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【大リーグ】

青木代打で併殺打

2014年10月27日 紙面から

◇WS第4戦 ジャイアンツ11−4ロイヤルズ

 試合の流ればかりか、シリーズの流れを変えかねない痛恨の打席となった。ロ軍が4−4の同点に追い付かれた直後の6回無死一塁、2戦連続で先発から外れていた青木は代打で登場。「最悪でも(走者を)二塁に進めるっていうのは頭にあった」と集中力を高めて打席へ向かったが、初対戦となった救援右腕ペティットの1ボールからの2球目、真ん中付近ながら微妙に動く87マイル(約140キロ)の直球を捉えきれず、これぞ最悪といえる一ゴロ併殺に倒れた。

 打球は球足の速いゴロだったが、一塁手の真正面。「真っすぐ系を待っていたけど、ちょっとシュート気味だったから少し(バットの)先の方になってしまった。結果が最悪だった。何とか仕事はしたかったが…」。青木はいつになく歯切れが悪かった。

 送りバントも考えられた場面で青木に強攻策を命じたヨースト監督は「ノリ(青木)のバットは振れているし、バントなら(次打者の)エスコバルと思っていた。あの場面は1点ではなく、2点を取りにいった」と説明し、併殺打を責めたりはしなかった。

 WSはこれで8打席無安打。5戦目以降のスタメン起用も不透明な状況となったが、「流れは悪くないと思うし、まだ五分五分。とにかく明日取って、次につなげたい」と必死に前を向いた。

 

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