ポータブルの蛍光X線分析計(商品名:Inov-X等)で合金成分(クロームとモリブデンの有無)を分析するのが良いと思います。
大手の非破壊検査会社(www.hihakaikensa.co.jp等)なら当該分析計を持っています。
一か所あたり数分でその場で結果が出ますよ。
この手の検査には大きく非破壊と破壊検査があるが非破壊は製品で可能です
よくSUS304とSUS316を区別・判別する場合に、両者の材質の違いから
モリブデンの含有の有無をモリブデン・チェック液で検査したことがある
黄色い液をたらし変色すればモリブデンが有りで、SUS316だろうと想定する
同様にしてSCM430ならばモリブデンが入っているので証明できるんじゃ?
簡易的に焼きを入れて、簡易硬度計で確認すれば、SPCCとの差は判別できます。
熱処理屋に内部組織の写真を撮ってもらうようにお願いしたら如何でしょうか。
焼の入らないSPCCなら、内部組織はフェライトと結晶粒界しか見れない筈です。
SCM430の生材なら、カーボンが0.3%あるので、金属組織はフェライト+パーライトになります。焼入れ後ではマルテンサイトになるので、組織を確認できれば簡単に判断できます。
現場的には、もう一度焼き入れしてみるのが手っ取り早いでしょう。
ガセットガスのバーナ(ガスコンロ)で精一杯焙って水焼き入れして硬さを測定。
溶接用バーナは別として、極端に過熱することはありません。
大型部品ならセンチ角ぐらいに切り取る。
SPCCは黒皮の出来具合が違うようで区別もつくようですが、それも判断不要です。
この記事は役に立ちましたか? |
携帯からもご覧いただけます! |
ログインすると技術の森に質問を投稿できます!
|