自己満足っていい言葉ですよね。
自己満足でいいじゃないか
ぼくのまわりには、「自己満足」を動力源にしている人がけっこういます。仕事にせよ、趣味にせよ、「なぜそれをやっているか?」という問いに対して「極論、自己満足のためですね」と答えられるような人です。
自己満足というのは、その活動をする理由を、自分のなかだけで完結できるということです。外部の評価に左右されずに、活動を続けられるということです。自己満足を追求して活動を続けていけば、自然とその人は抜きん出ることになります。
現に、ぼくはこのブログを自己満足のために書いてます。ブログ書くとすっきりするんですよね。うんこみたいなものです。あとはアクセスが上がっていくと、ゲームみたいで楽しいんですよ。アフィリエイトなんかは完全にゲーム感覚です。そんなこんなで、いつの間にかプロブロガーになってましたよ。
一時期は、「ブログで社会を変えてやるぜ!」的なことを思っていましたが、最近は「いや、これって普通に自己満足で書けばいいよな…」と冷静に思うようになりました。
なぜかというと、自己満足の方が、いいものが生み出せるんですよ。自分を満足させるのは簡単じゃないですから。
「うあー、これはいい文章書いたなぁ」と思えるような記事は、やっぱり社会にとってもインパクトがあるものです。「自分がファーストユーザーになれ」という言葉をスタートアップ界隈で聞いたことがありますが、まずは自己満足できるものを世の中に出す、というのは戦略的にも合理的だと思います。
変に自分以外のユーザーの顔を見てしまうと、本当に作りたいものから逸れてしまったりしますしね。他人だけが満足して、自分が満足できないようなプロダクトづくりは、まずもって長続きしません。すぐ疲れて質が落ちて撤退しますよ、それは。
自己満足という言葉がネガティブに使われるのは、なんか変だと思うんですよねぇ。いいじゃないですか、自己満足、最高ですよ。自己満足できている人というのは、自分の人生を楽しめている人だと思いますよ。
そんなことを思ったのは、「じこまん」というロードバイクマンガを読んだからなのでした。漫画家の玉井雪雄氏がロードバイクにハマっていく実体験を描いた作品です。いいんです、自己満足で。
大ヒット中の自転車ロードレース漫画『かもめ☆チャンス』の著者・玉井雪雄氏が描く、アラフォーメタボ男の自転車(ロードバイク)を楽しみつくす方法。 本当にあなたの人生を変えちゃうかもしれない一冊。 他の誰でもない「自分」を「満足」させたかったら『じこまん』読むべし読むべし!!
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