香港=古谷祐伸
2014年10月26日19時36分
行政長官選挙の制度改革をめぐり、抗議の占拠を続けている民主派の学生団体らは26日午後、香港政府に対する要求をデモ参加者らに問う「広場投票」を中止すると発表した。26、27日夜に実施する予定だったが、「検討が十分ではなかった」と謝罪した。
会見した民主派によると、デモの参加者から「内容が複雑で、理解できない」などの声が寄せられたため、この日の朝、話し合って中止を決めたという。学生団体の代表は「今後は占拠を続ける人たちとコミュニケーションを密にしていきたい」と話した。
投票では、香港政府が21日の対話で提案した中国政府への報告について「中国側が示した立候補を制限する仕組みの撤回を求めてもらうことに賛成かどうか」など2点を、占拠支持派に限って尋ねる予定だった。だが、デモ参加者からも「賛成している人に改めて聞いても意味がない」などの声が出ていた。
一方、占拠に反対する親中派団体が25日から始めた署名運動では、2日間で約65万人分が集まったという。また、25日夜に九竜半島で開かれた、占拠に反対する別の団体の集会では、取材していたカメラマンや記者ら4人が参加者に押し倒されたり服を破られたりした。現地メディアによると、参加者は集会を生中継しないことに不満を示していたという。(香港=古谷祐伸)
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朝日新聞国際報道部
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