物流・ロジスティクス
荷主との関係に悩む
2014.10.27
荷主との関係で悩みを持つ運送事業者は少なくないが、その内容は様々だ。
機械類がメーンのある大阪の運送事業者は、「今春の消費増税前は売り上げが2倍に増えたが、4月に入ってからの反動が特にひどい」と嘆く。「ヒマだからと下請けで新しい仕事をもらうと、逆に頼まれたときに断れないので、気軽に仕事を増やすこともできない。荷主に合わせて閑散期に仕事がなくなってしまうより、運送会社の下で仕事をもらう方が、仕事がなくなる心配はないが...」と言う。
別の運送事業者は、「ドライバーを運転の仕事に集中させてやりたい。積み込みなどの付帯作業は別に雇って欲しい。うちのドライバーは荷主の社員ではないし、拘束時間もドライバーの負担も軽減できる」と言う。
また、「ウチは全国に協力会社のネットワークを持つことで、困りごとの相談があった時でも、業者を紹介することができる。その場合、自分は利益に絡ませないようにしているが、めぐり巡って何かの形で、利益は戻ってくるものだ」とした。
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