巷のB級ニュース“小”ネタを毎日配信!

ウルフルズやフジファブリックなども上がった老舗ライブハウスは、築100年の歴史ある佇まいだった

2014年10月27日 08時15分

ライター情報:はなふさ ゆう

風情ある京都の街並に溶け込む外観

[拡大写真]

日本全国津々浦々、大小さまざまなライブハウスが存在する。キャパの違いだけでなく、個々の「箱」ごとに独自の世界観があるところが魅力だ。無数のバンドステッカーや落書きは音楽の歴史を物語り、煙草のヤニで汚れた壁やボロボロになった冊には、長い間その空間を共にしてきた演者とファンの思い出がしみ込んでいる。

ライブハウスが「箱」と呼ばれるように、箱の“中身”は扉を開けた人にしか分からない。大きなドームやスタジアムも良いけれど、地下へと向かう暗い階段をくだり、重たい扉を開けた先に広がるキャパ100〜300人の空間には、思いがけない世界が広がっているものだ。

【元酒造のライブハウスが存在する!】


さて、そんなライブハウスのなかでも日本屈指の個性を放つ箱が、京都に存在する。その名も「磔磔(たくたく)」。2014年4月で40周年を迎えた老舗のライブハウスは、築100年を誇る。

ライブハウス「磔磔」は京都下京区・四条駅の仏光寺そばに位置し、風情溢れる京都の街並に溶け込みながらも、ひっそりと不思議な雰囲気を醸し出す。実はここ、取り壊されるはずだった酒蔵を手作りで改築し、ライブハウスへと生まれ変わった場所なのだ。酒好きとしては、なんともテンションが上がってしまう……! 

実際に会場に足を踏み入れると、まず目に飛び込んでくるのが大きな柱だ。数あるライブハウスのなかでも、客席中央に柱がある場所はそうそうない。この柱は、「磔磔」のシンボルなのだ。

建物の構造上、演者の登場の仕方もユニーク。通常演者はステージのそでから現れるが、ここでは楽屋が2階にあるため演者は客席後方の階段を下り、客席を通ってステージに登場する。さすが元酒蔵! 

演者がステージに上がると、その目線が客とほとんど同じ位置にあることが分かる。ステージと客席に大きな段差がないため、一体感が尋常ではない。通常キャパ100〜300人のライブハウスであっても、ステージが高かったり冊があったりと演者との距離を感じる場所も多い。
関連キーワード

ライター情報: はなふさ ゆう

研究生活を送るかたわら、ウェブサイトや雑誌で執筆をする自宅警備員
Twitter:@HanafusaYu

注目の商品