ各地を訪問。刑務所や少年院、出所後の生活を見守る保護司や保護観察官、福祉の専門家、法曹三者などに取材を続けた。知的障害者や認知症の高齢者が万引などを繰り返す累犯を断つための福祉のサポートから、裁判員裁判、更生保護、刑務所と少年院、死刑、加害者・被害者の家族などをテーマに現状と課題を描いた。章ごとにキーワードの解説も添えた。
252ページ。2300円(税別)。法律文化社=075(791)7131。
=2014/09/24 西日本新聞=