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【冴月麟】8/16のC62サクカ少女問題についての反論

8/16の一件について私がTwitterで言ってしまったことを、ブログにまとめます。
8/16の件とは「桜木李杏さん(@cynthia_koko)がコミケ二日目に、撤収中のZUN氏に『C62の上海アリスのサークルカットに描かれている少女は何者なのか』と聞いたところ『彼女は適当に作ったキャラで、本編とは関係のなかったキャラだ』と言い、それが『冴月麟≠C62サクカ少女を決定づける証拠だ』と世間に広がってしまったこと」です。
私もその時その場所にいました。

何が言いたいか要約すると、
・先日の一件は忙しいところを強引に聞き出した情報だったので、公式情報として広まるには余りにも不安定であること
・「冴月麟=C62サクカ少女」を完全に否定するのは勿体無いということ
です。


確かに昨日、私たちはC62サクカについて本人に直接聞きました。
ただこれ、少しいわくつきで、俺はとても本当のことを聞き出せたと思えないのです。
前もって言っておくけど、昨日同行していた方は掛け値なしに尊敬してるし、桜木さんがずっとこの件について聞きたかった気持ちも痛いほどよく分かります。俺が問題だと思っているのは、その行動そのものの善悪問題と、その結果もたらされた「今真実になろうとしていること」の正しさへの疑問です。
言ってしまうと、昨日の行動は明らかに「迷惑行為」でした。
列に並んでいるならまだしも、「邪魔だから帰ってくれ」と言われているところを無理矢理強行して聞き出そうとしました。当然私もそこにいたわけだけれど。
当然それを聞ける時間や、ZUN本人が突然そのことについて考えて回答できる時間は限りなく短かった。
つまり俺は、「帰ってくれと言われても帰らない迷惑な取り巻きをあしらうために、本当にテキトーなことを言ったのではないか?」ということが言いたいわけです。
確かにZUN氏は「C62サクカの少女はその場で描いた」とは言われました。
しかし、果たして本当に「迷惑な取り巻きだった」私たちが聞いたことを、正式なインタビューとして記録していいのだろうか?と思います。
これは事実というより人道的な問題だけれど、昨日の一件で全てを結論づけるのは良くないと思うのです。

ここから先は【余談】になります。

俺が昨日の件を否定したい理由は、「冴月麟=C62サクカの子」という選択肢を完全に「否定」することは東方二次創作において非常に良くないことだと思うからです。
(個人的に二胡を持った麟ちゃんが好きだから、というのもあります)
この件を本当の真実にして、世間に広めてしまうと、ZUN本人がどう思ったかはこの際あまり価値をおかないとして、それによって生まれた考察から作られた「二次創作」を否定することになります。
それは二次創作者を救ってはいないし、「冴月麟=サクカ少女」という可能性を完全に否定するのは、これから先も勿体無いことです。
つまり何が言いたいかと言うと、先ほどの記述(情報が不安定であること)で一応の抜け道を作ったので、どうか二胡を持った冴月麟ちゃんの二次創作を作るのを止めないでください。とお願いしているのです。
桜木さんの言いたいことも分かるけど、躍起になってそれを否定するのは悲しすぎることだ。
それに桜木さんの二次創作の前から麟ちゃんの考察は進んでいた。全て自分の責任だと気負って彼女の「姿」を殺してしまうことは勿体無いことだし、これから生まれる想像力を削ぎかねない。
二胡を持った麟ちゃんの世界は、あるのだ。

つまり、一気に否定するのは勿体無いとゆーことです。そんな世界もあっていいじゃないか!という、東方らしい終わり方で終わらせたいわけです。


あなたはこの件についてどう思いますか?

最後に、桜木李杏さん本人の一連のツイートと、それによる本人の感想を貼り付けておきます。


桜木さん本人も「冴月麟」という名前は聞くときに一度も使っておらず、「冴月麟≠C62サクカ少女なのか」ということが聞きたかったわけではないということが分かります。

つまり一般的に認知されてしまったその説のことを今回聞いたわけではない。それを断定する要素はまだ少ない ということです。


以上です。問題があれば記事を修正・適宜更新します。