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菅野、変化球解禁!初めて捕手座らせ45球「不安も痛みもない」

2014年10月27日6時0分  スポーツ報知
  • ブルペンで捕手を座らせて、力強く投球する菅野

    ブルペンで捕手を座らせて、力強く投球する菅野

 巨人の菅野智之投手(25)が26日、G球場で右肘じん帯の部分損傷後初めて捕手を座らせてブルペン入りし、45球投げ込んだ。大竹寛投手(31)は右肩痛から復帰し初めてフリー打撃に登板。シーズン終盤に離脱した2人の右腕が、来季へ向け早くも復活をアピールした。1軍は27日からG球場で秋季練習がスタートする。

 ラスト1球の直前、菅野はブルペン捕手に「厳しめに構えてください」と依頼した。徐々に強度を上げて迎えた45球目。右打者の外角低めに伸びのある直球が決まった。捕手が座るのは、右肘を負傷した2日のヤクルト戦(神宮)以来、24日ぶり。ブランクを感じさせない力強い投球に「良かったと思います。ある程度、力を入れて投げられました」とうなずいた。

 チームは日本シリーズ進出を逃したが、菅野には「今年中に100%の状態にする」目標がある。来季に向け、不安を払拭してオフを迎えるためだ。この日は負傷後初めて変化球も解禁。スライダー6球、カーブ9球、カットボールを2球披露し「変化球を投げても不安はなかった。痛みもないです」と順調な回復ぶりをアピールした。

 今季は初めて開幕投手を務め、チームトップの12勝。最優秀防御率(2・33)のタイトルも獲得した。「(開幕投手は)何年も続けて任されるようにしないといけない」とすでに2年連続の大役に意欲を示し、来年に向けた戦いは始まっている。「週明けにもう一度ブルペンに入って球数を増やしたい」。CS最終Sで登板できなかった悔しさを胸に、完全復活を目指す。(片岡 優帆)

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