赤瀬川原平さんが死去 前衛芸術家、芥川賞作家死去した赤瀬川原平さん 路上観察などで知られる前衛芸術家で、流行語となった「老人力」の生みの親でもある芥川賞作家の赤瀬川原平(あかせがわ・げんぺい、本名克彦=かつひこ)さんが26日午前6時33分、敗血症のため東京都町田市の病院で死去した。77歳。横浜市出身。 「尾辻克彦」のペンネームで執筆した小説「父が消えた」で81年、芥川賞を受賞。98年のベストセラー「老人力」では、物忘れや体力の衰えに肯定的な価値を見いだして流行語になった。 野間文芸新人賞、毎日出版文化賞特別賞を受賞。他の著書に「超芸術トマソン」「千利休」「新解さんの謎」など。直木賞作家の赤瀬川隼さんは兄。 【共同通信】
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